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地力上位の極悪三軒茶屋ダイマースが勝利を収める結果になったこの試合だが、初回幸先よく４点を先制したAbendsがそのリードを守れなかったのは残念だった。
過去の戦績からこの両チームの置かれた立場は微妙に違うが、いずれも何らかの目標を持ってスカイツリーグで戦える現状であるため、その動向が今後も楽しみである。

初回Abendsが幸先よく４点先制も・・・

Abendsと三軒茶屋ダイマースの試合スタッツ

Abendsは初回にいきなり４点を先制。しかしすぐさまその裏に４点を返され、優位に自分たちのペースで試合を進めることが出来なかった。もし初回を無難におさえていればその後の展開も違ったと思われるだけに残念な敗戦だった。
今回のこの対戦の２チームについて過去の戦績から考察してみると、リーグ戦優勝経験もある三軒茶屋ダイマースの方が明らかに実績は上であることが分かる。

Abends戦の先発を託された鍋沢公思(9)

従って格下の身とも言えるAbendsがいきなり４点を取った時は、「おおっ、これは面白い展開になるのではないか？」と一瞬期待を持たせたものである。しかし三軒茶屋ダイマースもすぐさま１回裏にそのビハインドを返し、試合を振り出しに戻した。こうなれば精神的な余裕は断然三軒茶屋ダイマースの方に生まれることになり、結局４回に一挙６点を奪ってAbendsを突き放し、勝利を収めた。

三軒茶屋ダイマースは２０１４年にリーグ優勝した経験のあるチームだ

三軒茶屋ダイマースは東京スカイツリーグに２０１３年から参戦しているチームで、２０１４年には５勝５敗と五分の勝敗ながら強豪チームがいないグループに所属した幸運も味方してリーグ優勝を果たしている。

また、昨年は２位で現在チャンピオンシリーズでも３勝してまだシリーズ敗退しておらず、優勝の可能性も残っている。今回のAbendsとの公式戦はそんなさなかに行われたゲームだったが、やはりチャンピオンシリーズ勝ち残り中というモチベーションがチーム内にはあったのだろう。初回に４点取られてすぐに取り返すというのは選手個々の気持ちが充実しているからこそなしえた技ともいえるのである。

鍋沢公思(9)を称える三軒茶屋ダイマースの増田(10)監督

尚、三軒茶屋ダイマースはこの勝利で今シーズンのリーグ戦の戦績を７勝１敗としてグループ首位をキープ。同グループ内の他チームの動向を見ると、チャンピオンシリーズ出場資格のある３位キープは現時点でほぼ決まったという状況になっている。

稲中増田（10）オーナーによれば、暑い８月に試合は行わず、チームのメンバーはプールで夏を満喫とのことで、秋に向けて体力を温存する作戦のようだ。

Abendsは２０１７年のフューチャーカップでベスト４の実績を持つチーム

この試合では幸先よく４点を先取しながらも敗れたAbendsだが、このチームは昨年フューチャーカップでベスト４に入ったことがあるチームということで決して弱小チームではない。

花岡(1) 監督の試合後のコメントでは三軒茶屋ダイマースの２番打者の登録名のことに怒り？を爆発させているようだが、現在リーグ戦４位ということでこの怒りはこの試合だけにして忘れ、残りの公式戦２試合を連勝するというふうに早々に頭を切り替えて戦って欲しいところだ。

３回から救援するAbendsの二番手柳田(17)投手

もし連勝すればリーグ戦３位の可能性も残っている。３位以内に入れればチャンピオンシリーズで三軒茶屋ダイマースと当たる可能性もあるわけだが、そうなれば今日の試合で湧きあがった三軒茶屋ダイマース２番打者登録名への怒り？のリベンジも出来るということになる。

フューチャーカップでベスト４の実績にプラスし、今年のリーグ戦で３位に入ってチャンピオンシリーズ出場という実績も積み重ねていけば、チームの地力は着実にアップすると思われるだけに楽しみである。

ただし、花岡（1）監督は今シーズンのリーグ戦３位以内の可能性が厳しくなっていることも自覚しているような発言もしていることから、次戦以降、どのような考えでゲームに臨むのかは興味があるところだ。

【試合後インタビュー】三軒茶屋ダイマース・増田(10)監督の一問一答

三軒茶屋ダイマース・増田(10)監督

-- いきなりの４失点も打線がすぐ取り返しました。相手投手の四死球が多かったものの、ここ一番でホームラン打出るなど打線の状態はいいようですね？

1回表に4点取られた時は、流石にヤバいなと思いましたが、1回裏2、3塁で4番主砲の森ちゃんなので、追加点入ると思ったら、森ちゃん曰く「ホームランと紙一重のキャッチャーフライ」で2アウト。そしたら森ちゃんの代わりに病み上がり5番土居ちゃんが自身初の柵越え3ランです。
流石、土佐の男です。目の前に大きな獲物がいると逃さず一発で仕留めるという、身体の中にジョン万次郎張りの鯨獲りのDNAが流れています。ｗ

