PATRIOTS・荻本 晴樹(23) | 2018年8月3日
トップバッターとして3四球二盗塁とチームを勝利に呼び込んだPATRIOTSの連 辰徳(21)
猛烈な炎天下で行われたフューチャーカップ・PATRIOTS対日本橋裏本町軟式野球部の一戦は、最後まで勝敗のわからない、真夏の到来を予感させる熱戦となった。
数少ないチャンスを足でかきまわす攻撃で広げ、3安打で確実に得点を重ねたPATRIOTS。
また、守備陣の好プレー連発に盛り立てられ、調子を取り戻した菊池優希(10)が最後まで投げ切り、6対4でPATRIOTSが勝利した。
<PATRIOTSのトーナメント(FC)成績>
一回戦 ○不戦勝 シェイカーズ
二回戦 ○6-4 日本橋裏本町軟式野球部
<日本橋裏本町軟式野球部のトーナメント(FC)成績>
一回戦 ○15-2 チームフミハナ
二回戦 ●4-6 PATRIOTS
【参考URL】
2018年 スカイツ・フューチャーカップのトーナメント表はこちら
試合スタッツ(投手成績比較)
PATRIOTSの菊池優希(10)はマウンド上で“ひとり”だった。
球も走らないし、思うようにコントロールも定まらない。
本来の調子とはほど遠かった。最近の復調傾向もまるで嘘のようだった。
炎天下の強烈な日差しがやけに突き刺さってくる。
菊池の胸にかすかな不安が兆し始めた―。
そんな不安を突いて、日本橋裏本町軟式野球部が襲いかかってくる。
初回、奥田和馬(11)、高橋(55)と立て続けに四球がらみのタイムリーを放たれ、PATRIOTSはいきなり2点を先制されてしまった。
菊池の流れる汗が嫌なものに変わった。
このまま崩れていくのか―これまでの不快な記憶がよみがえってきた。
菊池を救ったのは、守備陣の好プレーの連続だった。
前半リードを許す展開も、粘りの投球で逆転勝利投手となった菊池 優希(10)投手
まず2回表、センター山下尚輝(9)が、通常ならマサイ族しか捕れないようなセンターオーバーの大飛球をキャッチ。
続けて3回には、ライト荻本晴樹(23)が、強烈なライナーをロシアW杯・ポーランド戦の日本代表GK川島ばりにスーパーセーブ。
好プレーは外野ばかりでは終わらない。
セカンド蓮辰徳(21)が、爬虫類ハンター・加藤のような鋭い直観で、本塁捕殺。
窮地を救われた菊池の脳裏には、チーム結成時のことが思い浮かんだ。
高校の卒業式の日、みんなで集まってチーム名を考えた。
約30個の候補の中から、多数決で今のチーム名に決まった。
『PATRIOTS』―。
危機に際し発動されるこの迎撃システムは、好プレーで盛り立ててくれた仲間たちの姿そのものだった。
打たれたら、みんなに任せよう―。
そう開き直れた菊池は、以降、本来の調子を徐々に取り戻した。
猛暑の中、大崩れすることなく、4回4失点6四球ながらも、堂々と最後まで投げ切った。
試合スタッツ(打者成績比較)
今シーズン、当たっている選手とそうでない選手の差が大きいPATRIOTSは、数少ないヒットで確実に点を取ることをチーム方針としている。
積極的な走塁もその一つだ。
日本橋裏本町軟式野球部・奥田の粘投を、この試合、計7盗塁の足を絡めた攻撃で初回から揺さぶりをかけ続ける。
バントで揺さぶりを狙う9番・吉田 健一郎(31)
遂に試合が動いたのは、3回表だった。
連続四球の走者を置いて、5番・緑川隆治(7)が打席に立った。
奥田のストレートを確実にとらえた瞬間、緑川は2塁寄りになっていた相手ショートの守備位置を見逃さなかった。
とっさの判断で、三遊間に鋭く打ち返した。
このタイムリーをきっかけに、この回4点を奪い、PATRIOTSが逆転した。
この試合、内安打を含む3安打のみだったが、足でかき回し、数少ないチャンスを確実にものにする、PATRIOTSのチーム戦術は健在だった。
最後まで勝敗のわからない熱戦は、6対4でPATRIOTSの逆転勝利に終わった。
最後を締めくくったのは、4回表、8番・荻本晴樹(23)のダメ押し2点タイムリーだった。
ライト前に転がった打球を見送ると、ベンチの雰囲気は最高潮に達した。
逆転勝利を決定づけるタイムリーだったからではない。
荻本にとって今シーズン公式戦初安打が、打点につながった。
そのことをチームのみんなが知っていて、自分のことのように歓喜したからだった。
チームの誰かの喜びが、自分の喜びに変わる。
スマイルの掛け算、喜びが倍々に広がっていく。
それが野球の醍醐味の一つだろう。
今シーズン11打席目にして初安打を記録した8番・荻本 晴樹(23)
PATRIOTSは高校の同級生たちで結成されたチームだ。
