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2017年の草野球ワールドシリーズの決勝戦はなんとプロ球場で開催されるようだ

2017年シーズンを前に、大幅なリーグ規約の変更や、プロ球場によるWS決勝などを次々とリリースしたスカイツ運営。こうした変化の裏にある意図を、勝手に読み取ってみたい。

規約変更の陰にある「問題」と「期待」

今回の規約改正についての詳細は、該当ページを是非熟読してほしいと思うが、注目したいのは試合日程についての項目が多いことである。対戦相手の決定方法や試合時間、リーグ戦やカップ戦の期間などについて、細かく変更が発生している。

おそらく、カップ戦も含めると過密日程となってしまい、強豪チームほどリーグ戦の日程の消化が難しい状況を考慮してのものと言えるだろう。まるで銀河系軍団である。

また、試合日程が過密になるほど、結果報告や試合コメントの作成も雑になり、スカイツならではの魅力が低減してしまっている現状を危惧しての変更と予想される。

【第11条】試合形式
●試合後のコメント
試合後のコメントは、試合日から3日内にチーム専用管理画面から登録を心がけること。また、試合後のコメントは「作成中…」「のちほど…」などの中身のないコメントの使用は禁止とする。
リーグ規約について

チーム数の増加で満足せず、「参加者たちのため、魅力あるリーグ作りをしていこう」という期待あふれる提案であるとも受け取ることができるだろう。

新リーグ規約で、勝ち点算出はより「現場主義」に

新規約の下では、従来と比べてリーグ戦の重要度が増している。特例のリーグ戦の延長措置や、試合のキャンセル時に発生する勝ち点にも変化がある。

具体的に言えば、従来は対戦直前のキャンセルで不戦敗となっても、勝ち点4を獲得することはできた。しかし、新規約では勝ち点にマイナスが発生するため、実際に試合をしたチームがリーグ上位に上がるようになっている。

【第10条】対戦直前のキャンセルについて
対戦日から8日前までのキャンセルの場合は不戦敗扱いとなり、相手チームに勝ち点6、自チームに勝ち点-6を与える。ただし、不戦勝を受けたチームは不戦勝の試合日から3日以内であれば、試合の無効（対戦相手のみ勝ち点-6を付与）を行うことができる。
東京スカイツリーグ リーグ規約について

蛇足だが、勝ち点よりも試合がしたいチームにとっては、不戦勝で試合数だけが増えてしまうことは迷惑この上なく、その対策として試合の無効が行なえるようになったことは、スカイツらしいルールになったと言えるだろう。

新リーグ規約の元では、いかにメンバーをしっかり集めて、正しいルートから試合を申請できるかが着実に勝ち点を積み重ねるために大事になりそうだ。

各チームはオフシーズンの間に、ぜひ基本的な運営力の強化に取り組んでほしい。
試合の「現場」にいられるチームが強いチームなのだ。

「スカイツの奇妙な冒険」が始まる

新規約では、草野球ワールドシリーズの決勝戦の舞台についての記載が追加されている。

【新規】決勝戦：12月から2月のプロ球場（西武プリンスドームなど）にて行う。
※グランド確保が困難な場合は大田スタジアムなどを用意する。
東京スカイツリーグ リーグ規約について

これは草野球の概念を覆すチャレンジングな試みだと言っていい。

決して運営にお金ができたから借りるわけでもない。
また、お金があれば借りられるわけでもない。
一重に運営努力の賜物である。

野球を始めた頃は、グラウンドがあればまず幸せだった。
公式戦で、初めて「球場」で野球をした時、思わず背筋が伸びた。
甲子園球場やプロ野球のスタジアムは、憧れの対象でしかなかった。

それがスカイツに参加する選手たちである。

しかし2017年。
スカイツは、その憧れ、夢舞台を現実にする可能性を手にした。
「ドーム球場は打球が良く飛ぶ」ことを実感として感じられるかもしれない。

ありのまま今起こったことを話すぜ。
草野球リーグに参加したら、気がついたらプロのスタジアムに立っていた。
何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとかドッキリだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと幸せなものの片鱗を味わったぜ…


一生語れるエピソードと感動。
草野球の可能性を探求する冒険はまだ始まったばかりだ。

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