東京の初級限定の草野球リーグ・大会をお探しなら、東京スカイツリーグへ！

松岡シーレックスの扇の要・山中 威(12)

MIYABIグループEは、攻守に抜群の安定感を見せたシーレックスが首位で終了した。安定した成績の裏では、チーム内の改革が着々と進んでいる。他チームの動きと合わせて2016シーズンを振り返る。

鉄壁シーレックスの更なる改革

昨シーズン、9試合で90得点30失点と、その得点力もだが失点の少なさが目だった松岡シーレックス。しかし今年は10試合で24失点と圧倒的な守備力を見せた。

その守備の中心となるのが今年から正捕手となった山中威だ。前任の工藤を外野に押しやり、完全に低位置として外野の要に座る。池田・武藤の二枚看板に加え、多くの投手を投入するスタイルのシーレックスだが、大崩れが無いのは捕手のリードと守備陣の連携のチカラである。

前任の工藤も充分に成功した捕手だったが、山中に変えたことでさらに守備力に厚みが出るようになった。そして工藤は伸び伸びと打撃に専念し、リーグ戦打率.643という圧倒的な数字を残している。

若手の台頭も目覚しく、絶え間ない改革が鉄壁の盾に更なる厚みをもたらしたシーズンとなった。

松岡シーレックス 山中　威(12)
2016年：打率 .447 / 長打率 0.737 / 出塁率 0.571
2015年：打率 .391 / 長打率 1.000 / 出塁率 0.548

松岡シーレックス 工藤 淳輝(3)
2016年：打率 .722 / 長打率 0.944 / 出塁率 0.800
2015年：打率 .438 / 長打率 0.625 / 出塁率 0.609

上位チームの安定感とSlammer’sの躍進

スカイツリーグにおいては三シーズンも経験するならベテランと言っても良いだろう。ツインリバーズやイレギュラーズは今年もしっかり試合を消化していった。長いシーズン期間をきちんとマネジメントして多くの試合を消化する姿勢を是非、新参加のチームは参考にしてほしい。

二年目のチーム、Slammer’sも気を吐いて7勝を挙げる好成績を残す。エース兵頭を中心にした守りはリーグ上位クラスだ。惜しむらくは、打ち合いになると打ち負ける傾向があること。打撃面の不安を解消し、ベテランとなる来シーズンはさらなる飛躍を目指したい。

Slammer’s 兵頭　玄喜(18)
2016年：10試合の登板 / 防御率 2.98
2015年：7試合の登板 / 防御率 3.18

「曲者」BILYに気をつけろ

試合数こそ少なく下位に甘んじる結果になったが、リーグ初参加のBILYは侮れない。6試合で4勝2敗と勝ち越し、しかも比較的上位のチームとの対戦にも関わらず好ゲームを繰り広げている。

出塁率.762を誇るナカタが出塁するとどんどん走り、クリーンナップで返すという攻撃パターンはわかっていても止められない。

順位や数字だけを見ていると、強チームでも足元を掬われかねない曲者BILYとぶつかるチームは覚悟をもって戦う必要があるだろう。また、リーグを盛り上げるためにも、BILYには是非もっと多くの試合をこなしてほしい。

BILY ナカタ(6)
2016年：打率 .667 / 長打率 1.000 / 出塁率 0.762
2015年：-

【関連記事】
【MIYABI A 総括】 完璧なシーズンを送ったドンマイ・ロックス。成長の裏に見える選手起用のポイント 投稿：2016年12月7日  Total：1667 view
【MIYABI B 総括】 進むチームの新陳代謝。吹き荒れる新しい風 投稿：2016年12月7日  Total：1241 view
【MIYABI C 総括】 避けられない「変化」と求められる「変化」 投稿：2016年12月7日  Total：1051 view
【MIYABI D 総括】 打って投げての好投手ザクザク！使い方が悩ましい 投稿：2016年12月7日  Total：1357 view
【MIYABI F 総括】 大きく飛躍したLFDの活躍が光ったグループF。参加率の高さが目立った優良グループを振り返る 投稿：2016年12月7日  Total：1348 view
【MIYABI G 総括】 個性派チームによるデッドヒートを制したのは早稲田レッズ！夏を制する者がリーグを制す？ 投稿：2016年12月7日  Total：1832 view