[第13回]Youは何を求めて東京スカイツリーグへ!? 東京ビシソワーズの場合

Youは何を求めて東京スカイツリーグへ!? | 2018年12月7日

チームコンセプトは「僕らはアジアのパピヨン」

2013年に発足した東京スカイツリーグも今季で早5年目を迎えたが、チーム数は増加の一途をたどり、今や100を優に超えるマンモスリーグにまで成長している。
そこで、数あるリーグの中で、なぜ東京スカイツリーグを選んだのか、加盟したことで感じたことなど、ざっくばらんに聞き出すことで、リーグの魅力を明らかにしていくインタビューシリーズ企画を敢行。
題して「Youは何を求めて東京スカイツリーグへ!?」。13回目の今回は、結成4年目の東京ビシソワーズを取り上げる。

アジアのパピヨン、スカイツリーグで華麗に舞う。

結成4年目の東京ビシソワーズ。なんともおいしそうな名前だ。キャッチフレーズは「僕らはアジアのパピヨン」。勝手ながら蝶と解釈したがあっているだろうか・・・。スカイツリーグに参戦して3年目。3年間の成績は16勝13敗1分と勝ち越している。

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リーグ参戦初年度の2016年には7勝3敗と大きく勝ち越し。そのキャッチフレーズどおり華やかな活躍を見せた。今後も華麗な飛躍に大いに期待したい。東京ビシソワーズの全部を知るべく、鎌形裕太氏に突撃インタビューを敢行した。

チーム発足はリア充を目指して・・・

-- 結成年はいつですか?また、いろんな草野球リーグがある中で、なぜ東京スカイツリーグに加盟したのか?
2015年の春、チームのエースである山本と足立区にある上沼田東公園野球場に偶然行ったことがきっかけでした。
草野球を行う同年代の方達が楽しそうに野球しているのを見て、今では死語になりつつありますが「こいつらリア充だな」と思った私達は
「野球やりてぇ」と思い直ぐにチーム発足に向けて動きはじめました。
メンバー集めより先に道具、ユニフォーム作りを先に行いもう逃げられない状況を作りチームとして動き始めました。
2015年7月にスカイツリーグ参加チームでもある、葛飾レイダースさんとの初の試合を行い、結果は7-0の大敗。
そこから徐々にメンバーが増え、そろそろリーグに加盟したいと思い、メンバーの平山と色々な資料を集め検討した結果、メンバーの住んでいる場所、集まれる時間帯を考慮した結果、場所、時間が決められている連盟よりも自分たちで試合を組むリーグがやりやすいと考え、スカイツリーグを選びました。

-- 東京スカイツリーグに入ったことで、チームに何か変化はあったか?
2016年に加盟し最初の試合、エイビベースボールクラブさんとの試合で勝てた試合後に、リーグがこんなに緊張感を持って楽しめるのかとメンバー全員が思いました。
そして第2戦のRIZINさんとの試合、一点差で負けた試合後は一敗がこんなに悔しいものなのかと思った事が印象に残っています。
今では、練習試合に出れなくてもリーグ戦だけは何とか都合をつけて参加するメンバーも居るので、いい刺激になっております。

-- 東京スカイツリーグで一番気に入っているところはどこ?
ホームページで全チームの試合結果や成績が見やすいので、試合前に要注意選手を確認することが出来る点です。
その結果、チームの欠点が浮き彫りになっているので何の練習が必要か、スカイツリーグ のホームページが教えてくれます笑
また、トーナメント戦がランクによって複数ある点も接戦の好試合を生む要因になっていると思います。

-- 東京スカイツリーグの一番印象的なことは?
初心者限定リーグとなっておりますが、他のチーム様がまぁ強い事です。
皆様基礎がしっかりしているので、常に集中していないと簡単にゲームを壊してしまいます。
また、先程も申し上げましたがカップ戦が豊富で、サッカーで言うとルヴァンカップ、天皇杯のような感じで楽しんでおります。

-- 他と比べて東京スカイツリーグが優れている点を挙げるとしたら?また、リーグに改善してもらいたいことや要望はありますか?
参加チームの多さがあり、三年在籍しておりますが殆どが初対戦となっておりますのでその点が私は好きです。
また対戦チームの皆様が楽しそうに野球を行なっている印象があります。
改善点はカップ戦で期限が切れてしまった際に打診回数で決まるシステムがありますが、いつか私達もそれで敗退してしまうのでは無いか?という不安があります。
そうなった時に私はメンバーからの信用が無くなってしまいますので、必死にグラウンドを取得していますが、中々相手チーム様との都合を合わせるが大変に感じてしまう事があります。
その他は自分達のレベルに合った素晴らしいリーグだと思います。今後何年もスカイツリーグにお世話になるつもりでおりますので、対戦するチームの皆様、どうかよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

編集後記

チーム結成理由が偶然に見た草野球の試合でリア充を感じたから。草野球プレイヤーにはなんともうれしい言葉だ。スカイツリーグだけでなく全国で草野球に足を突っ込んでいる人は少なからずこのリア充に近いはずだ。

もちろんレベルの違いはあるだろうが、それぞれのレベルで楽しめることが草野球なのだと思う。スカイツリーグは初心者限定。底辺からその体現をこれからも続けたい。

緊張感を感じられる。これこそ充実の証拠。

鎌形氏のインタビューの中に「野球やりてぇ」という言葉があった。野球好きなら誰もが感じたことがあるのではないだろうか?野球は人それぞれで楽しみ方が違うと思う。観戦して楽しむタイプ、審判として楽しむタイプ、そしてプレイヤーとして楽しむタイプ。

東京ビシソワーズの結成はまさにプレイヤーとして楽しみたいという現われだろう。偶然見に行った草野球の試合で何かを感じた面々。草野球には「楽しさ」という眼に見える魅力があるのだろう。

しかしながら、ただただ楽しくというよりも、適度な緊張感がその楽しさを何倍にもしてくれることも確かだ。インタビューの中にも「こんなに緊張感をもって楽しめるのか」という言葉があった。公式戦という響きがそうさせるのだろうか。スカイツリーグはリーグ戦とカップ戦がある。これもまたリーグ参加者の楽しみを増しているようだ。

今後もスカイツリーグへの参加を表明してくれている東京ビシソワーズ。その思いに負けないようリーグをより良く進化させていきたいものだ。

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東京ビシソワーズ 鎌形裕太(15)のプロフィール

所属:東京ビシソワーズ / 投打:右投右打 / 役職: キャプテン オーナー スコアラー 経理 広報 システム担当 用具管理
安打数より失策数が多い、ビシソワーズの足を引っ張る存在。
チャンスにめっぽう弱く、打点のほとんどが押し出しから生まれる。
唯一の自慢の弱肩は、塁間を2バウンドでギリ届かないくらいで、愛称は「元ラングラー乗りのジューク乗り」

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