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２０１８年のチャレンジカップはチャレンジカップ２度目の参戦となった三軒茶屋ダイマースが優勝で幕を閉じた。
チャレンジカップ初挑戦の太陽ライジンズはスカイツリーグ参戦２年目のチームで、今カップ戦では３度２ケタ得点で勝ち上がってきていたが、決勝戦ではその打線が２点に封じこまれて三軒茶屋ダイマースに屈した。
最終回まで１点を巡る激しい攻防があり、「これが野球の醍醐味」と思わせる非常に見ごたえのある決勝戦であった。

＜三軒茶屋ダイマースのトーナメント(CC)成績＞
一回戦 ○13-3　PALYBALLS
二回戦 ○6-5　 東京ぴーなっつ
三回戦 ○不戦勝
準決戦 ○5-4　 東京ブルーフェザンツ
決　戦 ○3-2　 太陽ライジンズ

＜太陽ライジンズのトーナメント(CC)成績＞
一回戦 ○7-6　 SLASH
二回戦 ○14-3　HYBRIDS
三回戦 ○10-6　雑魚軍
準決戦 ○1-12　東京ビシソワーズ
決　戦 ●2-3　 三軒茶屋ダイマース

【参考URL】
2018年 スカイツ・チャレンジカップのトーナメント表はこちら

１点差の息詰まる戦いを凌ぎ切った見事な勝利

野球経験はないもののチームを盛り上げ続けたロッキーが最後のアウトを奪った(写真右)

チャレンジカップ決勝戦は非常に見ごたえのある一戦となった。まず先制のチャンスをつかんだのは太陽ライジンズ。３回に１死３塁のチャンスを作った。

しかしここで三軒茶屋ダイマースが踏ん張り、先制を許さなかったのだが、この場面は三軒茶屋稲中稲田（１０）オーナーも振り返っている通り、センターオーバーを抜かれた打球がエンタイトルスリーベースで止まったのも結果から言うと運が味方した格好になり、この試合の勝敗を左右するプレーになった。

チーム最年少ながらシェアなバッティングで三軒茶屋ダイマースを苦しめた太陽ライジンズの一番・喜納(6)

そのランナーを次打者の内野ゴロでホームで刺して得点を防いだプレーは、三軒茶屋ダイマースに流れを引き込むことになったと言っても過言ではない。

その後、１－１の６回裏２死から決勝打が飛び出して三軒茶屋ダイマース勝利したわけだが、太陽ライジンズに一度もリードも与えず、常に主導権を握れたことも勝因の一つとなった。最終回も太陽ライジンズに１点差まで追い詰められたが何とか凌いでチャレンジカップ王者の座についた。

三軒茶屋ダイマースの優勝は決して楽な戦いばかりではなかった

優勝勝利投手となった三軒茶屋ダイマースの土居(23)

このチャレンジカップでの三軒茶屋ダイマースは、最終回に１点ビハインドだった試合を２試合逆転勝ちで勝ち上がってきた。

７／７の東京ぴーなっつ戦では７回表に東京ぴーなっつに１点を奪われて４－５と追い詰められたところからその裏に２点を奪い、同じく１０／７の準決勝東京ブルーフェザンツ戦でも３－４の６回裏に６番井上潤一（８）の逆転２ランホームランが飛び出してそのまま時間切れで勝利した。

悔しさをみせる太陽ライジンズメンバー

このような苦しい戦いをしているうちに自ずとチーム力は強化されていたのだろう。決勝戦では僅差のリードを守り抜く野球をしたということで、決勝に至るまでの逆転勝ちも含め、このチャレンジカップ制覇は選手ここにも相当な自信を植え付けることになったことは間違いない。

三軒茶屋ダイマース 稲中増田(10)「兎に角、優勝賞品の最近高騰して7,000円近いM球1ダースを何とか手に入れようと、チーム一丸となりました。ｗ」

チャレンジカップ初挑戦で準優勝の太陽ライジンズは大健闘

あと一歩のところで優勝を逃したが好勝負を演じた太陽ライジンズも称えたい

一方、１点差の惜敗で惜しくもチャレンジカップ制覇は出来なかった太陽ライジンズだが、初めてのチャレンジカップ挑戦で優勝目前まで勝ち進んだことは大健闘と言えるだろう。

このチームは昨年からこのスカイツリーグに参戦してきたチームで、昨シーズンはリーグ戦で４勝６敗でグループ３位とさほど目立つ成績ではなかった。

チームの雰囲気も最高潮の三軒茶屋ダイマースがカップ戦で初のタイトルを獲得した

しかし今回のカップ戦では３試合で２ケタ得点をあげ、好調な打線をもって決勝まで進出してきた。

決勝戦でも最終回に粘りを見せたがあと１点及ばず残念だったが、今回のカップ戦の経験は必ず今後に生きるはずである。従ってスカイツリーグ参戦３シーズン目となる来年の動向も注視したいチームだ。