raVens・山田浩司(17) | 2018年8月20日
raVensのエース山田浩司(17)は5回3安打無失点と文句の付けようのない完璧な投球を披露した
リーグ公式戦、吉原オールディーズ対raVensの試合は、時間さえあればどう転んだかわからないほどの接戦となった。
若々しさみなぎる前者と加齢を日々実感する後者との対決。
エース山田(17)の完全復活、数少ないチャンスに効果的に得点を重ねraVensが、時間制限にも助けられ、2対0で勝利した。
幻のホームランに、幻の7回、と草野球ならではの幻づくしの一戦だった。
吉原オールディーズとraVensの試合スタッツ
この試合の最大のトピックスは、好投したraVensのエース山田(17)の完全復活だろう。
一昨年に肩を負傷後、しばらくの間、首脳陣の判断により投手から遠ざかっていた。
エースの自覚もあり、責任感も強い山田にとっては、つらく、我慢の静養期間だったにちがいない。
その間、肩に効くと聞けば、ネット経由で怪しげな飲料水を試し、電球のいっぱいついた謎の器具なども装着した。
山間の湯治場では一か月半逗留し、肩の治療に専念した。
野球には9つのポジションがあるが、山田にとって最も興味惹かれるのは、あのマウンドの頂から眺める景色だけだった。
すべての試みは、山田にとっての『聖地』へ帰還するためのものだった。
戦況を見据えるraVensの先発・山田浩司(17)は打者としても一級品
十分な静養の甲斐あって肩も回復し、今シーズン当初から山田は、キレのある球をスパンスパン投げ込み、変化球にも冴えを取り戻した。
湯治場で偶然出会った行きずりの女との卓球プレイ中にアイデアが生まれ、新魔球さえ編み出した。
ケガの功名というか、進化を遂げて、山田は投手復帰を果たしたのだった。
吉原オールディーズの若人打線を相手に、伸びのよいストレートはもちろん、随所に変化球が冴え渡り、編み出した新魔球で幻惑し続けた。
結果、5回無失点、被安打1、奪三振5でチームの勝利に大きく貢献した。
山田が再び『聖地』からとらえた視界は、きっと武蔵野の遠い地平線まで見渡せたことだろう。
豪快な一発を放つraVensの三番・三上洋志(8)
吉原オールディーズのエース・石原英二(5)の好投に、raVens打線は3回までほぼ三者凡退の0行進。打順組みかえが裏目に出たのか、我慢のベースボールを強いられる。
重い沈黙を破ったのは、4回裏の3番・三上(8)のどえらい大飛球だった。
得点圏にランナーを置き、オールディーズ・石原の球を思い切り振り抜いた当たりは、対面グラウンドへ。
足を負傷中にもかかわらず、三上は持ち前の泥臭さで全力疾走し、ホームに生還。
待望の2ランになるはずだったが、対面グラウンドのベンチに転がった打球を、そこにいた選手が触ってしまった。審判の冷静なジャッジにより2ベースになり、三上のホームランは幻と消え、1得点にとどまった。
ピッチャーフライを捕るraVensの山田浩司(17)
草野球ならではのシーンだが、確かに三上の大飛球は石原の動揺を誘ったにちがいない。
4番・小林淳(24)が続けざまにセンター前タイムリーを放ち、三上の幻のホームランを帳消しにする2点目が入った。
その後、6回から登板したクローザー・コンプレックスの佐藤(56)が、2安打を浴び、幻の7回にはホームラン、とやらかしてしまったが、草野球ならではの時間制限にも助けられ、記録上は2点リードを最後まで守り切った。
raVensのクローザー・佐藤一喜(56)
幻のホームランに、幻の7回―。
草野球ならではのこの幻は、確かに記憶には残るが、記録には残らない。
天空の太陽と白球が重なるとき、すべてが幻に包まれる。
チーム名にもなっているraVensという言葉は、ワタリガラスを意味する。
アラスカ先住民の創生神話の中で、この鳥は暗闇に包まれた世界に光をもたらす存在として描かれている。
つながらない打線やクローザー・コンプレックスに悩まされる佐藤、そして、チーム全体を覆う加齢の波など不安材料は多いが、悪いことばかりだけではない。
この試合、山田が完全復活を果たした。
それこそ、ひとつの光明と言うべき兆しだろう。
マウンドの頂で山田が躍動するとき、迫りくる暗闇を打ち破るかのように、raVensに眩い光が灯る。
懸命にホームを狙うraVensの二番・猫壱(1)
-- 最近加齢を実感している、と試合後コメントにあったが、実際、プレイ中どんな場面でどんなふうに実感するのか?また、私生活上でも加齢を実感する場面はどんなときか?
