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ピンチのあとにはチャンスあり

2016年5月1日、東京スカイツリーグの公式戦 城東ルーキーズ対BANDITSの一戦が猿江恩賜公園野球場で行われ、結果は6 対 4で 城東ルーキーズが勝利した。

城東ルーキーズは初回に2点を先取して2、3回と追加点を取るも、BANDITSの、小刻みな得点で5回にはエラーによって同点に追いついた。しかし、城東ルーキーズは同点に追いつかれてもその後は踏ん張り、逆転は許さなかった。そして次の回に2点を取り、勝ち越しそのまま逃げ切った。

BANDITSの先発・竹島(44)は7回を投げ9奪三振を奪うも4四死球6失点と敗戦投手となった。

城東ルーキーズは先発した阿部創選手が10安打を放たれるも要所を締めてゲームを作り、打線もヒットでつなぎ得点を重ねることができた。

一方のBANDITSは先発した竹島投手が9奪三振を奪うも勝負所での球が甘くなり6失点と誤算。打線も小刻みに得点を重ねて5回になんと同点に追いつくもあと一本がでなかった。

リーグ戦で初ホームランを放つ城東ルーキーズの4番・小野澤正徳という男

城東ルーキーズの不動の4番として君臨する小野澤正徳(11)は抜群の存在感を示し続けた。

城東ルーキーズの小野澤選手は3回にリーグ戦で初ホームランを放ち、貴重な追加点に繋がった。小野澤選手は4番を務めるも、普段は長打を狙わず打点に重きを置き、チームの点を意識しているという。4番打者は長打を狙う打者が多く、長打か三振かといった打者が多いにも関わらず、小野澤選手は長打を狙わず、打点に意識を置いていることでチームの得点力が上がっているのではないか。

BANDITSの4番・濱口(5)は3打数2安打と活躍するもチームを勝利に導くことは出来なかった。

ホームランを打った打席はランナーがいなくて自由に振れたことで長打に繋がったという本人のコメントだが、状況に合われて自分のスウィングを変えることができる頼もしい4番打者だ。今後もホームランではなく、打点にこだわっていきたいということで、チャンスで小野澤選手に打席が回ってくれば楽しみである。

気負うことなく勝ち越し打を放つ城東ルーキーズの3番・酒井俊輔という男

城東ルーキーズの三番・酒井俊輔(21)は最終回の特大の一発で試合を決定づけた。

城東ルーキーズは同点に追いつかれたあとの7回に酒井選手3ベースで再び勝ち越した。
酒井選手は同点に追いつかれた後でも気負うことなく、見事に勝ち越し打を放った。酒井選手本人はチーム全体の雰囲気が良く、後ろにホームランを打った小野澤が控えていたので気楽に打席に立てたという。真ん中高めのストレートを打ち返して試合を決定付けた。

BANDITSの三番・竹島(44)は野球未経験とは思えないセンスでチームリーダーとしてチームをたえず鼓舞した。

野球はピンチを切り抜けると次の回にチャンスが訪れる。ピンチのあとにはチャンスあり。昔から言われており根拠はないが野球経験者は皆が実感しているだろう。まさに今日のゲームがその通りだ。勝敗を分けたのは城東ルーキーズの3.4番の勝負強いバッティングであった。今後も酒井選手、小野澤選手の3、4番コンビに期待したい。