[公式戦レビュー]ランキングポイント4位の強豪・Pe Angels相手に、考える野球が炸裂!勝利に飢えたTOKYO SKYHAWKSが約一か月ぶりの価値ある一勝!(TOKYO SKYHAWKS 6 対 1 Pe Angels)

 | 2018年6月18日

Pe Angelsの二倍以上の安打数を放ったTOKYO SKYHAWKS=試合スタッツ(打者成績比較)

果敢なヘッドスライディングを見せたTOKYO SKYHAWKSの藤井 (7)捕手

6

2018年5月26日(土)
15: 00~
芝公園野球場
[試合終了][詳細]

1

TOKYO SKYHAWKS 2 2 0 2 0 0 6
Pe Angels 1 0 0 0 0 0 1
勝
西川 航平(1)
773 view 4試合 1勝0敗0S
負
YOSHIMASA(29)[投制]
347 view 3試合 2勝1敗0S

昨年のIKI・Cグループの覇者・TOKYO SKYHAWKS対MIYABIのCS王者・Pe Angelsのリーグ公式戦は、西川の好投に加え、粘り強い打線の奮起、守備陣の好連係プレーなどもあり、ランキングポイント13位以上の実力差を感じさせない内容で、TOKYO SKYHAWKSが6対1で勝利した。

勝つための秘策とは何か?勝利に飢えたTOKYO SKYHAWKSはそのことを知っていた

Pe Angelsの二倍以上の安打数を放ったTOKYO SKYHAWKS=試合スタッツ(打者成績比較)

Pe Angelsの二倍以上の安打数を放ったTOKYO SKYHAWKS=試合スタッツ(打者成績比較)

焦点は、Pe Angelsのエース・YOSHIMASA(29)をどう打ち崩すか、という点に絞られた。
2016年、スカイツ・JAPAN選出の好投手だ。
今年防御率1点台をキープし、スピード、コントロールも申し分ない。キレ味鋭いスライダーとカーブもある。

TOKYO SKYHAWKSは、試合前、上体を突っ込まないこと、逆方向を狙っていくことを、チーム全体で確認し合った。
さらに、各選手が独自で対策を考え、試合中でも情報交換を怠らなかった。

刻々と変わる戦況に合わせ、選手自らが考え行動し、気づきを共有し合える土壌がTOKYO SKYHAWAKSにはある。
勝利に見放され、忘れていた感覚が、よみがえってきた。

Pe Angels戦の初打席で左3を放つTOKYO SKYHAWKS・久保田(8)

Pe Angels戦の初打席で左3を放つTOKYO SKYHAWKS・久保田(8)

初回から、約二か月ぶりの登板となったYOSHIMASA(29)を襲う。
先頭打者・高宮(10)の3塁打、続いてミートセンスの高い左打者・久保田(8)が左へ流して3塁打で先制。後続の西川(1)もセンター前ヒットでこの回、2点を奪った。
2回表にも久保田の2点タイムリーで追加点。
この日の彼は2番打者でありながら、3安打4打点のスラッガー並みの活躍を見せた。

本来の調子が出る前に相手エースを打ち崩せたのは大きい。
試合前から対策を練り、チームとして『考える』野球を実践できた結果だろう。
その裏には、勝利への飢餓感があった。
終わってみれば、強豪相手に6対1。
TOKYO SKYHAWKSは、約一か月ぶりの勝利に沸いた。

「何も持ってない男」・時代錯誤な西川(1)が、これからの新トレンドだ!

お互いに死球1に抑える好ゲームを展開=試合スタッツ(投手成績比較)

お互いに死球1に抑える好ゲームを展開=試合スタッツ(投手成績比較)

絶対的エースのいないチームにあっては、消去法で登板することも多い。
それでも西川は毎年ある程度の成績(昨年は4勝!)を残し、大炎上を何度経験しようが、登板を断らない。

「何かを持っている」ことが尊ばれる昨今、西川は逆を行く。
西川は何も持ってない。
いや、正確に言えば、こうだ。
彼は、「何も持たなくていい男」なのだ。
手ぶらでも平気、それが西川だ。
投手とは、キャッチャーミットに球を投げ込むこと―。
単純にそんなふうに思っているフシさえある。

そのベースにあるのは、メンタルの強さ、言い換えれば、極端なほどの無頓着さだろう。もちろん、100%天然由来成分だ。

Pe Angels戦で6回1失点5奪三振を奪う活躍をみせたTOKYO SKYHAWKS・西川 (1)投手

Pe Angels戦で6回1失点5奪三振を奪う活躍をみせたTOKYO SKYHAWKS・西川 (1)投手

例えば、銭湯へ行く場合、諸事情さえ許せば、西川はフルチンで家を出る。
そんなことをやりかねない男なのだ。

この試合も、不可解な理由で、少年野球なら大目玉級のけん制死を喰らい、試合後、選手会長・遠藤(25)から「ボールから目を離すな」とダメ出しされた。

そして、ランナー1塁3塁の局面。1塁ランナーの西川は走ったが、明らかにアウトのタイミング。あえて挟まれて3塁走者の生還を助けることもなく、2塁に突っ込んで爆死。

『考える』野球を実践するチームの中で、唯一、西川だけが『考えない』。
その欠落感は大いなる凹となって、凸型のチームにハマり、破調をも含んだ絶妙な均衡をもたらしている。
このチームにあって、西川は乙な存在だ。

「何も持たなくていい男」、西川から目を離すな―。

変動期を迎えつつある新生TOKYO SKYHAWKS、凸と凹の両翼で勝利の空を舞い上がれ

強豪・Pe Angelsを破ったTOKYO SKYHAWKSは、この試合、走者なしの2アウトから粘り強く打線がつながり、課題だった序盤の突き放しが成功した。
これは本来チームにとっての理想の試合運びだろう。
ランキングポイント上位チーム相手にできたことは、今後も自信になるはずだ。

試合後の円陣を組むTOKYO SKYHAWKSメンバー

試合後の円陣を組むTOKYO SKYHAWKSメンバー

現在、チームはメンバーの入れ替わりの激しい変動期を迎えつつある。
野球から離れていた選手の野球勘の再生、怪我や仕事、就活で戻ってくるメンバーが揃えば、戦力層去年以上に厚みを増してくるだろう。

充実のラインナップに、手ぶらの西川がうまいことハマれば、新生TOKYO SKYHAWKSは目が離せない魅力的なチームになるに違いない。

リーグ専属カメラマンの熱戦フォト(全194枚)

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1

C.C.Nationals
66大森

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2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体

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Brains
30大沼

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PALYBALLS
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★チーム創設メンバー
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