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2018シーズン最多盗塁となる２６盗塁を記録したケンズ坂田 俊晴(10)

ケンズというチームは２０１７年シーズンからこのスカイツリーグに参戦してきたチームだが、このチームの大きな特徴が高い走塁能力を使った野球だ。昨シーズンも１０試合リーグ戦を戦い、９４個の盗塁を記録してリーグ１位だったが、今シーズンはさらに盗塁数を７個増やして１０１盗塁で２シーズン連続で盗塁数１位の座に輝いた。

ちなみに２位は横浜T-BREAKERS、マガジンズ、新宿EVERの３チームが同率２位となっている。新宿EVERは昨シーズンの１試合平均５．９個から７．３個へと飛躍的に盗塁数を伸ばしているのも特徴だ。

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[歴代最高記録]
1位　10.5回　ドンマイ・ロックス(2015)
2位　10.1回　ケンズ(2018)
3位　 9.6回　ドンマイ・ロックス(2016)
4位　 9.4回　ケンズ(2017)
5位　 9.3回　マガジンズ(2017)

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[10試合消化 / 第1位]　ケンズ　/　チーム盗塁 10.1（全試合終了）

盗塁部門はケンズが他チームを大きく引き離す数を記録した。すでにリーグ戦１０試合を戦い終えて１試合平均盗塁数が１０．１個。数で言うとリーグ戦１０試合で盗塁数２位のチームに３０個程度も差をつけた格好だ。

個々の選手に目をやると、リーグ戦でチーム最多の盗塁数を記録したのが坂田俊晴（１０）だ。この選手は昨シーズンもリーグ戦１６盗塁でチーム盗塁王だったが、今シーズンもその座を譲ることなく、しかも昨シーズンを大きく上回る２６個の盗塁を記録している。

また、主にトップバッターとして出場した高山和城（６）がチーム２位の１４盗塁を記録。この２人でリーグ戦チーム盗塁数の約４割を稼いだことになるわけで、足を武器に対戦相手を散々かき回した今シーズンのリーグ戦の戦い方であった。

ちなみに坂田俊晴（１０）は中学生、高山和城（６）は小学生までしか野球経験がないが、高い走力を武器に立派にチームの戦力として活躍している。

[盗塁トップ３の主な起用打順]
坂田　俊晴(10) 主に1.2番での起用
髙山　和城(6) 主に1.2番での起用
中谷　好宏(4) 主に3.4番での起用

[10試合消化 / 第2位（同率）]　横浜T-BREAKERS　/　チーム盗塁 7.3（全試合終了）

横浜Ｔ－ＢＲＥＡＫＥＲＳはリーグ戦１０試合を戦い終えて７３個の盗塁数を記録。チーム内の盗塁数トップは鳥海陽介（７）の１７個だ。

この選手は２０１６年にもチーム盗塁王になったことがあり、まさに横浜Ｔ－ＢＲＥＡＫＥＲＳ内における足のスペシャリストと言える存在だ。彼に続く盗塁数を記録しているのが１１個の米長Ｈ．スパンコール（０）と１０個の佐藤幸樹（２５）だ。

ちなみに鳥海と米長は草野球経験しかないが立派に足でチームに貢献している。特に鳥海は2017年度 最多盗塁賞に輝いたチーム・バビグリンの韋駄天・成田(2)の盗塁数（１６盗塁）を抜く記録を出し、来シーズンへの自信に繋がってくるだろう。

[盗塁トップ３の主な起用打順]
鳥海陽介(7) 主に6番での起用
佐藤幸樹(25) 主に2.3番での起用
米長Ｈ.スパンコール(0) 主に1番での起用

[10試合以上消化 / 第2位（同率）]　新宿EVER　/　チーム盗塁 7.3（全試合終了）

新宿EVERも１０試合を終えて横浜T-BREAKERS、マガジンズと同率の１試合平均盗塁数７．３個で二位タイとなっている。このチームでは松田（２）と吉田尚（５５）がチームで１位、２位の盗塁数を稼ぎ出している。

松田（２）はリーグ戦に９試合出場して自己新となる打率は．３０４を記録した。リードオフマンとして足だけでなくバッティングでもチームに勢いを与え続けた。

また、吉田尚（５５）も打率は．１６７と昨シーズンを下回る成績となってしまったが、１５個の盗塁でチームに貢献した。

ちなみにこの吉田は放ったヒットは僅か３本だが、四球４、死球５と粘り強く塁に出ている点を評価したい。四死球９個を加えた出塁率．４２９は立派である。

チームはリーグ戦４勝６敗と負け越しとなったが、中学野球までした経験していないこの２人の活躍は大いに評価したい。

[盗塁トップ３の主な起用打順]
松田(2) 主に1番での起用
吉田尚(55) 主に2番での起用
設楽(10) 主に3.4番での起用

ケンズの盗塁数３ケタが他を圧倒！マガジンズは打撃部門で軒並み上位に顔を出してきている

盗塁部門では今シーズンはケンズの１０１個が他チームを圧倒した。また、横浜T-BREAKERS、新宿EVERだけではなく、マガジンズは打率、長打率とともにこの盗塁数部門でもスカイツリーグでトップクラスの数字を残しており、来シーズン以降もさらに攻撃力と機動力に磨きがかかる可能性を秘めている。

打率が高く、それでいて長打も打てて足も使えるとなれば、対戦相手のバッテリーに相当なプレッシャーを与えることになる。従って他チームはこのチームの攻撃力封じも大きな課題となるだろう。

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