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5月14日、東京スカイツリーグ公式戦BBジャンキーズ対ツインリバーズが豊島区立総合体育場野球場で行われた。注目される強豪同士の試合、結果は0 対 2でツインリバーズが勝利。

堅守BBジャンキーズの守備に僅かな綻び「見逃してもらえませんでした」

ホームアウトとなったBBジャンキーズ・丹澤シュンスケ（15）

三回ウラツインリバーズの攻撃、１アウトから一番馬克和がヒットで出塁すると、直後BBジャンキーズが守備で失策。9番の助っ人選手も上手く機能し「綻びを見逃してもらえませんでした。」と堅守BBジャンキーズが大切にしている守備のスキを突く２得点を挙げ、結局それが決勝点となった。

BBジャンキーズのエース大磯タケアキは６回2失点で打線の援護を待ったが、今試合では好投が実る事は無かった。

ベテランと若手の融合にツインリバーズの強さを見た

チームをまとめるツインリバーズの監督・折橋久登(30)

ツインリバーズは少ない攻撃のチャンスをモノにした。従来の戦力に加えて「自然と友人の紹介とかで若い連中が入るようになって来ました」と加入する若手が活躍。ベテランに刺激を与え相乗効果を生み出している。

対戦したBBジャンキーズも「以前対戦頂いた時とは戦力が段違い」とチームの変化に目を見張った。若手戦力の加入は単なるカンフル剤に留まらず、ツインリバーズの戦力を大きく底上げしている。

完封勝利ルーキー戸田の今後に期待

名門高知商に在籍しながら、ずっと軽音楽部だったという変わり種ルーキーのツインリバーズ・戸田投手

そんなツインリバーズの新戦力の中でも今回の試合で特に目立ったのが、マウンドで戸田の好投だった。

持ち味は伸びのある直球。BBジャンキーズ打線はその直球に差し込まれる場面が目立った。制球に課題を残すも、失点の危機はバックが好守備で助けた。結果、見事にBBジャンキーズ打線を完封した。

そんな戸田であるが、高校野球の古豪であり甲子園の常連、MLBのカブスやレンジャーズでも活躍した現阪神タイガースの藤川球児も輩出した野球の名門、高知商の軽音楽部出身である。高校時代は主にギター＆ボーカルのポジションで活躍したという。

「野球素人が主役になり、かつ素人草野球のテッペンを目指す！」

東京スカイツリーズのリーグ規約・第２条であり、目的であり、信念だ。例えば、高校野球以上の野球経験があるものは３イニングまでしか登板出来ない。

その制約を受けないのが、例えば高校時代を軽音楽部に捧げた戸田だ。野球経験者はもちろん、未経験者の活躍も重要になる。それがスカイツリーグである。

今回の大きな勝利を足がかりに、ツインリバーズは「戸田を抑えに、というのもアリかな」と今後の戦略に広がりを持たせようとしている。チームきっての「変わりダネ」はマウンドというステージで今後どんなパフォーマンスを見せるのか。