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2015年シーズン、新規参入

プロ野球でもキャンプが始まり、俗にいう野球シーズン到来。
東京スカイツリーグも2015年シーズンに向けて始動した。
今季も新規参入チームが多数あり、更なる盛り上がりを見せるはずである。

今回、新規参入球団の中、渡辺WINSにスポットを当てた。
ちなみにチーム名称の所以は

渡辺：会社の野球部のため、社名の【渡辺電機工業】から。
WINS：発足当時販売していた製品の【WINS LINK】から組み合わせた造語だそうだ。

投手陣が整備された未経験者中心の野球好きチーム

投手陣が整備された未経験者中心の野球好きチーム。
一見するとおかしな言葉に聞こえる。
しかし、渡辺WINSを一言で表すと、この言葉が一番適している。
監督自身もそう表現している。

野球未経験者が多い中、
現時点で左の山内監督を含め、右の八重樫(15)、期待の若手・海辺(11)と投手三本柱が確立されているのだ。

「投手は、若手を中心に今年育成に努めます。
投手登録をしていない選手数名が投手目指して練習を開始します。
リーグ戦に登板できるのは少し先になるかと
思いますが、早く経験を積んでもらうつもりです。」

そして更なる飛躍を遂げるため、若手投手をさらに育成中とのこと。
果たして投手として大成する選手がどれだけ出てくるか。
チームとして成長していく姿が楽しみである。

守備を前面に押し出した野球

スカイツリーグでは打力を中心に見られがちであり、破壊力のあるチームが多い。
その中で渡辺WINSは守備重視のチームだ。

監督の山内はこう語る。
「四球を出さない、打たせて守る全員野球のチームを目指します。」
「守備力の向上を、皆で実現したいと思います」

投手陣が余計な四死球を出さずに安定した守備を誇れば、
相手チームにビッグイニングを与える機会が減る。
コツコツ戦う試合は蔵人好みの試合になりそうである。

まずは1勝。ししてトーナメント進出へ

守備重視の渡辺WINS。
まずは1勝目を当然目指す。
しかし、その道は決して簡単ではない。
というのも渡辺WINSが入ったグループは
リーグ最高クラスのプレアデス、好打者が揃うスレイヤーズ、
YOSHIMASA(29)、OSAMU(23)のダブルエース擁するPeAngelsと難敵が多いのだ。
同一リーグのチームを見て山内監督は強気のコメントを寄せてくれた。

「勝負はやってみなけりゃわからない！
しかしながら、正直実力差は相当大きいと思っています。

胸を借りるつもりで、思い切りぶつかりたいと思います。
難敵に臆せず、是非対戦させていただきたいと考えています。

昨年、リーグ加入の検討をしている時に、Pe Angelsさんの試合を見学したのですが、
YOSHIMASAさんのストレートの球威に、とても感激しました。
是非対戦させていただきたいです。」

参加を決意させたPe Angelsとも直接対決となるグループ。
実力差は相当大きいという言葉もあったが、
その実力差がそのまま結果に結びつかないのが野球の面白いところ。
監督の言葉の中にもあったが胸を借りるつもりで、思い切りぶつかること。
これが何よりも重要である。
また、強敵と戦うことで経験値はかなりのものとなる。
自分のチームに欠けているものが何かを見つけることもできる。
むしろ、新規参入チームにとってはメリットしかないといってもいいであろう。
戦いの中で学び、成長する。これができれば大きく飛び立ち、また勝利にぐっと近づくだろう。

「チームのモチベーションは非常に高いです。特に自分が一番高いと思います（笑）
早くリーグ戦がしたくて、ウズウズしながら、日々素振りに勤しんでいます。」

新規参入だからといって遠慮する必要など全くない。
台風の目となって東京スカイツリーグを盛り上げていってくれることを期待する。