【初級チームのステップ講座2】明確なチーム方針が選手を安心させる。

初球チームのステップ講座 | 2014年6月6日

野球は純粋に楽しむもの。
面白ければ勝敗は二の次。

野球をやれることの喜びももちろんあるが、
そうは言っても勝った方がより楽しいものである。

チームには個々の能力に期待し、特定の指示を出さないパターンがあると思われる。
しかし、個々で考える野球というのはかなり難しい。

場面ごとの方針ではなく、年間を通じての方針を決める

まずは自分たちのチームを客観的に見てみること。
自分のチームの特色はどこか。
持ち味と弱点を明確にしてみる。

そして、弱点を補う形で戦っていくのか。
長所を生かしてのびのびと戦うのか。
年間を通じて、これを決めてしまうのが良いのではないか。

例えば、打撃陣は良いが投手力に不安のあるチーム。
ここで2パターンの選択肢が出てくる。

・大味野球の超攻撃型にする
・投手力育成を兼ねて守備力を鍛えていく

どちらが正解か。
もちろん正解などない。
どちらも正解だろう。

ただ、重要なことはどちらを選ぶにしても、その方針を変えないことだ。

投手陣が踏ん張ることが出来ないのならば、打撃重視に切り替える。
これでは投手のモチベーションを下げることになる。
個々の能力を鑑みた上で、チーム方針を明確にして行く。
辛抱強い戦い方が、今後、チームの成長。
そして結果的には勝利につながるはずである。

チームのキーマンを指名する

またチームには柱になる選手がいるチームはやはり強い。
今年はこいつと心中するぐらいの覚悟を持つのも一つの方針だ。
指名された選手には相当のプレッシャーになるだろうが、
それを乗り越えた時には、大きな大黒柱になることは間違いない。

打者として強打者の4番。
俊足巧打のリードオフマン。
絶対的エース。
不動の守護神。

誰でもいい。
この選手を中心に戦う。
これを決めるだけでもチームの方針は決められる。

個々の目標は1試合ごとに

大きなチームの方針を決めた後に、個々の目標を決めて戦うのも重要だ。
選手個々のモチベーションを上げるためにも個人目標を決めてみるのはどうだろうか。

「今日はマルチ安打を打つ」
「完投勝利を目指す」
「絶対盗塁を決める」
「打点をあげる」
「四球を出さないようにする」

上記のような非常に些細なことでいい。
チーム方針を意識したうえで、個々が小さな目標を持つ。
相乗効果でチームがイキイキとしてくるはずだ。

大きなチーム方針と小さな個々の目標。
意識していると思うものの、何気に忘れてしまっている可能性が高いメンタルの部分。
この点にも目を向けることも必要なのではないだろうか。

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