Spallows の羽鳥(11)とのデットヒートの末、開幕から10戦連続先発で10連勝を飾ったオーシャンズ・喜多村治郎(14)が最多勝のタイトルを獲得。
持ち味は48歳らしい老獪な投球術である。テンポよくストレートを内外に丁寧に投げ分け、そこにスライダーを加えて翻弄し、しかもカーブで緩急をつける。この相手を手玉にとる投球術は、元巨人のエース・桑田真澄を見ているようだ。
この投球術が見られたのは9月13日の ミッカボーズ 戦である。この日もいつも通り先発するものの、先頭打者にいきなり内野安打を許してしまう。しかし後続を内野ゴロで打ち取るとエンジン全開。その後も二回裏は1安打2四球、三回裏は先頭打者に安打を許す展開となったが、持ち前の投球術で後続を打ち取る。四回以降も毎回のように走者を許すものの要所を締める老獪な投球術を見せ、6回2/3で10安打されながらも2失点に抑えチームを勝利に導いた。
オーシャンズ は野球好きのメンバーが集まり年間80試合近くしているのとことで、喜多村治郎(14)もス・リーグ内外で1年間に50試合以上、300イニング以上を投げている。一時は肘を痛めることもあったがその老獪な投球術は年々凄みを増し、昨シーズンは10勝、防御率1.15というとんでもない記録を残した。鉄腕エース・喜多村治郎(14)が今後どれほどの高みにたどり着くのか只々楽しみである。
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オーシャンズ
年 度 | 試 合 | 投 球 回 | 完 投 勝 利 | 無 四 球 完 投 | 完 全 試 合 | 勝 利 | 敗 北 | セ | ブ | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 奪 三 振 | 与 四 球 | 与 死 球 | 暴 投 | ボ | ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 |
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2020 | 9 | 56(2) | 6 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 46 | 2 | 42 | 9 | 7 | 0 | 0 | 17 | 9 | 1.13 |