Youは何を求めて東京スカイツリーグへ!? | 2016年11月16日
監督、オーナー、経理、広報、システム担当、用具管理まで担当するハイブリット型監督の市川(1)監督
2013年に発足した東京スカイツリーグも今季で早4年目を迎えたが、チーム数は増加の一途をたどり、今や100を優に超えるマンモスリーグにまで成長している。
そこで、数あるリーグの中で、なぜ東京スカイツリーグを選んだのか、加盟したことで感じたことなど、ざっくばらんに聞き出すことで、リーグの魅力を明らかにしていくインタビューシリーズ企画を敢行。
題して「Youは何を求めて東京スカイツリーグへ!?」。5回目の今回は、草野球チームを結成して8年目となるHYBRIDSを取り上げる。リーグ参加2年目のHYBRIDS・市川監督に直撃インタビューを敢行し、現在の心境・本音を語ってもらった。
2008年5月。
岡田(シゲーリック)の「草野球をやりたい!」という熱意と行動力に、草野球歴が多少あった市川がおされる形で監督を引き受け、それぞれの友人らに声を掛けて誕生しました。
年齢も職業も様々だったメンバーが融合する思いを込めて、チーム名は「ハイブリッド+S」でHYBRIDS。
顔ぶれは変わりましたが、その精神は続いております。
結成当初から連盟にも私設リーグにも所属せず、練習試合を月1-2試合の活動。
5年目の2012年に存続の危機を迎えましたが、友好チームの対戦お誘いや新メンバー加入で再点火。
メンバーと友好チームも増え、人集めや対戦相手決めも楽になり、13、14年は試合数も増えました。
反面、仲の良いチームとの練習試合は楽しいものの、マンネリも感じるようになりました。
「飽き」が来てしまえば、モチベーションが下がり、欠席が増え、チーム存続に関わります。
そこで活動にメリハリを付けるべく、『我々レベルでも善戦できて、全員打順・守備交代自由も導入している、都内の私設リーグ』でネット検索し、東京スカイツリーグにたどり着きました。
それが2014年夏頃。
スカイツリーグの公式サイトには、チームさらにはメンバーそれぞれのページが個々にあります。
さらには美麗かつ機能的なサイトデザイン、その肌理細かさに惚れ込みました。
『これはメンバーのモチベーションも上がる』と直感。
年が替わった2015年に加盟を決めました。
三振しても笑顔を絶やさないHYBRIDSメンバー
目に見える形では、年間の試合数が増えました。
リーグ所属前の13,14年に年間16試合だったのが、15年は28試合、16年は既に33試合。
スカイツリーグの年間公式戦は10試合(2年目からはトーナメント)。
スカイツリーグ公式戦10試合消化を軸に、それ以外は練習試合という活動構成にした結果、「公式戦」「練習試合」というメリハリが生まれたのが理由です。
相乗効果として、メンバーのモチベーションそして出席率が上がりました。
特にリーグ戦の参加率はすこぶる高い。
「勝ち負けが気になる公式戦」「色々試す練習試合」というメリハリが生まれたこと、様々なチームと試合ができたこと、などなど要因は多数。
メンバー満足度が高いチームになったおかげで、今年だけで新メンバーが4名も入り、チームが活性化しました。
草野球ライフが一段と濃くなりました。
「一番」がひとつだけでないので難しい質問です。
◇ 対戦相手がすぐ決まる
運営としてはこれが一番ありがたいです。リーグのマッチングシステムは公式戦はおろか練習試合(オープン戦)にも活用でき、草野球運営のストレスのかなりの部分を解消されました。
(助っ人の確保にも重宝してます)
◇ リーグ所属チームとの対戦は楽しい
今まで対戦させていただいたリーグ所属チームは、規約に基づいたスカイツリーグの精神をちゃんと理解し実践されておりました。だから野次や罵声など草野球の当たり前のマナーを守ることはもちろんのこと、楽しさと真剣さが同居した試合ができます。この安心感は本当にありがたい。
