| 2016年2月22日
わずか創部2年目にして、「リーグの雄」になりつつあるドンマイ・ロックス。あまりにも強すぎて、プロレス界で「悪役」のことを指していう「ヒール」や「ルード」などという代名詞さえもいただいているほどだ。
リーグに初参戦した2014年は10戦して9勝1敗。そして昨年の2015年においては10戦して9勝1分けとリーグ戦だけでみれば、この2年間でわずか1敗しかしていない。特に昨年に関していえば、そのうち2桁得点が4試合(1試合平均8.9得点)、総失点が24点(1試合平均2.4点)と、ともに群を抜いている。
そんな圧倒的強さを誇る「悪役ドンマイ」が、IKI Dグループを堂々の1位で通過し、満を持して臨んだIKIチャンピオンシリーズ2015。
この上位大会での戦いぶりが注目されたが、その強さは決して色あせることはなかった。それどころか、天をも味方につけた無類の強運ぶりと実力を発揮しての見事な頂点奪取。「やはりこのチーム、何か持っている」と周囲に印象づけるには十分な結果となった。
とはいえ、そんな強豪ドンマイ・ロックスもチャンピオンシリーズでは決して順風満帆ではなかった。というのも、3回戦のBBジャンキーズ戦で10-3と苦杯をなめたのだ。この試合は本来正捕手の久万が先発するも、3回につかまり6点のビックイニングを相手に献上してしまう。
また打線の方も6回まで無安打1四球と、出したランナーはわずか1人という準完全試合ペース。最終回に、ようやくサムエル中込の本塁打などで3点を返すにとどまった。「強豪ドンマイ 3回戦で姿を消す!?」。トーナメント戦なので本来ならばこれでドンマイはシリーズから退くはずだった。
しかしこの大会は出場チーム数の関係により、2枠だけ敗者復活チーム枠が用意されていて、幸運にもドンマイはその恩恵を受けることになったのだ。一度死んだドンマイは、ここから見事に息を吹き返す。チームポアンカレ、東京南海ホークスを撃破し、見事決勝へ進出。そしてその決勝の相手こそ、3回戦で土をつけられた因縁のチーム、BBジャンキーズであった。実は悪役と言われるほどの強豪ドンマイ・ロックスにも、少なからず苦手意識を持つチームが存在していた。
それが、このBBジャンキーズだ。というのも、今回のチャンピオンシリーズも含めて、リーグ参戦以来3度対戦しているが一度も勝ったことがないのだ。3度目の正直もならなかった相手との4度目の対戦。なるべくなら避けたいところではあったろう。しかし神が「克服せよ」とあえて与えた試練。しかもリベンジマッチとしては、チャンピオンシリーズ決勝という申し分ない最高の舞台だ。「もう同じ轍(てつ)は踏まない」。強い決意のもと、大事な一戦に臨むドンマイナインの戦いに注目が集まった。
そして迎えたチャンピオンシリーズ決勝戦。BBジャンキーズの先発は、過去2度対戦するも、計14イニングスで奪三振17、安打5、得点1と、大の苦手としているエース尾本コースケだ。
案の定、序盤は苦戦を強いられるも、4回にエラーと渡部のタイムリーツーベースで先制点をもぎ取る。実は前回の対戦で尾本攻略のシナリオがすでにできあがっていたドンマイ打線。見事に苦手尾本の牙城を崩すことに成功した瞬間でもあった。
勢いにのったドンマイは、さらに6回にはエラーとヒット3本を絡めて一挙4点を上げる。一方ドンマイ先発の米田は初回2死球など不安定な立ち上がりをみせたが、味方の守備にも助けられ何とかピンチ切り抜ける。
以降は完全に立ち直り、終わってみれば4安打8奪三振の完封劇を演じた。5-0で勝利し、BBに悲願のリベンジを果たすと同時に、IKI優勝の栄冠に輝いたドンマイ・ロックス。強豪チームがまた一つ大きな勲章を手中に収めた。
2015IKI王者の称号を獲得したドンマイ・ロックス。この勲章は、さらなるチームとしての自信と確信を得る結果となったであろう。
そんな無敵を誇るドンマイであるが、リーグ最高峰のワールドシリーズでは惜しくも決勝で敗れ準Vに終わっている。ということは、当然2016年はその頂点をも視野に入れているはず。つまり「忘れもの」がまだあるということだ。
その悔しさが残っているとなれば、まだまだ伸びる可能性がある。そう、ドンマイの力はまだこんなものではない!? となれば今後も他チームとっては、かなりの脅威となりそうだ。
ドンマイにとっては、周囲からは「悪役」と揶揄される度合いが今後さらに増し、またマークも相当キツくなってくることが予想される。そんな中「王者」として、どんな戦いを展開していくか、ドンマイ・ロックスの2016年の野球を興味深く見守っていきたい。
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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WS | 2018年12月23日 豊島区立総合体育場 | ドンマイ・ロックス | 1 対 7 16:00~ | BBジャンキーズ | 米田(69) 0 view | 【勝】 しーの(11) 0 view 【負】 米田(69) 0 view | しーの(11) 0 view | 詳細 |
WS | 2018年11月11日 玉川野毛町公園 | ドンマイ・ロックス | 0 対 1 9:00~ | BBジャンキーズ | 米田(69) 0 view | 【勝】 しーの(11) 0 view 【負】 米田(69) 0 view | ジュンペ(18) 0 view | 詳細 |
WS | 2018年03月10日 メットライフドーム | BBジャンキーズ | 0 対 1 13:30~ | ドンマイ・ロックス | しーの(11) 0 view | 【勝】 米田(69) 0 view 【負】 ゆーすけ(16)[投制] 0 view | 米田(69) 0 view | 詳細 |
WS | 2017年01月28日 豊島区立総合体育場 | BBジャンキーズ | 2 対 3 12:00~ | ドンマイ・ロックス | コースケ(14) 0 view | 【勝】 米田(69) 0 view 【負】 コースケ(14) 0 view | 米田(69) 0 view | 詳細 |
CS | 2015年12月26日 豊島区立総合体育場 | ドンマイ・ロックス | 5 対 0 14:00~ | BBジャンキーズ | 米田(69) 0 view | 【勝】 米田(69) 0 view 【負】 コースケ(14) 0 view | コースケ(14) 0 view | 詳細 |
1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は最多勝に最多奪三振を獲得、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。一目でわかる華と実力でチームを引っ張る!
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受賞選手
フューチャーカップ
チャレンジカップ
リベンジカップ
チャンピオンシリーズ
ワールドシリーズ