今年の三軒茶屋ダイマースは、攻撃面ではほとんどの試合を公思と森ちゃんのダブル主砲で勝ってますが、主砲が打たない時でも誰かが打つんですよね！
2015年の南アに奇跡の逆転勝をしたラグビーW杯の時、エディー・ジョーンズHCが、前年まで国際試合で負け続けてきた日本代表には「勝つ文化」を植え付けることが重要と言っていましたが、ダイマースも昨年あたりから、「勝てるんだ～、勝って良いんだ～、勝つともっとお酒がおいしいんだ～！」という勝利の味を、個々人というよりチーム全体で知ってしまったんで～す。


-- 投手の台所が苦しいようですが、暑い夏の時期、なんとか乗り切りたいところですね。

今年は例年になく、7月中にリーグ戦を8試合まで消化できたので、暑い8月は公式戦を一切行わず、世田谷公園での「練習試合＆プール」のセットで活動し、9月に向けて英気を養います。

20代～50代までの彼女が居ない悶々としたメンバーばかりなものですから、中村プロオンリーの力を借りてプールにうら若き女子応援団をどれだけ動員出来るかが、メンバー集めの肝、稲中増田が充実した夏を送れるのかの肝になりそうです。ｗ

なので、これまでの激戦で疲れ切ったダイマース投手陣は、8月はマウンドには上がりません。
プールの飛び込み台に上がります。


-- この日は病み上がりの土居選手が投打ともに活躍しましたね。スカイツリーグ参戦ご自身初のホームランも放ちましたが、今後は彼のバットにも期待できるんじゃないでしょうか？

土居ちゃんのバットは、昼も夜も素直なんですよね～、だって土居ちゃんは、最近話題の最も恐くて結婚したくない女子、都道府県ランキング1位の土佐の同級生の女子と、一昨年久し振りに再会し「久しぶりに会ったがじゃき、おまんも可愛くなったがぜよ～」的な勢いで結婚したものですから、そしてさらに、子供の頃は何も無かった胸の膨らみに「おまんも女になったやいか～」的な夜のバットの勢いで子供まで生んでしまったものですから、恐い家庭から逃れられないんです。

「野球行ってくる～」が唯一、家から脱出できて息抜きできる瞬間なんで、今後もそして年を重ねる毎にますます、バットのみならずピッチングも大きく期待できると思います。

【試合後インタビュー】Abends・花岡(1) 監督の一問一答

Abends・花岡(1) 監督

-- 相手チームの２番打者の名前に憤慨されている？ようですが笑)、初回いきなり４点を先行しただけに惜しい試合でしたね

ダイマース投手の立ち上がりを攻めることができ、快調なスタートでした。
前日深夜に増田監督が「もの凄くのんでま～す。明日行けるか心配で～す。」とつぶやいておられましたので、お酒が残っている内の先制攻撃が有効と考えて準備をしていました。
オールスターの前座試合ということもあり、どちらがホームチームかが曖昧でしたので、開口一番「先攻で」と強く主張したことが、この機運を高めた要因だと思います。

ここに2010年の第92回全国高等学校野球選手権大会を題材として、先制点が最終的な勝敗にどのような影響を及ぼすかを分析した文献があります。総試合48のうち先制点勝利試合は39で、勝率は81.3%となっています。
81.3%というのは静岡鉄道が昨年冬に行ったアンケートで「今季あなたが食べた鍋料理は何ですか?」に「おでん」と答えた人の割合と同じですので、おでんが鍋料理なのかどうかはさて置き、この時点でほぼ勝ちは約束されていたハズでした。


-- ２回以降１安打と打線が沈黙しましたが、相手投手がよかったという評価でしょうか？

防御率1点台の制限投手さまを筆頭とするダイマース自慢の投手陣に対して「相手投手がよかった」などと、高慢ちきな評価をするわけにいきません。
むしろ打率評価をEランクとされているAbendsに、初回に続き、2回以降も1安打されてしまってダイマース大丈夫か。と案じておる次第です。その1安打も今期未だヒットなしの尾畑(23)が放ったとなれば、いよいよ「投手王国ここに崩壊す」と言わざるを得ず、心配を通り越して呆れ返ってしまっております。


-- これでリーグ戦２勝６敗になりましたがまだ３位です。ここが踏ん張りどころですね。

CS出場する気なんてカーチャンの腹の中においてきた。と強がりたいところですが、まだ3位だね。と囁かれると達観した私であっても少しは気色ばんでしまうのでありますが、囁きを信じて何度も何度もリロードしMIYABIグループKを眺めてみても、最新事情では黄線の下方4位に鎮座しており、上はまだ7試合消化のチームさまであることを考えると、踏ん張るまでもなく二試合を残し「詰んだ」状態なのは明白かと存じます。

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