[2019シーズン NOBIRI B 総括]侍EXECUTIVE「2年目選手が台頭。投打に隙なくリーグ戦初制覇」

 | 2019年12月27日

投打に隙なくリーグ戦初制覇を果たした侍EXECUTIVE

リーグ戦参入2年目にして、初のリーグ優勝に輝いた侍EXECUTIVE。昨シーズンはリーグ戦4位とあと一歩のところで、リーグ戦突破を逃したが今シーズンは2位のチームに勝ち点10以上をつけて圧勝。昨シーズンリーグ戦で経験を積んだ2年目の選手の活躍が光り、チーム全体の着実なレベルアップが見られた大満足のシーズンとなった。

[第一位]侍EXECUTIVE「昨シーズンから大きく飛躍し堂々の優勝。2年目選手の活躍が光った。」

NOBORIリーグ Bグループ1位
◎9勝1敗0分 勝率90.0%
◎レジェンドカップ 初戦敗退(ベスト24)

10試合を戦い9勝1敗と圧倒的な強さで、リーグ戦優勝を果たした「侍EXECUTIVE」。昨シーズンのリーグ戦4位からの大躍進を支えたのは、TAKAICHI(2)選手、TANABE(8)選手、IKEDA(11)選手の2年目トリオ。

IKEDA(11)選手は全試合4番打者として出場。チーム2位となる打点10を記録と、打線の軸としてきっちり結果を残した。中軸を担ったTANABE(8)選手も、IKEDA(11)選手と並ぶ打点10をマーク。TAKAICHI(2)選手はチームトップとなる打率471をマーク。先頭打者として、攻撃の起点をつくった。

7月以降チームは全ての試合で2けた得点をマーク。打撃陣の好調ぶりが光った。

リーグ戦全試合に先発し7勝の活躍を見せたKENZABURO(20)投手の存在も大きかった。7勝全てが完投勝利と、まさに大車輪の活躍。防御率2.28と安定した投球は、攻撃にも良いリズムを与えた。

[第二位]TOKYO SKYHAWKS「自己ベストを続々更新。個の力が光るシーズンに」

NOBORIリーグ Bグループ2位
◎5勝4敗1分 勝率55.6%
◎CS MIYABI 二回戦敗退(ベスト32)
◎レジェンドカップ 決勝戦

リーグ戦3連覇は逃したものの、2位でシーズンを終え3年連続のリーグ戦突破を果たしたTOKYO SKYHAWKS。今シーズンは自己ベストの記録を残す選手が多く、チームの成績以上に実りの多いシーズンとなった。

エース西川(1)投手は自己最多となるシーズン6勝をマーク。完投勝利も自己最多となる5つを挙げる活躍を見せた。小川選手は自己最多の20安打を記録、昨シーズンの12安打から2倍近く安打数を増加させ、チームトップとなる打率556をマークした。

遠藤(25)選手には、5年目のシーズンにして嬉しい初ホームランが飛び出した。草野球の経験しかなく、苦戦を強いられることもあったが確実に大きな一歩を踏み出すシーズンとなった。

[第三位]LFD「安定の既存戦力に、新勢力の台頭も。5年連続のリーグ戦突破」

NOBORIリーグ Aグループ3位
◎7勝2敗0分 勝率77.8%
◎WS ベスト4
◎CS MIYABI 三回戦敗退(ベスト16)

リーグ戦を第3位で終えたLFDは、これで5年連続でのリーグ戦突破を決めた。

2015年のチーム加入以降チーム最多勝 、チーム最多奪三振のタイトルを4年連続で獲得しているエースの角(19)投手は、今シーズンも安定して力を発揮。チームが挙げた7勝のうち6勝は角(19)投手がもたらしたものだった。

打撃陣では新戦力の鯨岡(60)選手がいきなり力を発揮。規定打席到達者の中ではチームトップとなる、打率.455をマーク。打点12はチーム2位の数字と、勝負強さも光った。

