東京の初級限定の草野球リーグ・大会をお探しなら、東京スカイツリーグへ！

最高気温12度と寒さが身に沁みる中で行われたチャンピオンズシリーズ準決勝。
試合は、チーム・バビグリンが初回に先制。
しかし、Slammer'sは隙を見逃さず逆転に成功。
4回にも集中打で突き放したSlammer'sが8対1でチーム・バビグリンに勝利し、決勝進出を決めた。

伊家村　新一(19)「好投手相手に、珍しくよく打ったと思います！」

＜チーム・バビグリンのトーナメント(CS)成績＞
一回戦 ○13-0 一番星
二回戦 ○9-3 　スレイヤーズ
三回戦 ○0-4　 K.B.F.Cイーグルス
準決勝 ●1-8　 Slammer's

＜Slammer'sのトーナメント(CS)成績＞
一回戦 ○11-2 Z団
二回戦 ○7-3 　Brains
三回戦 ○5-1 　K.B.F.Cイーグルス
準決勝 ○8-1 　チーム・バビグリン

【参考URL】
2018年 草野球チャンピオンシリーズのトーナメント表はこちら

先制された直後に逆転！流れを変えた西田の一撃！！

両チームの試合スタッツ

昨シーズンベスト4のSlammer'sは、相手の失策や四死球に付け込む試合巧者だ。
以前、試合後のコメントで貧打のチームと謙遜していたが、相手が隙を見せると大量得点を奪いここまで勝ち上がってきた。

初回表、制球力が売りの先発・河西　智史(31)はらしくない滑り出し。
先頭に四球を与えると、2アウトとするがタイムリーを浴び1点献上。
今シーズンのCSでは初めて先制点を与える苦しい展開となる。

しかし、ここからがSlammer'sの本領発揮。
相手の先発・松井(46)の制球が定まらないと見るや、3連続四死球を奪う。
1アウト後、5番・西田　龍彦(25)を打席に迎えると、振り抜いた打球はセンターへ2点適時打。
好投手・松井(46)が浮き足立っている隙を付き、逆転に成功する。

-- 初回の西田選手の2点適時打は見事でしたね

浮田マジック不発、Slammer'sの圧力に屈す！

四回から登板したチーム・バビグリンの鉄腕・浮田(11)

一方チーム・バビグリンは、二塁手・ベル(42)、遊撃手・遠竹(4)のキーストーンコンビを中心とした堅い守備力で勝ち上がってきたチームだ。
準決勝までの3試合の失策数はわずか1、いくつもあった満塁の大ピンチも自慢の守備力で凌いできた。

初回表、1番・成田(2)が四球で出塁すると、4番・ベル(42)の一撃で先制に成功。
チーム・バビグリンの勝ちパターンに持ち込む。

しかし初回裏、先発・松井(46)の制球が定まらす3点を献上。
逆転を許し、なんとか反撃ムードを作りたい所。

ここで流れを変える為に浮田マジックを発動。
投球制限がある先発・松井(46)から浮田(11)にスイッチ。
打たせて取るピッチングで守備から流れを作る作戦に出る。

ところが4回裏、1アウト後から3連打で2失点、さらに痛恨の失策も重なり計5失点。
自慢の守備力に綻びが出てしまい万事休す。

ただ、守備の綻びはSlammer'sの圧力が強かったからだろう。
安打10本の他にも盗塁8に四死球5、出塁され足でかき回されては浮田マジックでも歯が立たなかった。

-- この試合は盗塁8を記録しているが、作戦通りだった？

『明るく、楽しく、前向きに！』自分たちの野球でCS決勝に挑む！！

監督だけでなく投手も務める伊家村監督

Slammer'sは4回裏にビッグイニングを作る。
4本の長短打と相手の失策も重なり一挙5得点、試合の大勢を決した。

Slammer'sのモットーは『明るく、楽しく、前向きに！』。
常に明るく、そして楽しく前向きに自分たちの野球に集中しているからこそ、どんなピンチの場面も乗り越えられるのだろう。

この試合でもいくつかピンチがあった。
3回表、ランナー2塁でセンター前にヒットを打たれたが、西田　龍彦(25)のバックホームストライク送球で阻止。
4回表、投手交代直後にヒットを打たれランナーを許すも、併殺で流れを断ち切る。
Slammer'sは相手の隙に付け込むのも上手いが、相手に隙を与えないのも上手い。

決勝戦の相手はCS準優勝2回と実力があり、今回のCSをじゃんけんで2勝と運も持っているMuddyWaters。
しかし、『明るく、楽しく、前向きに！』自分たちの野球に集中すれば優勝に手が届くはずだ。

-- ついに決勝戦、自分たちの野球に集中して戦うためにやるべきことは？

チーム・バビグリンの集合写真

Slammer'sの集合写真

記事：onetoosy（めんぼー）
撮影：笠峰新志