みんな年齢をひとつずつ重ねております。確実にその傾向を感じます。「なにが」と、具体的に言い切れませんが、とにかく動きが不鮮明です。キレが減っています。特にワタクシはもうダメです。1秒毎に100細胞の衰えを感じます。もはや、ベンチからバッターボックスに向かう距離を歩くのも億劫です。
-- raVensの現在・過去の平均年齢は?
20年以上の歴史の中で、選手が出たり入ったり。「くるものはこばまずさるものはおわず」が方針なので、年齢はまちまちです。いまは、30代中盤でしょうか。できたばかりの頃は、みんな20代前半のピチピチでした。全然勝てませんでしたが。あ、今もか。
-- 4回の三上の幻のホームランについて。なぜ幻になったのか?具体的なシーンをお願いします。
どでかいあたりで、対面グラウンドに向かっていき、三上選手は自慢の足を使ってホームに生還。その自慢の足は現在負傷中なのにも関わらず全力疾走!誰もが涙したシーンだったのですが。。。どうやら、転がったボールが対面グラウンドのベンチに入り、そこにいた選手が触ったようで。審判さんの判断でツーベースになってしまいました。
-- エース山田の完全復活について。この試合どんなところが冴え渡っていたのか?
実は、一昨年季に負傷ししばらく休養、というか投手をさせなかったのですが、我慢の静養で肩が復活。今季は年初からバリバリで、変化球も冴えています。新魔球も編み出しているようで、球団としては心強いです。
-- この試合セーブを記録した佐藤はクローザー役に対してコンプレックスを抱いているようだが、それはなぜなのか?
佐藤は良い選手であり投手なのですが、なぜか、クローザーをすると負けるというジンクスがあり、特に本人が気にしております。ここまで負けるとは、もはや人知を超えた超常現象です。夏にもってこいのネタです。絶対に勝ちが見えたと思った試合でサヨナラホームランを打たれた際には、打たれた瞬間に本人がマウンドで「やっぱりー!!」と叫んだほどです。首脳陣も頭を悩ませています。
-- レイ君、バン君は鳥の兄弟なのでしょうか?また、それぞれ辛口だが、性格や考え方などに違いはありますか?
ふたごです。レイはマジメで正義感が強く、選手みんなの心を支えるマスコットになりたいと思っています。最近はどうにも、チームが弱いので辛口になるときもありますが、基本は甘口です。バンはその真逆です。ひねくれ者です。それぞれ鳥ではありません、球団マスコットです。カラス系です。
-- 引き分けがほぼなく、マスコット姫のレイにゃんさんとしては退屈しているのではないでしょうか?
