草野球 練習メニュー | 2012年11月27日
草野球ってなかなか人数も集まらないし、集まれる時間も少ないし、その中で効果的に上手くなっていくのって難しいですよね。
草野球チームを作って、主要なメンバーも固定されてくると問題になってくるのが、練習メニューではないでしょうか。
シートノックやフリーバッティングなど定番のようにみえますが、ノッカーは内野ノックの他に外野フライの技術が必要となり、ほぼ経験者がノッカー役となるので、ノッカー役の人が練習ができない、また投手もコントロールが良くないと練習にならないし守備がダラける原因になります。
そこで、シートノックやフリーバッティングができるレベルになる為、またグランドが2時間しか取れないけど、全員のレベルを上げたい人の為のオススメの草野球練習メニューを紹介します。
■準備する物
バット2~3本 / ボール30~40球
■人数
7~11人
■スケジュール
1.キャッチボール(10分)
2.ボール回し(15分)
-休憩(5分)
3.投球練習+バント練習&内野ノック(35分)
-休憩(5分)
4.外野練習(30分)
5.シートノックもどき(10分~)
集まった人数で普通に行いますが、重要な点は意識です。慣れてくるとただの肩慣らしのように適当に投げ合ってしまいますが、そこを我慢して相手の胸元めがけて
コントロールしていきましょう。
それができるようなったらクイックで投げたりとバリエーションを出していきます。
各ベースに立ち、右回り、左回り、クロスなどしていきますが、ここで重要な事は試合を想定して行うことです。
キャッチボールは出来るけど試合では悪送球になることが多い人はけっこう見かけます。これはボールを取って素早く投げるという二つのことを連動して行う練習をしていないからです。
この練習ではボールを投げる選手に試合を意識させるために「ランナー走ってる!走ってる!」などの声かけ・指示を出し試合を想定して取ってから素早く正確に投げてもらうように意識させます。
チームで練習するとなると、なかなか投球練習ってできないですよね。
マウンド使うと他の選手はグランド使えないし、フリーバッティングだとコントロールがよくないと守備の選手が暇になるし…。
ここではまずマウンドを投手、ホームに捕手と打者をおきます。打者は打たずにバントの練習、投手はもちろん投球練習です。投手レベルにもよりますが、投手は30~60球で交代、打者は10~20球バットに当たったら交代にします。
残りはホーム横から内野ノックを行います。人数が多ければ一塁に向けてノック組と三塁に向けてノック組に分かれてもよいです。
この練習では、まず守備力アップを狙って行うので、ノッカーは厳しめに打つといいと思います。
ここも臨機応変に全員外野ノックでもいいし、ライトフライ組とレフトフライ組に分かれてもいいですし、投手組は投球練習を続けててもよいと思います。
最後の余った時間はシートノックで総仕上げです。経験上、外野なしの全員内野ノックがオススメです。外野をつけると内野にボールが回ってくる機会が減るの時間がかかり、効率が悪くなります。
草野球にもレベルはあり、今回の練習メニューは小学~中学野球レベルの草野球チームを対象としました。
中学野球レベルでも勝てるチームと勝てないチームがいます。勝てるチームになるには、まずボールが取れることです。
このレベルでの試合となると守備力が勝負を分けます。基本の取って投げる練習をたくさんできるように、たくさんボールに触れるように練習メニューを組んでください。攻撃は四球待ちと盗塁とバントがあれば点が入ります。
そもそも草野球は練習時間も少なく守備連携に時間を割けません。バント処理などの練習はほぼしないし、逆にそこが上手いチームはそもそもレベルが一つ上です。勝つにはさらなる練習が必要になるでしょう。
最後になりますが、毎回同じ練習をすると、マンネリ化してしまうので、チームで考えながら臨機応変に練習メニューをアレンジしていきましょう!
それではよい草野球ライフを!
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