【IKI A 総括】 新戦力台頭に沸いたIKI Aグループ。命運を左右する投手の発掘

 | 2016年12月12日

東京アクアホークスの布田(21)は7勝1敗0S 防御率4.57とチーム快進撃の原動力となった。

上位2チームが新加入チーム、昨年のMIYABIの覇者ボードベースボールクラブが3位となったIKI A。各チームの状況と共に2016シーズンを振り返る。

新加入の2チームによる予想外のワン・ツーフィニッシュ

今年のIKI Aグループは新加入のJANIS JOHN、東京アクアホークスが席巻した。
共に強打と機動力を武器にする攻撃型のチームで、一試合の平均得点は10点近くだ。

そして優勝候補と目されたボードベースボールクラブがまさかの三位に終わる。
昨年と比較してチーム力が下がったというよりは、グループの新戦力の台頭に押された感があった。

上位チームの共通項に、リーグ屈指の強力打線で打ち勝つ展開が目立つ一方、負け試合は大敗するケースが多く見られた。
調子の波を無くすことが飛躍のカギとなりそうだ。

JANIS JOHN 岡田(3)
2016年:7試合の登板 / 防御率4.29
2015年:-

東京アクアホークス 布田(21)
2016年:9試合の登板 / 防御率4.57
2015年:-

ボードベースボールクラブ 竹尾(6)
2016年:9試合の登板 / 防御率3.17
2015年:5試合の登板 / 防御率2.59

中位チームの今後に注目!

中位につけた東京リボーン、TOKYO MONSTERS、SKY HAWKS、ピペッツについては、今後が非常に楽しみなところだ。スタッツを見ると、打力こそ上位チームには劣るが、守備面ではほとんど遜色はないと言っていい。打力の向上いかんで、来季は上位を伺える雰囲気ができてきた。

特に成長著しいのが3シーズン目となったピペッツだ。年を追うごとに得点、失点、勝利数を伸ばしていき、ついに今年は勝率を5割につけ、得失点でプラスに転じた。ス・リーグのチームの中には、公式戦を消化するのがやっとで、なかなか練習にまでは集まれないチームも少なくない。その中で成長を見せた姿は頼もしく、チームの理想系とも言える。

ピペッツ いしかわ(11)
2016年:8試合の登板 / 防御率3.50
2015年:-

下位に終わったC.C.スパローズ、Swallows Fan Baseball Club、White Starsには、来シーズンのリベンジを誓ってほしい。戦績こそは負けがかさんだが、得点もできれば抑えた回も多かったのは好材料だ。他チームにも絶対的な強さは無いのだから、勝利は近いと言っていい。

登録人数が少ないため、試合のために選手が集まるのも大変だと思うが、周囲の友人・知人を巻き込みながら、ス・リーグをより楽しむことがカギになるだろう。試合に勝る練習はない。草野球ほど運営が楽しい野球もない。どんどん野球をしていこう。

今後の命運を握る、新しい投手の発掘が全チームの課題

2016シーズンを振り返ると、打力が充実したチームが多く、投手の安定感が勝率を高めるためには必要となりそうだ。

どのチームも、投手力・守備力で言えば中位層であり、飛びぬけた力はない。エース級がいつも出場でき、絶好調ということがない以上、投手陣の厚さはチームの安定感を大きく左右する。

どんなに強いチームも長年続けていけば、選手間の世代交代も必然的に起こるものだ。新加入のチームも、常に選手起用の幅を広げ、新戦力を確保していかなければチーム力の維持・底上げは難しい。特に経験者の起用に制限があるス・リーグにおいて、未経験かつセンスある投手の発掘はチーム力を大きく左右する要因になりそうだ。

草野球ならではの台所事情の苦しさはあるが、チームの命運を左右する部分として、オフシーズンは是非補強に取り組んでほしい。

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66大森

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2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
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2

Brains
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趣味は休日にカフェを巡ることと読書(多分)。

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調子に乗るとすぐに怪我する足爆弾持ち。三冠王を取ったら引退するという目標を立てている。

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PALYBALLS
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★チーム創設メンバー
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*オタク×野球の象徴!
■推しメン:
・篠塚つぐみ/プレイボールズ

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11松島 大進

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