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初回から一挙５得点の猛攻！

２０１８年の東京スカイツリーグの公式戦がスタートし、参加１６７チーム中、記念すべき初勝利は葛飾レイダースが飾る結果となった。

初回に３つの四球から５番大竹(8)がタイムリーヒットを放ち、いきなりの５得点、２回にもさらに２点を追加し、早々に試合の流れをつかんでの圧勝で、葛飾レイダースにとっては幸先の良いスタートとなり、今期は初のリーグ戦３位以内も十分に狙える手ごたえも感じた試合だったと言えるだろう。

Mr.レイダースこと大庭(10)は鋭い打球を放つも運悪く野手正面で無念のノーヒットとなった

葛飾レイダースはリーグ屈指の実力者の大庭(10)を軸に２０１６年からこのスカイツリーグに参戦してきたチームだ。

リーグ戦では２０１６年が８位、２０１７年は４位といずれも３位以下でチャンピオンシリーズに出場経験はないので、今期は初戦の勢いを持続し、リーグ戦上位を狙いたいものである。

投打とも見どころ満載でランニングホームランも飛び出す！

先発の加藤(24)は6回２失点４奪三振で今シーズン初勝利を飾った

１４点を奪う猛攻での勝利だったため、打線も活発に機能した。２番中西(7)は３安打５打点２盗塁の大活躍で、６回には開幕第一号ランニングホームランも放って存在感を存分にアピールし、５番大竹(8)も２安打３打点と勝負強いところを見せた。

昨年のチーム首位打者大庭が不発だったのが多少不安材料ではあるものの、１試合だけの結果で判断するのは早計と言えよう。２戦目以降、昨年の打撃を見せてくれることを期待したい。

また、投手陣は試合後の荒木オーナーのコメントの通り、急遽の登板となった加藤(24)が６回２失点と試合を作ったことが大きく勝利に貢献した。試合内容から大量援護に守られた感はあるものの、５回まで東京ぴーなっつに１点も与えなかった投球内容は大いに評価出来ると言っていいだろう。

ただし不安材料も多いのがこのチームの課題である

３塁走者の荒木(23)はタッチアップからホームを狙うも外野から矢のような返球でアウトとなった。

２０１８年の初戦は大勝した葛飾レイダースであるが、このチームは過去２年一度もリーグ戦で３位に入れていないということで課題もあるチームである。

僅差での勝利が少ないのも弱点の一つで、昨年はリーグ戦での１点差試合の成績が１勝３敗だったのである。勝った１勝もスコアは８－７と乱打戦をかろうじて勝ったもので、上位チーム同士の争いになると頻繁に見られる１－０や２－１という緊迫した試合で力を出せるかに疑問が残るのである。

２安打３打点と結果を残した５番大竹(8)

この日の１４－２のようなスコアの試合では選手もノビノビとプレーするだけに強いチームのように見えるのだが、今後チーム力をアップするためには、エンドランやバント、捕手のサインにあえて首を振るなどの細かい野球も経験していくことが必要になるであろう。

消化試合数は２０１６年の５試合から昨年は上限の１０試合と大幅に増加し、マネジメント力も強化されて意欲を感じるチームなので、２戦目以降の戦いに注目したいところである。

打の試合MVPの中西(7)

投の試合MVPの加藤(24)

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