【初級チームのステップ講座1】打つだけが野球じゃない。投手の癖を見抜き、盗塁成功率を上げるスランプのない機動力野球を目指す!?

初球チームのステップ講座 | 2014年5月15日

野球というスポーツを簡単に述べれば
投げて、打って走って得点の多い方の勝ち。

極論に近いが野球は大きくこの3原則で行われる。
その中で細かいルールのもと、緊迫した試合や大味の試合。
1試合1試合で全然違う内容になり、一喜一憂できる素晴らしいスポーツだ。

花形はホームラン。
エースが抑える。

野球をやったことがあれば、誰もが憧れるのはエースと主砲。
ただ、そのエースと主砲の脇を固めているのは何か。
それは守備力と出塁だ。

その中で今回は出塁に関して、機動力野球というものに着目して見よう。

盗塁だけが機動力ではない

機動力野球と聞いて脳裏に浮かぶものは何か。

「盗塁」

これが一番多いのではないだろうか。
盗塁することでチャンスを拡大させて、一打で得点を挙げる。

「そういわれても、うちのチームは走れる選手がいないから機動力野球はできない」

そう思うことも有るかもしれない。
しかし、盗塁だけが機動力野球ではないことをしっかりと把握してほしい。

塁に出たら投手を揺さぶる

ランナーが出たら、投手はどうなるのか。
まず、基本的にはセットポジションになる。
普段、振りかぶっているピッチャーはここで投球フォームが若干変わる。
そして、打者一人に手中することが出来なくなる。

ランナーはリードやスタートの構えだけで投手を揺さぶることが可能な選手と変貌する。
足の速い選手の場合は当然盗塁警戒でストレートタイプの球種が増える。
足に自信のない選手でも、怪しい動きを魅せている限り、何か仕掛けるのではないかと警戒をする。

その結果、打者に対して甘い球が行くことが多い。
好球必打。
つなげばつなぐほど、チャンス拡大。
そして得点に絡めていくことが可能となる。

牽制には注意。ベンチの指示も大切

注意するべきは牽制球である。
相手投手が常々ランナーを警戒するため牽制球は増える可能性は高い。
クイックの上手い投手の際には気を付けよう。

また機動力野球はベンチの指示が大事である。
グリーンスタートで盗塁を狙わせるのか。
タイミングをベンチが考えて塁を進ませるのか。
それはまたチームの戦略となるだろう。

自分のチームにあった手段を検討してみるのも面白いだろう。

自信がなくても盗塁はできる

足に自信のないから無理ということは決してない。
鈍足と言われる選手でも盗塁は決める。
また俊足と言われる選手でも盗塁が下手な選手もいる。
要は盗塁技術の差が大きいわけで、足の速い遅いはそこまで大きく関係ない。

盗塁技術について重要なところとしては
「投手の癖を見つける」
ことにあるのではないか。

投手の癖を盗むポイント

ある程度の投手はセットポジションの時点で牽制するのか、投球するのかを決めてるので、
そのところに投手の癖が現れてくる。

投手の癖として、軸足の動き、顔の向き、肩の開き、グローブの上げ方、牽制の回数などあるが、年に1回しか対戦しない投手の癖を見抜くのは難しい。
なので、1番癖が出やすいおすすめのポイントを紹介しておきたい。

投手の癖が出やすいおすすめのポイント

ずばり、セットポジションの時間である。
例えば、牽制時は2秒、投球時は3秒保持するなどで、一番癖が出やすいおすすめのポイントである。

ただし、ランナーに出てからではなかなか見抜くことができない為、他の選手が1塁にいる時にベンチで癖を探してみることをおすすめする。

もし見抜くことができれば、その1点を凝視することで、盗塁成功率が向上し、試合を有利に進めることができるだろう。

長打力のある選手が少ないからチャンスがつくれない。
ならば、長打力ではなく、足と洞察力で勝負。

グラウンドを縦横無尽に様々な選手が駆け回る。
これも野球の醍醐味の一つだ。

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