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貧打を払拭した「走」「打」のニューパワー

LFDについては、一昔前は貧打のイメージがあった人も多い。
チームの当事者たちも貧打を自覚していたというが、そのチームが劇的な変身を遂げた。

その立役者になったのが、2015年加入の堀越、そして2016年加入の吉原の両名である。

▼成績別チームランキング - チーム得点(1試合平均)
http://ts-league.com/game/teamrank.php?category=2&year=2016

堀越(11)　出塁率：.486　盗塁：27
吉原(7)　打率：.500　長打率：1.313　本塁打：3　打点：17

圧倒的な走力で塁を盗みまくった堀越は圧巻のシーズン27盗塁。
出塁させてはいけない選手だが、出塁率が昨シーズンと比較して伸びたため、俊足が強力な武器に進化した。

そして今シーズンから加入した最強の大型新人吉原は、デビュー二戦目で3本塁打と暴れまくり、終わってみればリーグ戦には6試合しか出場していないのにも関わらず、17打点という衝撃のルーキーイヤーとなった。

この二人の活躍により、2015シーズンは1試合平均4.20だった数字は、10.10にまで飛躍し、持ち前の守備力に加えて待望の攻撃力を手にすることができたのだった。

得点を生み出す「役割分担」

上記の二名に刺激され、チーム内の多くの選手も好成績を記録した。

数字上面白いのは、チームの「役割分担」がしっかりしていることである。

チームの中で、「打点が多い選手」と「盗塁の多い選手」がくっきり分かれているのである。

スカイツのチームに多いのは、能力の高い野球経験者が積極的に打って走ってと多くの役割を担っている状況だが、そうではない分業体制ができているのが面白い。

逆に分業がしっかりできているからこそ「全員が得点に絡む」野球になっているのである。ホームに返した打者も嬉しいし、ホームに帰還して味方ベンチに迎えられるのもまた嬉しいものだ。

そういう経験を多くの選手ができているので、きっとプレーしていても楽しいことだろう。

「頼れる大黒柱」稲葉の安定感

今シーズンは若手の活躍がチームの躍進の中心にあったが、それをいつも支えている屋台骨が大黒柱の稲葉である。

終わってみればチームの首位打者と打点王であり、そして全ての試合に出場しながらチームを指揮し続けた姿は、替えが聞かないスペシャルな存在であることを印象づける。

選手としても高レベルのパフォーマンスを発揮したが、今シーズンは得点力という課題を克服したそのチームマネジメントも光った。

頼れる大黒柱の元で、チームが躍動したLFD。

稲葉(14)　打率：.516　長打率：.774　出塁率：.500

今シーズンは非常に良いシーズンとなっただろう。新しい武器を手にしたLFDが、来シーズンはどのようなチームを作って行くのか期待したい。

※個人成績については全試合にて計算しています。

［チームインタビュー］LFD 稲葉監督

2016年に当チームが、得点部門でリーグ内1位を取っていたとは、、、。大変嬉しいです。

当チームは、20代から50代の選手、女子選手も在籍しており、全員打ちが出来るこのリーグに魅力を感じて参加させていただいています。これまで当チームは、年間試合も多くメンバーが打席に立って生きた球を打っているはずなのですが、打率が低くなかなかチャンスで得点できないところが大きな課題でした。そんなチームが得点部門でリーグ内1位を取れたことは嬉しいです。

2017年は、チームの打率を上げることを目標に小さなことからコツコツとチームメンバーが一丸となって進んで行きたいとおもっております。また、リーグの皆様と野球を楽しめるようにしたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

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