◇ 全員打順、守備交代自由、助っ人3名
試合システム的なところです。
私たちのような「勝ち負け二の次、まず出席者全員が試合を楽しむ」を是にしているチームにとって、「全員打順、守備交代自由」の公式戦はオーダー決めに迷わなくて済みます。
そして助っ人3名OK。急な仕事が入るメンバーが少なくないチームには、万が一の際でも相手にご迷惑を掛けない制度です。
◇ きめ細かなホームページ
膨大な情報量、機能性と美麗性が同居したデザイン。
選手としてはチームに、チームとしてはリーグに、帰属意識が強くなります。
自分達だけでなく、他のチームの他の選手のページも楽しめます。
「今度の対戦相手の研究」という側面だけでなく、一度対戦したチームのあの選手は最近の調子は…などなど。
試合後のコメントも楽しみのひとつ。全く関係のないチームのを読んでも楽しい。
(SHO-GUN・小沢さん、Abends・花岡さんのコメントは銭払いたいプロレベル。毎試合楽しみました。来年はコメント書いてもらいたいのでぜひ対戦お願いします)
打率や防御率といった記録ももちろん重宝していますが、数字だけでなく選手一人一人の『顔』が見えているのがスカイツリーグのホームページ。
まさに神は細部に宿ってる神ってる。
チームコンセプトは「怪我なくマナーよく楽しく、都心駅近AM10-17」
多々ありますが、あえて一言で言うなら「人」。
上述の通り、スカイツリーグ所属チームとの対戦で会う方々は草野球マナーのしっかり方ばかりで、いつも試合を楽しんでいます。
リーグの試合、懇親会だけでなく、時には野球外でのお付き合いをさせていただくチームもできたことは想定外のことです(もちろん良い意味で)。
そして「自分達は野球だけしたい、他のチームとの交流はいらない」という考えで他チームと交流を敢えてしないチームでもリーグを楽しめる(私のチームもかつてはそうでした)。
このスカイツリーグの懐の深さの源は、リーグ運営者のおかげだと思います。
リーグのことを一番に考えているからこそ、あの秀麗なホームページができ、問い合わせや要望へのレスポンスも速いのだと思います。
だから同じ思いのチームが多く集まり、公式戦やチームや野球の垣根を超えた交流ができるのではないでしょうか。
※他のリーグに所属したことはないので、あくまで参考に。
スカイツリーグの多数の特長は上述の通りなので、それ以外で。
リーグ規約の「目的」に、「野球素人が主役になり、かつ素人草野球のテッペンを目指す!」とあります。
「テッペン」は色々解釈できますが、あえて文字通り、チャンピオンシリーズ(CS)やワールドシリーズ(WS)での優勝とします。
所属チームは120超、レベル2のチームも多数、高校野球経験者ばかりの強豪を相手に回し、素人チームがテッペン目指せるのか?
…目指せるのが、スカイツリーグです。
それは「宝くじは買わなきゃ当たらない」的な気休めロジックではありません。
スカイツリーグの現行システムは、たとえ私たちのようにレベル1.5もないチームでもやり方次第でCSとWSへの出場できる可能性が大いにあります。
私たちのような楽しむ重視のお気楽チームでも、強豪を向こうに回して順位表で一喜一憂できる…
これもまたスカイツリーグの懐の深さ。
これをスカイツリーグの優れている点のひとつとします。
[おとうふ次元]
原作:森繁拓真
作画:カミムラ晋作
KADOKAWA/メディアファクトリー
おとうふ次元
※リーグ所属のHYBRIDSさんと渡辺WINSさんが出演しているそうです!
所属:HYBRIDS / 投打:右投右打 / 役職:冬になるとふくらはぎが肉離れ。
もう駄目かも分からんね。
(20年)
打つのも守るのもシンドくなってきた。
ベンチに座ってるだけのが楽だ。
毎試合9人以上集まってほしい。
(19年)<・・・
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