初球チームのステップ講座 | 2014年6月8日
野球には様々な指標がある。
打率、打点、本塁打。
この3つで最高の記録を作れば三冠王として称賛されることは、誰もが知っているだろう。
しかし、近年になって様々な指標が示されるようになった。
その中で打者が意識するべきことはOPS(オプス、オーピーエス)であるというように言われている。
新聞などでプロ野球の記事を読むとしよう。
打者10傑欄はどのように並んでいるのか。
それはあくまでも規定打席に達した打率順である。
しかし、野球は打ったヒットの数で勝負するのではなく、
獲った点数によって勝敗を決めるものである。
ではOPS(On-base plus slugging)は何を見るものなのか。
OPSの計算はいたって簡単である。
出塁率に長打率を足すだけ。
長打率がかかわるのであれば、パワーヒッターが有利ではないかと思われることも有るだろう。
しかしながら決してそのようなことはない。
まず出塁率は何かといえば、とにかく塁に出ることだ。
安打だけでなく四死球も加えて出塁率は算出される。
これは上位打者に要求される能力でもある。
そして、その塁に出た上位打者をクリーンナップが長打でいかに返せるか。
これがOPSには反映されやすい。
言い換えれば出塁率の高いOPSと長打力のあるOPS。
2パターンのOPSがある。
自分のチームの選手たちがどちらのタイプに分類できるか。
ベンチはそこを見極めて打順を組むのが大切である。
出塁の高いOPSを挙げる選手は得点率が上がる。
長打力の高いOPSを挙げる選手は打点を稼ぐ。
単純にそう考えてもいいかもしれない。
東京スカイツリーグでは数値の基準を次のように設定している。
数値の基準
1.000以上:規格外の強打者
0.900以上:リーグ屈指の強打者
0.800以上:チームで中軸を担う強打者
では、現状(2014年6月8日時点)でOPS上位打者は誰なのか。
ダントツの1位に立っているのは金太櫻ベースボールクラブの初鹿野(4)選手。
驚異のOPS1.886である。
今季成績も打率.533、打点18、本塁打3と驚異的な打撃成績を上げている。
その他OPSの高い選手は軒並み打点数でも上位に食い込んでいる。
K.B.F.Cイーグルス・大久保 亮(18)選手や
KOREANSのコリアンバズーカ、KANG SOO MIN(2)選手などリーグ屈指の選手が上位に入ってくる。
もちろん挙げた選手以外にも上位の選手はかなりいる。
OPSが1.000以上の選手がリーグ全体で30人以上もいるのだ。
東京スカイツリーグのOPSはこちら
じゃあOPSの高い選手はどこでで使うべきなのか。
ズバリ3番として機能してもらえればいうことはない。
1,2番が出塁すれば、長打で得点を期待できる。
また、チャンスメイクも可能になって4番以降のクリーンナップにつなぐこともできる。
実は打線の軸になる選手でもある。
OPSの計算は何度も言うが簡単である。
その計算から、上位打線を組んでいくというのも作戦としても十分にありである。
打率だけでない数値。さまざまな数値についても考えて打線を組んでみてはどうだろうか。
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