試合巧者! 2013年の東京スカイツリーグの総括 ~グループF編~

 | 2014年1月3日

試合巧者の不動前ECE

1位の不動前ECEの戦い方は、まさに「試合巧者」と呼ぶのにふさわしい。内容を見てみよう。12-3(勝)と4-12(負)の2試合を除くと、2点差以内の試合が7つ、3点差の試合が1つと、接戦に持ち込んだ上で勝負強さを発揮し、粘り強く勝ちにつなげているのだ。
不動前ECEらしさを活かし、草野球チャンピオンシリーズでも並み居る強豪を抑えて4位に食い込んだ。試合を想定した練習や練習試合を積み重ね、来季はさらに勝負強い不動前ECEを期待したい。

【順位表】グループF編

グループFでは、草野球チャンピオンシリーズで4位と大健闘の不動前ECEが頭一つ抜ける好成績を収めて1位、2位3位の勝率を見ると、4位以下は試合数が増えていればもしかしたら上位進出も…と思うような印象を受ける。ただし、負けても勝ち点が加算される現行のルールをフル活用し、試合を堅実に積み重ねることで草野球チャンピオンシリーズ出場を果たす、ということも十分立派な戦術であるといえよう。
ここでは、各チームの来季を考えた上での課題を書いていきたい。

勝率5割のMAPPA!

2位のMAPPA!は、激戦のス・リーグの中で勝率5割を確保し、派手さはないが堅実に持てる実力を発揮して戦ったという点は評価できる点だろう。来季、今季4敗中3敗が1点差負けであるので、「勝負所での1本」が出せるようなチーム作りを期待したい。唯一大差負けの対早稲田レッズでは、2か月後再戦し2点に抑えて競り勝つ実力も持っている。
勝負強さを増すと、必ずス・リーグ全体の中でも上位に食い込んでいけるはずだ。

目標を達成した恵比寿モレーナ

「楽しく野球をする」がモットーの3位の恵比寿モレーナは、リーグ戦1勝ながらも着実に試合を消化し草野球チャンピオンシリーズへの出場を果たす。大きな経験を積んだ。プレー面では総失点125の投手陣、守備陣の強化がキーポイントとなるのは間違いない。適材適所へのコンバートの可能性も視野に入れ、さらなる挑戦を。

強豪に立ち向かう力をつけたいT・B・Navy’S

4位のT・B・Navy’Sは、7試合消化して3勝4敗、勝てる試合を着実に取ったという印象を受ける。一方で強豪と当たった際には大差負けになりやすい脆さもある。やはり投手陣を中心とした総合力アップは今後戦っていく上では必要になるだろう。今季戦ったメンバーを中心に、来季はさらに強いT・B・Navy’Sを目指して取り組んでほしい。

王者を破ったジョニー

5位のジョニーは、試合を順調に消化できていれば…という思いが個人的に最も強く募るチームである。なぜなら、草野球チャンピオンシリーズで優勝の金太櫻ベースボールクラブをわずか3か月前の9月に破っているからだ。ジョニーの2敗はいずれも1点差負けで、実力的にはかなり上位だと見て間違いないだろう。来季は規定の試合数をこなし、ス・リーグにジョニーありと言われるような実力発揮を期待したい。

未知数のULD

6位ULDは4試合で2勝2敗、未知数の部分が多いチームである。少ない試合数ながら、きちんと勝ちを収めているという点では、野球を知る選手が中心となり引っ張っていることは想像に難くない。
来季は、多くの試合の中で自チームの強さ・課題をつかみ、さらに上のレベルを目指して戦ってほしい。

【まとめ】グループF編

グループFを総括して最も印象的だったのは、試合を消化することの重要性だ。改めて書くまでもないことだが、10試合行えば、仮に全敗しても勝ち点は40。6試合6勝0敗のチームを勝ち点で上回るということは、特に試合を10試合消化できなかったチームの関係者に再度知っていてもらいたい点だ。
そういう意味で、1勝9敗ながらも3位に食い込んだ恵比寿モレーナなどは顕著な例である。グループ内の相手に恵まれたとはいえ、3位として上のレベルの大会に出たことは間違いなく今後のチームにとっては大きな一歩だろう。
一方で、試合数が多ければ上位進出の可能性が高いチームもあった。
伸びしろというか、今後の各チームの可能性を考えると、非常に来季が楽しみである。

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0中沢

リーグ専属審判です。

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