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昨シーズンリーグ優勝したチーム同士の戦いは、プレアデスが辛くも１点差を凌いで勝利した。

プレアデスは病み上がりのエースけん（１８）が味方の守備に足を引っ張られて５失点しながらも何とか粘って完投勝利を飾った。

一方、東京ジュピターズはエース岩崎（１７）が３回途中で肘の痛みを訴えて緊急降板。結局先発投手の明暗がゲームの勝敗にそのまま直結した形となった。

リーグ戦優勝経験のあるチーム同士の戦いは終盤までもつれる

プレアデスは２０１３年にスカイツリーグに参戦してきて以降、６シーズンで３度のリーグ優勝を飾った実績を持つ（３位以下は一度もなし）。一方、東京ジュピターズもリーグ参戦４シーズンでリーグ優勝が２回とこちらも実績は上位の存在。

この２チームが２０１９年の開幕戦で激突した。結果は６－５の僅差でプレアデスが辛くも逃げ切ったが、６－１とプレアデスの楽勝ムードから終盤は流れが一変。

-- 東京ジュピターズの投手陣はいかがでしたか？

東京ジュピターズも簡単に試合をあきらめず、じわじわと追い上げて見せ場を作った。

結果的には東京ジュピターズは肘の痛みを訴えたエース岩崎（１７）の替え時が遅れたのが敗因の１つとなってしまった格好だ。

病み上がりのエースけん（１８）が踏ん張りをみせたプレアデス

プレアデス不動の4番として投打に欠かせない存在

プレアデスのいな（４）コーチによると、この試合の１週間前、エースけん（１８）がインフルエンザで試合出場が危ぶまれていたとのことだ。

過去５シーズンのリーグ戦通算成績が２５勝６敗の絶対的エースが不在となればチーム的に大ピンチだったが、けん（１８）はなんとか間に合い、この試合でも見事に完投してチームに勝利を呼び込んだ。

-- 終盤の負けムードを払しょくできた要因は？

ただし、終盤に守備の乱れもあってバタバタしてしまった点に少々課題も残ったゲームだったと言えるだろう。５安打を集中された５回に３失点、さらには２点差リードの最終回に２失策が絡んで１点を奪われるなど、詰めの甘さが出てしまった。

従って次戦はこの反省を糧に試合に臨んで欲しいところだ。

エース岩崎（１７）の緊急降板がこたえた東京ジュピターズ

キレのある変化球、精密なコントロールが武器

一方、終盤の追い上げで見せ場は作った東京ジュピターズだが、３回途中で肘の痛みを訴えて緊急降板したエース岩崎（17）が誤算だった。

試合後に遠藤祐（９）監督が「２回で肘の痛みを訴えた岩崎（１７）の継投のタイミングが遅かった」と語っているように、岩崎の降板後に許した３回の５失点が最後まで重くのしかかってしまった。

-- 野球未経験の櫻井(14)選手が長打二本と絶好調ですね

打線に関しては終盤に４点を返し、１点差まで追い上げる粘りを見せたものの、遠藤祐（９）監督によると「エンジンのかかりが遅い」と辛口の評価である。

次戦、エース岩崎（１７）の回復具合が気になるが、まずは２０１９年の初勝利をあげたいところだ。

記事：koyabu33(Koya)