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エースのエースたる所以

リーグ屈指のチームBBジャンキーズ。
他球団が、常に脅威に思う球団に、先発としてマウンドに君臨する投手がいる。
背番号19。大磯タケアキである。

リーグ参加初年度からBBジャンキーズの３本柱の一角として活躍。
2013年のシーズンは5試合に登板し、4勝0敗0S 防御率1.40とリーグ最多勝利と
チーム最高防御率を誇るリーグ屈指の鉄腕投手。
しかし、草野球チャンピオンシリーズでは三回戦の不動前ECE戦で本調子を出せず、敗戦。
今季唯一の負けを喫してしまった。

BBジャンキースには３本柱と言われる投手がいる。
その中で、2013年05月25日対 Tokyo Eagles戦を除き、全試合で先発。
また、先発した試合ではことごとく勝ち投手となった。
リーグ戦での成績は勝率10割を誇る。
チームがリーグ戦10試合9勝1敗のうち、4勝を一人で荒稼ぎ、
25イニング登板で防御率も1.40と非常に安定した成績を残した。。

この結果は本人も驚きのようだ。

「自分でも驚いています。
そこまで完璧に抑えていたイメージはなかったので。
バックを信じて丁寧に投げた結果だと思います。」

自分を打たせて取るタイプの投手であると分析

25イニングで奪三振28というのも見事であるが、奪三振にこだわりはない。

「タイミングを狂わせてコーナーをついて打ち取る投球です。
もちろん三振を取るのも気持ちが良いですが、
元々打たせて取るピッチャーなので三振を取りすぎると調子に乗って悪い方向に。。」

打たせて取るタイプのピッチャーにはバックへの信頼が必須となる。
また、抑えるにはそれ相応の守備力と選球力も要求される。
投げる時に意識していることを尋ねた際にも、まさに予想通りの回答をもらえた。

「カッコ良く！をモットーに投げています！！
他にはファーストストライクを意識しています。
たとえ甘くても初球は取ろうと。」

打者に楽にさせないためにも、まずはファーストストライクを初球で取る。
自分有利のカウントに組み立ててから、バックを信じて打たせて取る。
理想的な投球術をマスターしているといっても過言ではないだろう。

「楽しく！楽しんで！」監督の言葉でのびのび投球

豊富な投手陣を擁しているBBジャンキーズ。
CSを加えると7試合も投げて5勝という鉄腕ぶり。

「はい、マウンドには常に立っていたいと思っています。
ピッチャーしかできません！」

グラウンドにある最も高いマウンド。
常にそこに立っていたいという気迫。
完投数も2ということで、まさに投手気質の選手と言えるだろう。

小池監督から常々言われているという言葉
『楽しく！楽しんで！』

この言葉が大磯には、非常に意味があるようだ。

「おかげでのびのびやれています。」

自分の投球を楽しんでいる。
これぞ、豊富な投手陣がいる中でも数多くの試合を任される所以であろう。

調子の悪いなりに試合を作ることを目標として、負けないピッチャーを目指す

今季対戦チームで印象に残ったチームではTokyo Eaglesを挙げる。

「今シーズン、公式戦、練習試合と何度も当たっていますが、終盤の粘りにはいつも苦労しました。
なにがなんでも繋ごうという意識が伝わってきてやりづらかったです。」

打たせて取る投手にとって一番嫌なのは粘られて球数が増え、甘くなってしまうこと。
繋ぐ意識を持ったチームをいかに分断させるか。
精神面でもそこが課題となるだろうか。

来季に向けては負けない投手になることを目標とした。

「今回CSで不調から立ち直れずにズルズルといって敗北してしまいました。
来季は調子の悪いなりに試合を作ることを目標として、
負けないピッチャーを目指してエースになりたいです。」

調子が悪い中でも抑えられるようになれば、他チームは手をつけられ悪なるのではないだろうか。
負けない投手を目指す。
真のエースに向けて今、階段を駆け上がる。