BBジャンキーズ・若頭(23) | 2018年8月30日
BBジャンキーズの先発・丹澤シュンスケ(15)は2回途中4失点で降板となった。
スカイツリーグ・公式戦、BBジャンキーズ対侍の一戦は、下馬評を覆す意外な展開となった。
投手陣のコマ不足、不可解な失策の連発で、昨年のリーグとチャンピオンズシリーズの覇者BBJが、今年初参戦の新参チームに序盤から苦しめられた。
最後は最強チームの一角を担う底力を見せ、11対8で追いすがる侍を何とか振り切った。
この勝利により、BBJは公式戦7戦目にして、ようやく白星が先行することとなった。
試合開始前から、BBJは困難に直面していた。
投手が制限付きの千葉ユウスケ(26)しかいないのだ。
嫁との温泉旅行、子供のお守り、大阪での結婚式出席など、プライベート事情により、他の投手陣は不在だった。
対戦相手は、今年リーグ初参戦の侍だ。
何の情報もなく、未知数のチームだった。
見た目は確かに、礼儀正しく気持ちのいい好青年たちばかりだ。
だが、その印象とは裏腹に、チーム名の通り、藪から棒に白刃で切りつけてくるやもしれない。
リーグ最強クラスの実力を誇るBBJであっても、安心はできなかった。
未知数の相手に、BBJ首脳陣は二人の投手にすべてを託した。
先発・丹澤シュンスケ(15)とその後を引き継いだ田中ヨシタロー(9)だ。
丹澤は2回の途中まで、田中は0回3分の2を投げた。
猛暑日で、しかも熱風こもる人工芝という悪条件の中、二人とも公式戦初登板を感じさせない投球を見せた。
首脳陣もきっとほっとしたことだろう。
それはこと投手陣に関してだけだったが―。
BBジャンキーズの二番手・田中ヨシタロー(9)
何しろ、この日のBBJは守備面での失策が多かった。
記録にならないものを含めると10個はあった。
実力チームとしては考えられない数字だ。
初回の4失点も、連続死球で塁を埋められ、手痛い失策から奪われた。
先行されるのが苦手なBBJにとっては、この展開は苦しい。
追いついたはずがグラブからこぼれ落としたり、捕って投げるだけのやさしいプレーで慌て暴投したり、真正面のフライをグラブの土手に当て落球など、通常ではありえないプレーが続いた。
もはや真夏の怪奇現象に近かった。
猛暑のせいなのか、試合前のゴタゴタのせいなのか、それはわからない。
ただ、要因として一つ考えられることがあった。
捕球や投球するとき、選手たちの心に一瞬こんな動揺が走ったからかもしれないのだ。
「そう言えばオレ、嫁(あるいは恋人や家族)のこと、ずいぶん放ったらかしにしてんな―」
投手陣を根こそぎかっさらっていたプライベートの呪い。
灼熱の人工芝グランドで、不気味にこだましていた―。
BBJにとって苦しい流れのまま迎えた4回表。
強豪相手に順調よく抑えていた侍・福原(1)に疲れが見え始めた。
そこに、2塁打を放った千葉を置いて、4番の和田シゲヒサ(27)が登場した。
彼は創設メンバーの一人で、チーム随一の右の大砲だ。
諸事情により参加率が低く、自他ともに認めるレアキャラだった。
ならば、常連メンバーのいないときこそ、活躍を期待したい。
暑さでバテた福原から、いきなり柵越えポール横50センチの大ファール。
彼への期待がいっそう高まってゆく。
打ち直したとき、重苦しいBBJベンチの空気が一変した。
和田の打球は右中間をはるか越え、逆転2ランホームランとなったのだ。
この貴重な一打が、試合の流れを大きく変えた。
さらに、5回も続けて、3番渡邊ユーキ(22)、4番和田と連続エンタイトルツーベースを放ち、ダメ押しの5得点。
投手陣の不在をレアキャラ選手が埋め合わせる。
理想的な展開だったが、試合はまだ波乱含みだった―。
揺さぶりをかけるBBジャンキーズの3番・渡邉ユーキ(22)
4回裏からは、首脳陣のプラン通り、投手制限付きの千葉ユウスケ(26)が登場した。
この日、彼はストレートも変化球も冴え渡っていた。
どの球種も腕の振りと高さが同じフォームから投げ込まれるのだ。
打者にとってはバットが何本あっても足りはしない。
それほどキレていた。
いきなりの2奪三振で三者凡退、相手の追走を見事に断ち切った。
誰もがこのまま試合が終わると思っていた矢先―。
最後の5回裏、またしても、BBJに失策プレーが続き、被安打1ながら3失点、侍に3点差まで詰め寄られてしまった。
まるで大阪夏の陣で、真田幸村に迫られた徳川家康のようだった。
プライベートの呪縛は、まだ解けていなかった。
あわやサヨナラという展開に、BBJ首脳陣も気が気でなかっただろう。
最後は千葉がしっかり締め、11対8で勝利したものの、試合後、首脳陣はチームの引き締めを明言した。
自身もまた何らかのプライベート事情を抱えつつ―。
草野球とプロ野球の違いは何か。
いろいろ挙げられるだろうが、あえてここは一つに絞ろう。
試合のある大事な日に、嫁との温泉旅行を優先させなければならないことだ。
例えば、開幕戦当日、開幕投手が嫁と混浴温泉でしっぽり湯煙慕情している。
こんなことはプロ野球では到底ありえない。
到底ありえないことが起こるのが、草野球だ。
草野球の土台は家庭円満、そう断言してもいいだろう。
だが、ときにプライベート事情が足かせになったりもする。
仕事はもちろん、子供のお守り、遠方での結婚式出席、地域活動、二日酔い、嫁を含む家族との関係など、草野球への参加を阻む(?)障壁は案外多い。
4回から登板したBBジャンキーズの千葉ユウスケ(26)
野球をやりたいのにやれないジレンマ。
プライベートと草野球の狭間で、選手たちは揺れ動く。
まるで三角関係でもつれる男女のように。
