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１点を争う展開だったこのゲームは、終盤に守備の乱れから失点してしまった文教スパッツがＩＫＩリーグでリーグ戦優勝経験もあるマジョリカフーズに惜敗した。昨シーズンリーグ戦未勝利だったマジョリカフーズは、久々のリーグ戦勝利となった。

文教スパッツは守備のほころびで勝利を逃す

１－１のタイで進行していたゲームは５回裏、文教スパッツの守備の乱れもあってマジョリカフーズが２点を奪い、そのまま逃げ切った。

文教スパッツは最終回に反撃を見せるもあと一歩届かず、２０１９年公式戦は残念ながら黒星スタートとなった。

ちなみにこの両チームは、昨シーズンサテライトで１位の文教スパッツ、２０１４年にＩＫＩリーグ優勝のマジョリカフーズと、どちらもリーグ戦優勝経験がある。昨シーズン、マジョリカフーズはリーグ戦未勝利だったが、実績ではサテライトよりもレベルが上のＩＫＩで優勝経験のあるマジョリカフーズがやや上だったということも言える。

-- 5回裏、文教スパッツの守備の乱れをうまく突きましたね。

マジョリカフーズは昨シーズンリーグ戦０勝

リーグ戦優勝経験もあるマジョリカフーズは昨シーズン、リーグ戦で試合数も５と過去シーズンに比べて大きく減らし、１勝も出来ないままリーグ戦を終えてしまった。

従って今回の勝利は実に２０１７年１１月以来、約１年３か月ぶりになる。

ゲーム後にゴジゴン（６）選手も「これでチームの士気も高まる」と話しており、チームとしても久々の勝利で雰囲気は良くなったようだ。

マジョリカフーズは２０１４年に６勝２敗の好成績だった後、翌年からは毎年負け越しているが、今シーズンは初戦のこの勝利をきっかけにして上位進出も狙いたいところだ。

-- 幸先の良いスタートを切れましたね。

IKI優勝経験のあるチームと互角に戦えた文教スパッツ

一方、文教スパッツにとってこの試合は敗れたとはいえ、収穫もあった試合ではないだろうか。

ＩＫＩ優勝経験のある格上的な存在のマジョリカフーズと中盤まで互角に戦えたのだから今後に大いに期待の持てる内容だったと言える。

また、ゲーム後に横山（８８）監督が「試合前のアップや試合中の声掛けなど、野球に真摯に取り組む姿勢を見習いたい」との旨のコメントも残してマジョリカフーズから学ぶべきものは多かったと評しており、今回のゲームで得られたものは非常に大きかったことがうかがえる。

監督自身采配面や、勝負どころでのバッティング、さらには守備面などまだまだ課題は多いチームのようだが、今回のようなゲームをしていけば地力も強化されていくはずである。

-- 試合前のアップや試合中の声掛けが素晴らしいとあったが？

記事：koyabu33(Koya)
撮影：森崎 明寿