Madrush・うめ(5) | 2018年10月23日
Madrush・つーたん(19)
2017年リーグ初参戦のMadrushは、昨年リーグIKI・Jグループ2位、初年度でCS初出場も決めた。
現在は、IKIリーグ・Iグループで4位につけている。
創設してまもないチームだが、酒豪揃いの選手たちの飲みっぷりは、早くも円熟味すら帯びている。
酒と草野球の相性の良さは、今更言うまでもないだろう。
この二つをこよなく愛する彼らの横顔を、これから紹介していこう。
濃いめのお湯割り焼酎でも片手に読んでもらえれば幸いだ。
月曜から金曜日までは息を止めて、水中深く潜っている。
どこに何があるのか、だいたいわかっている。
一発逆転よりは確実なほうを好む。
ときに起こるアクシデントも想定内。
こうなったら、こういうふうに。
こういうふうになる前に、そもそもできるだけ手を打ってある。
めったなことは起こらない。
歌の歌詞にあるような退屈な日々なんてフレーズが思い浮かぶ。
それを呟けば、何だか取り返しのつかないことになってしまいそうで、やめておく。
Madrush・たいちろう(13)
それでも、思わずにはいられない。
例えば、金銀財宝積んだ沈没船との遭遇、亀を助けて竜宮城で一夜限りの豪遊―。
めったにないことを願う気持ちはなかなか捨てきれない。
ふくらむ妄想はきれぎれの泡となって消えていく。
息が切れる、もう限界だ―それなりの成果を手にして浮上するとき、休みの土曜日を迎えている。
休みの日が待ち遠しくてたまらない。
いまだに子供の頃と変わらない。
胸を焦がすような想い。
どんなにひどい一週間を過ごしても、休日の後は、元に戻っている。
リセットだけでなく、リフレッシュさえしている。
Madrushの面々は、草野球という『運命の人』と出会った。
とにかく野球がやりてぇんだよ、と集まった選手たちだ。
飢えた狼は遠吠えして、友達の友達をも呼び寄せた。
友達の友達は友達だ。
おまえ誰だよ?というやつさえ友達だ。
巷には、白球を求めさまよう魂がよほど多いのだろう。
素人だろうが、経験者だろうが、レベルの差など問題にはならない。
野球がやりてぇやつはすべて仲間だった。
そして、偶然にも、若いながらも呑み助たちが集まった。
まるで入部条件・『酒豪』とでもいうように。
チーム名はここに由来している。
マッドは泥、ラッシュは酒、合わせて『泥酔』を意味する。
酒豪揃いのチームにこれほどさわしい名前もないだろう。
この言葉にはスペルこそ違うが、突撃という意味合いもある。
ドーンといこうぜ!そんな前向きな姿勢は、何より、野球を楽しもう、というチームスピリットに根ざしている。
Madrushのたいちろう(写真左)とつーたん(写真右)
草野球の日、グランドへ向かう途中から高揚してくる。
なんなら前日の夜からそわそわしている。
祭り前日の子供と同じだ。
晴れてくれたら嬉しい。
曇りでも構わない。
雨はちょっと勘弁してくれ。
そんな気持ちで迎える朝。
グランドに着けば、普段は出さない大声を腹の底から出して、空にぶつける。
その瞬間、身体の中から鉛のような重さ、毒気がすっと抜けていく。
今日はもしかしてどでかいホームランを打てるかもしれない。
打者をのけぞらせる強烈な一球を投げることができるかもしれない。
思わず歓声のあがる美技を披露できるかもしれない。
理想の試合展開での勝利だって―叶わくても、平日の妄想の後のように、溜め息では終わらない。
次の試合がある。
そう思うと、楽しみと期待しか湧いてこないのだ。
とりあえずは、バットとボール、そして仲間たち、それだけあれば笑っていられる。
月曜から金曜日までの日々は、この瞬間のためにあったのだ、と思えてくる。
社会人の土日を素敵なものにしたい。
キャプテンのうめ(5)にはそんな強い想いがある。
草野球する者につまらない土日などない。
そこで出会う仲間たちに退屈なやつなどいない。
どうせやるなら真剣に取り組んで、勝利を求めていく。
その姿勢は10年後だって変わらないだろう。
試合で失点が重なると、静まり返ってしまう素直さもある選手たちだ。
それゆえ、日頃の生活では何かとストレスが多いのかもしれない。
草野球のために平日を過ごしているのか、平日を乗り切るために草野球をしているのか、もうわからなくなっている。
いや、どちらが正解なんて、どうでもいいことなのだろう。
Madrush・りゅうちゃん(8)
彼らにとって草野球は、週末ごとに行われる祭りだ。
月曜から金曜日まで蓄えた力を一気に爆発させるハレの日だ。
どうしたって、前日からそわそわしてくる。
キャップはねじり鉢巻き、スパイクは地下足袋、ユニフォームは法被。
力あわせて隣町と渡りあうとき、仲間同士の強い結束が生まれる。
バットは幟に、担ぐ神輿には白球大明神。
とことん祭りを楽しんだ後じゃ、頭は空っぽ。
そこにありったけの酒を注げば、泥のように酔い、泥のように眠る。
いくらか記憶は飛んでも、自分の打球の手応えだけは憶えている。
夢の中で次の祭りを待ちわびている。
帰る場所は自分の家の他に、このチームがある。
Madrushの選手たちの一週間は、この場所から始まってゆく。
Madrushメンバー
日付 | 対 戦 | 勝 敗 | 登 板 | イ ニ ン グ | 自 責 点 | 失 点 | 奪 三 振 | 与 四 球 | 与 死 球 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 暴 投 | ボ | ク | 詳細 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
登板情報はありません。 |
日 付 | 対 戦 | 守 備 | 打 順 | 打 撃 成 績 | 打 点 | 得 点 | 盗 塁 | 盗 失 | 失 策 | 美 技 | 詳 細 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018年10月28日 | 対 TOKYO☆MONSTERS(●4-0) | 三 | 1番打者 | - 右飛 - 左安 - 三ゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年10月21日 | 対 MuddyWaters(●1-7) | 二 | 2番打者 | - 遊ゴ - 左安 - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年10月07日 | 対 Cadenza(○16-2) | 二 | 2番打者 | - 四球 - 四球 - 三安(1) | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年09月09日 | 対 Brains(○8-2) | 二 | 3番打者 | - 中安(1) - 中飛 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月05日 | 対 ミッカボーズ(●9-7) | 三 | 6番打者 | - 犠飛(1) - 三飛 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月08日 | 対 上京(○4-9) | 三 | 2番打者 | - 四球 - 一ゴ - 四球 - 三安(1) | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年05月26日 | 対 15ミニッツ(○0-6) | DH | 3番打者 | - 四球 - 邪飛 - 三ゴ | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月29日 | 対 文教スパッツ(○2-5) | 捕 | 7番打者 | - 四球 - 四球 - ニ飛 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月29日 | 対 Aspens(○5-10) | 三 | 3番打者 | - 四球 - 遊ゴ - ニ安(2) | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年04月08日 | 対 ケンズ(●5-6) | 一 | 2番打者 | - 四球 - 捕飛 - 中2(1) - 三振 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月18日 | 対 MARVELL(○3-13) | 二 | 2番打者 | - 中安 - 敵失 - 左飛 - 一飛 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は最多勝に最多奪三振を獲得、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。一目でわかる華と実力でチームを引っ張る!
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受賞選手
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