他でもない、そんな独特の緊張感が、プロ野球と異なる味づけをし、草野球の世界をよりいっそうスリリングなものへと高めているのだ。
プライベートの波をかわしつつ、なおかつ定期的に参加していく。
日頃から家族サービスを怠らず、少しずつベースボールマイレージを貯め、草野球の日に大放出する―。
ほぼ絶滅危惧種だとしても、それは草野球人の猛者たる姿かもしれない。
プライベート事情と草野球のスリリングな関係。
お互い、しのぎを削り合いつつ、どうせやめられないのだ、草野球は。
成仏できないこんな魂の叫びが、どこからともなく聞こえてきそうだ。
「神様、お願い!オレに野球をやらせて!」
所属:BBジャンキーズ / 投打:右投右打 / 役職: 監督 キャプテン 広報 BBJ若頭(監督兼主将)兼広報・渉外担当。老眼の進行が著しいのが1番の悩み(T^T)。道具のオーダーが大好きな困ったちゃん(笑)。
日 付 | 対 戦 | 守 備 | 打 順 | 打 撃 成 績 | 打 点 | 得 点 | 盗 塁 | 盗 失 | 失 策 | 美 技 | 詳 細 |
|
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2018年12月23日 | 対 ドンマイ・ロックス(○1-7) | 中 | 1番打者 | - 中安 - 一ゴ - 左直 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年09月08日 | 対 Dokant(ドカント)(○5-4) | 中 | 1番打者 | - 三ゴ - 三振 - 中2(1) - 三振 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月25日 | 対 プレアデス(○3-2) | 中 | 5番打者 | - 遊安 - 四球 - 右3(1) | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月18日 | 対 恵比寿モレーナ(○9-1) | 中 | 1番打者 | - 本塁打(1) - ニ安 - 四球 - 本塁打(1) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月14日 | 対 侍(○11-8) | 中 | 5番打者 | - 一ゴ - 四球 - 四球 - ニゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年06月09日 | 対 東京アクアホークス(○4-2) | 中 | 6番打者 | - ニゴ - 四球 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年05月19日 | 対 Abends(○4-10) | 中 | 6番打者 | - 左2(2) - 一ゴ - ニゴ | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 詳細 | |
2018年03月24日 | 対 Rangers(●1-4) | 中 | 2番打者 | - 四球 - 四球 - 四球 - 四球 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月17日 | 対 Tomorrow Never Knows(○6-2) | 中 | 3番打者 | - 敵失(1) - 四球 - 投ゴ - ニゴ | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月10日 | 対 ドンマイ・ロックス(●0-1) | 中 | 1番打者 | - 投ゴ - 投ゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月03日 | 対 東京南海Z団(●1-2) | 中 | 5番打者 | - 一ゴ - ニゴ - 遊飛 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年01月13日 | 対 LFD(○5-3) | 中 | 6番打者 | - 左安 - 四球 - 邪飛 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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LG | 2018年07月14日 豊島区立総合体育場 | BBジャンキーズ | 11 対 8 12:00~ | 侍 | タンタン(15) 0 view | 【勝】 ヨシタロ(9) 0 view 【負】 福原(1) 0 view 【S】 ゆーすけ(16)[投制] 0 view | 福原(1) 0 view | 詳細 |
7位
BBジャンキーズ
33ヤスジ
イヂられ3号(笑)。
ファイト溢れるプレーと声出しでチームを盛り上げるムードメーカー。
※2019松岡シーレックス未参加の為助っ人解除[ハンデ無し]
※旧ユニ
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1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は最多勝に最多奪三振を獲得、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。一目でわかる華と実力でチームを引っ張る!
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