| 2016年9月1日
5月29日に石神井公園野球場のA野球場で行われたCS(チャンピオンシリーズ)の一戦、昨年のFC(フューチャーズカップ)チャンピオンの松岡シ―レックスと、昨年IKI Aグループを制し、今季も好調なBrainとの試合は、序盤松岡シーレックスが先制し終始押し気味も、終盤でBrainsが9点を取り、試合をひっくり返しての大逆転勝利を飾った。
松岡シーレックスは初回、2番織田、6番川原(暖)のツーベースに、四球も絡むなどして一気に3点を先制する。一方立ち上がりに不安があるBrainsの先発佐々木は、ほぼ初回に点を奪われるケースが多い投手だが、案の定この試合でも相手打線に捕まり、先制を許してしまう。Brainsには絶対的エースの宮坂という投手がいるものの、この試合は参加できず佐々木の先発となったが、チームの不安は的中し、序盤から苦戦を強いられる。さらに松岡シーレックスは2回にも四球と、織田、池田の連打で1点をあげ、序盤は完全に松岡シーレックスのペースで試合が展開する。
一方、Brainsも2回に押し出しで1点を返すも、4回には佐々木からマウンドを譲り受けた恩田が1点を奪われ、4回表までを終了して4-1と、ここまでは松岡シーレックスのペースであることには誰も疑いはしなかった。
また松岡シーレックスの先発武藤も、2回に3四球を出し崩れかけるも、3回までで1安打ピッチング。このまま試合は進むかに思われたが、そうかんたんにいかないのが野球だ。ここから堰を切ったが如くに、Brainsの怒涛の反撃が幕を開ける。
4回裏、ツーアウト1.3塁から7番槻木の打球は平凡なピッチャーフライ! かに思われたこの打球を武藤がなんと落球。
Brainsは労せず1点をあげる。さらに動揺した武藤から、福原、榎本の連続ツーベースで、この回一挙4点。試合を一気に振り出しに戻す。
佐々木からスイッチした恩田も久々の登板で代わりばなに1点取られたものの、その後は安定した投球を見せるが、それがBrainsにさらなる流れを呼び込むことになる。
5回裏ワンアウトから中川がヒットで出塁、その後四球や1番橋本の内野安打で、ツーアウトながらも満塁となり、その後3番の恩田が2点タイムリーを放ち勝ち越しに成功。さらに続く4番主砲の羽田野の、試合を決定づけるスリーランホームランが飛び出し、この回一挙5点。最後に羽田野が締めて、結局10-5でBrainsが逆転勝利を収めた。
Brainsでは試合前のミーティングでこんな話がされていた。監督の大沼は言う、「選手たちには「カメラを意識しなさい」と伝えた。シーレックスとの試合は激戦になると予想していたので、自分たちをたくさん撮ってくれるよう事前にお願いしてカメラマンを試合に呼んでいた。
うちは守りの破たんで自滅する傾向にあるため、選手たちがカメラを意識することで「みっともないプレーはできない」と自覚を持ってもらいたかった。
チームの士気を高めることで試合に集中させる狙いだったが、結局誰もカメラマンを意識することなく試合に集中でき、それが勝ちにつながった。予想通りの展開だった。」と。経験豊富な指揮官の作戦が、見事に選手たちの戦意と集中力を引き出しての結果だったといえよう。
チームや個々の選手を掌握し効果的な一言を伝える、これは大沼の豊富な経験と観察眼がなせる技といえるだろう。いずれにせよ、なかば負け試合だった試合を勝ち結びつけることができたこの1勝は、Brainsにとっても非常に大きな意味を持つものであったと思われる。この勝利が今後のBrainsの戦いぶりに大きく影響していくような、そんな予感がしてならない。
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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CS | 2016年05月29日 石神井公園野球場A | シーレックス | 5 対 10 11:00~ | Brains | 武藤 真道(17) 106 view | 【勝】 恩田(1) 135 view 【負】 武藤 真道(17) 106 view | 佐々木(弘)(17) 229 view | 詳細 |
1位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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7位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は投手三冠に輝き、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。すっかりクズ男キャラになってしまう。
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