今季は実は引き分けが多いのですが、球団一の美少女・レイにゃん様にコメントもらうの忘れておりました。これは球団側の怠慢です。次回の引き分けでは、レイにゃん様に復活してもらいます。いや、その前に、あんまり引き分けとかはイヤですね。
所属:raVens / 投打:右投右打 / 役職: スコアラー 昨年は横浜DeNAベイスターズのファームを43試合バックネット裏最上段でスコア業務に従事していきました。
今年は永池恭男コーチがファームから1軍に昇格しましたので、1軍の試合にも足を運ぶことになると思いますので
2年連続のレアキャラとなりそうです。
日付 | 対 戦 | 勝 敗 | 登 板 | イ ニ ン グ | 自 責 点 | 失 点 | 奪 三 振 | 与 四 球 | 与 死 球 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 暴 投 | ボ | ク | 詳細 | |
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2018年11月11日 | 対 スレイヤーズ(●2-0) | 負 | 1番手 | 7回(0/3) | 2 | 2 | 4 | 1 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月19日 | 対 侍EXECUTIVE(●7-0) | - | 2番手 | 4回(0/3) | 1 | 1 | 5 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月12日 | 対 中ドラ(○4-8) | 勝 | 1番手 | 5回(0/3) | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月21日 | 対 不動前ECE(○3-4) | S | 2番手 | 2回(0/3) | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月08日 | 対 L.spirit(●9-3) | 負 | 1番手 | 6回(0/3) | 5 | 9 | 3 | 3 | 0 | 11 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年07月01日 | 対 吉原オールディーズ(○0-2) | 勝 | 1番手 | 5回(0/3) | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年06月17日 | 対 Cools(○2-0) | - | 1番手 | 5回(0/3) | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年05月20日 | 対 Blue Radiants(●1-11) | 負 | 1番手 | 4回(0/3) | 0 | 3 | 8 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月22日 | 対 シェイカーズ(△6-6) | - | 2番手 | 3回(0/3) | 1 | 1 | 4 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月08日 | 対 不動前ECE(●7-0) | 負 | 1番手 | 3回(0/3) | 1 | 4 | 3 | 4 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年03月25日 | 対 TOKYO☆MONSTERS(●2-3) | - | 1番手 | 3回(0/3) | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月18日 | 対 PATRIOTS(○1-2) | 勝 | 1番手 | 4回(0/3) | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
日 付 | 対 戦 | 守 備 | 打 順 | 打 撃 成 績 | 打 点 | 得 点 | 盗 塁 | 盗 失 | 失 策 | 美 技 | 詳 細 |
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2018年11月11日 | 対 スレイヤーズ(●2-0) | 投 | 12番打者 | - 野選 - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年08月19日 | 対 侍EXECUTIVE(●7-0) | 中 | 3番打者 | - 三振 - 右安 - 左飛 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年08月12日 | 対 中ドラ(○4-8) | 投 | 10番打者 | - 四球 - 三ゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月21日 | 対 不動前ECE(○3-4) | 右 | 1番打者 | - 三振 - 左飛 - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年07月08日 | 対 L.spirit(●9-3) | 投 | 9番打者 | - 死球 - 四球 - 投ゴ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年07月01日 | 対 吉原オールディーズ(○0-2) | 投 | 10番打者 | - 左安 - 四球 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年06月17日 | 対 Cools(○2-0) | 投 | 9番打者 | - 左安 - 左安 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年05月20日 | 対 Blue Radiants(●1-11) | 投 | 4番打者 | - 左2 - 三振 - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月22日 | 対 シェイカーズ(△6-6) | 右 | 7番打者 | - 三安 - 三振 - 左2(1) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年04月08日 | 対 不動前ECE(●7-0) | 投 | 11番打者 | - 遊飛 - 敵失 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 詳細 | |
2018年03月25日 | 対 TOKYO☆MONSTERS(●2-3) | 投 | 11番打者 | - 投ゴ - 三振 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2018年03月18日 | 対 PATRIOTS(○1-2) | 投 | 8番打者 | - 遊ゴ - 四球 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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LG | 2018年07月01日 猿江公園 | 吉原オールディーズ | 0 対 2 13:00~ | raVens | 石原 英二(5) 600 view | 【勝】 山田浩司(17) 0 view 【負】 石原 英二(5) 600 view 【S】 佐藤一喜(56) 0 view | 山田浩司(17) 0 view | 詳細 |
3位
吉原オールディーズ
26蝉丸 祐哉
2020年度新規加入メンバー。試合にバットを担いでハーレーに跨りやってくる姿はまるでルーキーズ。自慢のハーレーからは重い排気音を響かせるが、新しく購入したバットからはあまり快音は聞こえていない。
500 view
7位
吉原オールディーズ
12小島 龍介
2022年入団の野球エリート。
息子とのサッカーでアキレス腱断裂の大怪我を負うも、外野からのレーザービームを放つ肩はもはや大陸間弾道ミサイルである。
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1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は投手三冠に輝き、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。すっかりクズ男キャラになってしまう。
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