【MIYABI C 総括】 避けられない「変化」と求められる「変化」

不動前ECE・ゆーさく(24) | 2016年12月7日

ZERO ONEのエースとして絶大の信頼を集めるヒロキ(5)

今シーズン最高の活躍を見せたZERO ONEのヒロキ投手

MIYABIグループCは、強豪チームの成績に明暗が分かれた。各チームの変化の様子を中心に、2016シーズンを振り返る。

明暗を分けた二つの強豪の今シーズンのチーム事情とは

MIYABIのグループCには、強豪と言っても差し支えないチームが二つある。それがZERO ONEと不動前ECEだ。しかし、終わってみればZERO ONEが首位で、不動前ECEは7位でシーズン終了。

ZERO ONEにも不動前ECEにも楽なシーズンでは無かったが、チームの台所事情の差が結果の違いに出たと言って良いだろう。

ZERO ONEは勝ち頭だった原が今シーズンは登板なし。しかし昨年加入したヒロキがエースとしてチームを牽引。投打にわたって大活躍を見せた。チームの主軸打者だった脇森の穴を埋めるまではできなかったが、それでも無敗でシーズンを終えたのは評価したい。

不動前ECEは試合数の少なさもあったが、対戦相手も強豪が多く厳しい試合が続いた。左のエースしんのすけの故障、チーム首位打者ゆーさくの不振、精神的支柱クロちゃんの不在など、苦しいチーム事情が最後まで続いた。まだまだ強豪チームの位置は揺るがないが、次を担う選手の登場が待たれるところだ。

ZERO ONE ヒロキ(5)
2016年:12試合の登板 / 防御率 0.36
2015年:7試合の登板 / 防御率 2.47

不動前ECE ゆーさく(24)
2016年:打率 .182 / 長打率 0.182 / 出塁率 0.333
2015年:打率 .406 / 長打率 0.625 / 出塁率 0.568

三年連続でCS出場を果たしたKOREANSは今年も勝負強さを存分に発揮した

今シーズンも日韓の架け橋として、その存在感を存分に放ったKOREANS。今年は非常に勝負強さが光った。

逆転や同点からの突き放しが異常に多く、負け試合でも何度もビハインドから喰らいつく姿を見せている。先行逃げ切りで逃げ切られた試合が比較的凡庸な試合が多いことを考えると、このチームの真価は接戦にあると言えそうだ。

サッカーでも球際の競り合いでの強さ・激しさが光る韓国だが、野球でも競った展開にその強さがあると言えそうだ。来シーズンもその勝負強さに磨きをかけてほしい。

監督に求められるのは投手の育成と投手交替のタイミング

乱打戦になると投手がどんどん変わらざるを得ない試合がシーズンを通し多く見られた。勝ちの権利も揺れ動き、なかなか勝敗がつかないことも多く、エースたちには物足りない結果も多かっただろう。

投手は投げてみないとわからないが、その結果は数字となり、数字は自信となる。

投手の交替は、試合の命運を左右するだけでなく、選手個人の成長を左右するからこそ、どこまで辛抱して任せ、数字を残させるのか。デキる上司のごとき才覚が求められる部分だ。

投手経験の制限がある以上、エースは育てなければ出てこない。登板する投手が安定しないチームは、エースの育成について、しっかりと方針を立てて育成する必要がありそうだ。

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不動前ECE ゆーさく(24)のプロフィール

所属:不動前ECE / 投打:右投右打 / 役職:
20になりました。安定感ある打撃でぶれない結果を残し続ける。守備でも強肩を生かし活躍中。

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