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2013年10月12日、東京スカイツリーグ・チャンピオンズシリーズ KOREANS対早稲田レッズの一戦は3 対 7で 早稲田レッズが勝利した。
そして２回戦ではリーグCを見事１位通過したボードベースボールクラブと対決することになる。
リーグ順としてはリーグC１位とリーグB３位チームの一戦となる。

短期決戦は勢いがポイント

短期決戦で待つ側は、正直、ドキドキする。
１つ目の理由は対戦相手がわからないこと。
そして、もう１つは試合間隔が空くことである。
相手チームが試合をしている中で待つことになるのが１位の定め。
そしていかにして相手チームの勢いを抑えられるのかが鍵となってくる。

ボードベースボールクラブ渡辺監督のその辺りは重々承知である。

「早稲田レッズさんは初戦を勝ち勢いに乗っていると思うので、気持ちで負けないように頑張ります。」

相手選手に対しても警戒を怠らない。
「初戦のMVP、4回完投ピッチングを見せたピッチャー、イ・スンゼ選手は抑えから先発に転向したとの情報ですので、脅威に感じております。少ないチャンスで確実に得点して攻略していきたいと思います。」

一方、初戦を万全の形で勝ち進んだ早稲田レッズ 趙監督
「もともと力のある上位打線に加え最近は下位打線にも安打が出てくるようになり、打線の線という意味で形成されてきてるのではないでしょうか・・」
相手チームであったKOREANSの四死球や失策などミスもあったが、その隙をうまくついたチームのつながりが見事だった。
下位打線がつながれば、もはや相手は手の打ちようがなくなるはずである。

ただ、初戦を取ったからと言って、胡坐をかくつもりは毛頭ない。
「なかなか簡単には勝たせてくれないチームですので再度チームの雰囲気を引き締め、できるだけベストの状態で臨みます。」

得点力や失点率で上位にいるボードベースボールクラブに対して目標は相手打線の封じ込めだ。

「打線は水ものですが守備に関しては堅実に最少失点でいくことがキーになってきます。目標は無失点ですね・・・」
失点がなければ、もちろん負けはつかない。、いかに目指す野球ができるかだろう。

核となるメンバーをフルに活かす

ボードベースボールクラブ渡辺監督は、早くも予告先発だ。
「もちろんスカイツリーグ1位通過の原動力となった竹尾を予定しています。池上、能登、別所のリリーフ登板を視野に入れて総力戦で勝ちにいきます。」
強力投手陣で早稲田レッズの封じ込めにかかる。
その中でも池上投手に少しスポットを当てて貰った。

「多くは語れませんが、投げっぷりの良さはチーム1だと思います。
今シーズンは7勝1敗と勝ち運に恵まれているのでCSでも恐れることなくいつものピッチングをして欲しいと思っています。」

未完の大器と言われる存在ながら、この勝ち運は非常に大きい。
投げっぷりの良さは短期決戦でも生きるに違いない。

打撃陣は上位が出塁して、クリーンナップで還すパターンを出せるかがカギになるだろう。

「竹尾がチーム三冠王とノリに乗っています。大島、石田も状態は悪くないので、1、2番がしっかり出塁してクリーンアップで返す流れを作っていきたいと思います。」

クリーンナップの調子が健在なのは大きい。いかにその前に走者をためられるか。
裏を返せば早稲田レッズはうまく上位打線を封じられるか。

では早稲田レッズの戦い方はどうなるだろうか。
「今回も豪打俊足のリードーヒッターのハンスンヨン選手の俊足を生かす。
彼をいかさないとチームがいきません。何があっても全打席出塁してもらいます」

と、非常に高いハードルを期している。
この期待にハンスンヨン選手が答えてくれれば、流れは必ず早稲田レッズにくるだろう。

また、打率と長打を兼ねる首位打者ゾ イルドン選手が１回戦にいなかったのは実は、不気味な要素である。
「前回1回戦は個人の事情で参加できなかったので本人も相当残念がっています。
最近は以前のような爆発的な存在感は若干影を潜めていますがおそらく次回の試合までにはしっかり標準を合わせてくると思います。」

隠し玉的な存在となっているゾ イルドン選手が核になれば、さらなる打線の活性化も期待できよう。

投手は今回もイ・スンゼ選手の様相だ。

「今の時点で言及は避けたいですが、可能性は一番高いのではないでしょうか・・」
監督はそう口を濁したが、初戦のMVP、圧巻の4回完投ピッチングを見せたエースを温存する必要は毛頭ない。
全力で両者がぶつかってほしいものだ。

２回戦となり、いよいよ各リーグの１位チームが登場する。
リーグ首位の実力を出すのか。
勢いに乗ったチームが勝利を呼び込むのか。
２回戦の開幕はもう、間近である。