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接戦上等!?少ない得点でも守り抜く勝負強さあり！

東京スカイツリーグのフューチャーカップが3月2日のキングバレッツ対COLORADO BUNNIESを皮切りにスタートした。
2015年に始まったフューチャーカップは今シーズンで10年目を迎えるが、記念すべき10周年目を優勝で飾るチームはどこになるのだろうか？
フューチャーカップ土曜枠に入った各チームの戦力を分析し、予想してみた。

本命: Alpha Baseball Club

昨シーズンはリーグ戦8勝2敗で2019年にスカイツリーグに登録して以来初のリーグ優勝を飾った。
2022年までのリーグ戦トータルは14勝14敗と勝ったり負けたりの成績だったが、昨シーズンは得失点差が+21と失点の方が多さが目立った過去から大きく改善したのも好成績が残せた要因だろう。

投手陣は昨シーズンリーグ戦で4勝をマークし、トータル16イニングで自責点僅か1の防御率0.44という驚異的な数字を残した野田 晃弘(10)が中心だ。
また、2020年からリーグに参戦し、リーグ戦通算6勝をマークしている小林 大悟(53)も先発の一角を担っている。

打撃陣は主に3,4番を打つ清　優貴(23)、福田（ふくちゃん）(14)の2人の存在が心強い。昨シーズンは2人合わせて20打点近くを稼ぎ出し、核弾頭の東　輝彦(9)が出塁したチャンスを着実にものにしており、投打の歯車が嚙み合えば優勝の大本命と評価するに値するだろう。

対抗:　ラッキーストライクス

狙え機動破壊！走ることで繋がる脅威のラッキー打線！

対抗の評価はラッキーストライクスだ。昨シーズンは上記で優勝の本命に推したAlpha Baseball Clubに僅かに及ばずリーグ優勝は逃したものの、7勝2敗1分という好成績を残した。
学生時代に野球未経験者を中心に結成されたチームながら徐々に力をつけてきており、今シーズンは優勝も狙える位置に来ていることは間違いない。

投手陣は昨シーズンのリーグ戦で7試合(うち6試合に先発)に登板して4勝1敗1Sの奥野 広大(29)が中心。また、5試合に登板して3勝の柴田 剛(23)らの投手陣の踏ん張りにも期待したい。

打撃陣では昨シーズン、リーグ戦10試合で主に5番打者で出場して14打点を稼ぎ出した塚越 海(32)に注目。また、投手との二刀流で活躍する奥野 広大(29)は主に2番か6番で出場し、昨シーズンはリーグ戦でチームトップの.429の打率を残した。
また主に1番打者で登場する岡田 隆宏(22)は打率こそ目立たないが数多く四球を選ぶ選球眼が魅力で、昨シーズンは出塁率.607をマークし、10試合で盗塁も10個記録した。
従って上位から下位まで隙のない打線だと評価したい。

有力:　COLORADO BUNNIES

課題は2番手か!？継投次第で優勝も十分狙える！

COLORADO BUNNIESも優勝候補の1つと言える存在だろう。
スカイツリーグ初年度の2022年こそリーグ戦3勝7敗の成績だったが、2年目の昨シーズンは開幕から6連勝し、最終的に7勝2敗1分の2位に躍進して力のある所を見せた。

投手陣は香西 勇輝(18)が昨シーズン10試合すべてで先発し、53イニングを投げてチームの7勝すべてを上げるという大車輪の活躍をみせた。
2番手以下の投手陣が手薄な印象は否めないが、そのあたりの不安をチーム全体でカバーできれば優勝も夢ではないだろう。

また、打撃陣は昨シーズンリーグ戦の9試合で14打点をマークした4番を打つ室田 大作(3)の勝負強い打撃が光る。
鈴木亮(14)、林 浩平(6)の2人合計で20盗塁をマークしているように小技も使えるので、どこからでも得点できる強みもある。

大穴:　恵比寿モレーナ

戦力にムラはあるが、ハマれば投打で圧倒する力あり！

優勝の大穴候補としては恵比寿モレーナを挙げた。
2013年からスカイツリーグに参戦しているチームで、成績にはムラがあるものの、2020年と2021年には2年連続でリーグ優勝した実績もあり、怖い存在だ。

投手陣は昨シーズンリーグ戦出場8試合中7試合に先発し、4勝を上げたARAI(7)がチームを引っ張る。
また、昨シーズン終盤から急激に力をつけてきたTAKEDA(23)の更なる飛躍にも注目したい。

打撃部門においても、中軸を担うARAI(7)とTAKEDA(23)が打率、ホームラン、打点の3部門すべてにおいてチーム内で1位と2位を争っており、中心的な存在だ。
リーグ戦でARAI(7)は3本塁打13打点、TAKEDA(23)は出場試合数は少ないながら15打数9安打で打率.600、出塁率に至っては.684という驚異的な成績を残しており、打線でもこの2人の活躍に期待がかかるところだ。

トーナメント戦ゆえ、波乱の可能性も！

フューチャーカップはリーグ戦と違ってトーナメント戦だけに波乱の可能性も否めない。優勝予想は今回あげた4チームとしたが、いずれのチームも不安材料がないわけでなく、どのような結果になるかは読みにくいのが正直なところだ。

スカイツリーグ歴の長いチーム、逆に歴史の浅いチームのいずれにも優勝のチャンスがあるとみて、楽しみに推移を見守りたい。