『楽しく野球をやろう』―。
結成時のチームコンセプトは、いまだに忘れられていなかった。
荻本、沸きに沸くベンチの仲間たちの笑顔は、こう物語っていた。
今、楽しく野球をやれている―。
そして、これからも仲間たちと野球をやる限り、彼らが自分たちの原点を忘れることはないだろう。
所属:PATRIOTS / 投打:右投右打 / 役職:未経験者で唯一正レギュラーに居る男。下位打線の要。
天然だが面白くて良い奴。皆、彼を愛している。
日付 | 対 戦 | 勝 敗 | 登 板 | イ ニ ン グ | 自 責 点 | 失 点 | 奪 三 振 | 与 四 球 | 与 死 球 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 暴 投 | ボ | ク | 詳細 | |
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登板情報はありません。 |
日 付 | 対 戦 | 守 備 | 打 順 | 打 撃 成 績 | 打 点 | 得 点 | 盗 塁 | 盗 失 | 失 策 | 美 技 | 詳 細 |
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2018年09月23日 | 対 道玄坂カクタス(○3-2) | 右 | 9番打者 | - アゴ - ア飛 - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月22日 | 対 チームフミハナ(●20-2) | 右 | 9番打者 | - アゴ - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月08日 | 対 日本橋裏本町軟式野球部(○6-4) | 右 | 8番打者 | - アゴ - アゴ(1) - 右安(2) | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年06月09日 | 対 ホイチョイ(●5-12) | DH | 8番打者 | - アゴ - 三振 - アゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年06月03日 | 対 シーレックス(●11-2) | 右 | 8番打者 | - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月18日 | 対 raVens(●1-2) | 右 | 6番打者 | - 一飛 - 投ゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月04日 | 対 Jakays(●4-17) | 右 | 6番打者 | - 四球 - ア飛 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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FC | 2018年07月08日 篠崎公園B鹿骨 | PATRIOTS | 6 対 4 11:00~ | 日本橋裏本町軟式野球部 | 菊池 優希(10) 196 view | 【勝】 菊池 優希(10) 196 view 【負】 奥田 和馬(11)[投制] 0 view | 奥田 和馬(11)[投制] 0 view | 詳細 |
7位
PATRIOTS
21連 辰徳
謎多き人物。何でこのチームに所属してるの??(笑)才能豊かなユーティリティプレーヤー。何処でも守ります。守らせます。
打て、連!! 聞いてるのか連!! おい、連!!
156 view
9位
PATRIOTS
27川越 敬史
不動の遊撃手。打撃・守備共にトップクラス。こいつが居ないと内野は始まらない。
持ち前の速球を生かし、投手としての活躍も著しい。
aikoと酒を愛する男。
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1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は最多勝に最多奪三振を獲得、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。一目でわかる華と実力でチームを引っ張る!
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