今シーズン自己最高打率を記録した、アサコ(39)選手は着実な成長が見て取れる。2017年以降、毎シーズン打率は自己ベストを更新中。確実にレベルアッップしているのは成績からも明らかで、来シーズン以降の活躍にも期待が高まる。

[第四位]ツインリバーズ「ピンチの連続をチーム一丸でカバーも、規約違反に泣く悔しいシーズンに。」

規約違反に泣いたツインリバーズ

規約違反に泣いたツインリバーズ

NOBORIリーグ Aグループ4位
◎7勝1敗1分 勝率87.5%
◎WS グループ戦敗退
◎CS MIYABI ベスト4

あと一歩のところでリーグ戦突破を逃した、ツインリバーズは今シーズンは苦しい戦いを強いられた。

2016年から3年連続でチーム最多勝に輝いていた、エース戸田(39)投手が怪我で登板できない中シーズンを迎えることに。しかし、シーズンが始まってみると不安を吹き飛ばすかのように、坂本(5)投手・山崎貴浩(99)投手が大奮闘。防御率は驚異の0点台を叩き出し、エースの穴を見事にカバー。リーグ8戦目まで無敗を記録できたのも、投手陣の奮起があってこそだった。

打撃陣にもアクシデントが発生。昨シーズン21安打の活躍を見せた、宇佐美(9)選手が今シーズンはまさかの7安打と大ブレーキ。頼れる主軸の調子が上がらないなか、打線を引っ張ったのが新戦力の健二郎(19)投手。打率.529は規定打席到達者の中ではダントツトップの数字。出場したリーグ戦6試合全てで安打を放ち、チームに貢献した。

エースの不在や主軸の不振と度重なるピンチも、選手層の厚さできっちりカバー。最後までリーグ戦突破争いを演じたものの、規約違反の-6点が最後まで響く悔しい結果となった。

[第五位]東京シーガルズ「開幕4連勝の好発進も、シーズン後半立て続けの雨天中止に泣かされ終戦。」

NOBORIリーグ Aグループ5位
◎4勝3敗0分 勝率57.1%
◎CS MIYABI 三回戦敗退(ベスト16)
◎レジェンドカップ ベスト4

昨シーズンまで2年連続でリーグ戦首位通過を決めていた東京シーガルズ。今シーズンも開幕から4連勝と安定した力を発揮。しかし、シーズン中盤にまさかの3連敗。リーグ戦突破に向けてシーズン後半に勝負をかけたいところだったが、4節連続で雨天中止に。戦わずして、リーグ戦突破を逃す形となってしまった。

悔しい結果に終わったものの、明るい材料も見られた。チーム加入3年目となる中西(41)選手の打撃が遂に開花。昨シーズンはまさかの0安打に終わったが、今シーズンはチームトップとなる打率.500をマークと急成長。今後の活躍が楽しみになる、シーズンとなった。

[第六位]METI野球部「強豪撃破で実力備えるも、試合数わずか4試合と消化不足のシーズンに。」

消化不足のシーズンとなってしまったMETI野球部

消化不足のシーズンとなってしまったMETI野球部

NOBORIリーグ Aグループ6位
◎1勝3敗0分 勝率25.0%
◎CS MIYABI 四回戦敗退(ベスト8)
◎レジェンドカップ 三回戦敗退(ベスト8)

リーグ戦最下位に終わったMETI野球部だが、リーグ戦初戦ではリーグ戦2位のTOKYO SKYHAWKSとの接戦を制し、CSではリーグ戦2連覇の経験を持つ東京シーガルズを破るなど強豪とも戦える実力は兼ね備えている。

今シーズンはリーグ戦わずか4試合と試合が消化できず、思うように勝ち点を積み上げることができなかった。

2年目の松倉(4)選手がチームトップ打率をマークし初ホームランを放つなど、戦力は着実にレベルアップを果たしている。最下位とはなったものの、敗因は明確で来シーズン以降十分に巻き返しが見込める。

記事:もっちゃん(https://twitter.com/e3lht

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