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予期せぬ大敗。今後に尾を引かなければいいが・・・

２０１８年のスカイツリーグで残念ながら最初の敗戦チームとなってしまったのが昨年リーグ戦で３位に入り、初のチャンピオンシリーズ出場権を獲得した東京ぴーなっつである。

対戦した葛飾レイダースが昨年のリーグ戦で４位（５勝５敗）という成績から見れば、昨年４勝４敗１引き分けで葛飾レイダースとほぼ同じ成績の東京ぴーなっつが初戦でこれほどの大敗を喫することは戦前の予想では考えづらいところだったが、ふたを開けてみれば１４失点での敗戦となってしまった。

スコアだけを見ると初回にいきなり５失点と出ばなをくじかれ、リズムに乗れないまま終盤にもダメ押し点を取られての完敗だけに、今後に尾を引かないか不安の残る試合内容だったということは否定出来ない。

かざと投手の次回登板にも注目したい

味方のエラーに泣かされた先発のかざと(0)

この日の先発は昨年一度も登板のなかったかざと投手だった。投手としては２０１６年に５試合登板したものの、勝ち星はなく、防御率も１１点台の投手だが、エースのアスミス山形が肘の状態の不安によってこの日は先発に抜擢されたのである。

結果だけを見ると２回で７失点と全く期待にこたえられなかったように思えるものの、味方のエラーで足を引っ張られるなどの不運が多々あったため、この１戦だけで先発失格の烙印を押すことは早計と言えるかもしれない。

怪我を押して３回から登板したアスミス山形(10)

むしろ投球内容としてはコントロールも悪くなく、打たせて取るピッチングは出来ていたので、次回登板の際にはバックがきちんと守り、彼を盛り立てたいものである。

この日は大量失点した直後の３回からやむなく肘の不安をおしてアスミス山形が緊急登板したが、痛みを無理して登板を続けさせることはさせたくないので、彼の肘の不安がなくなるまではかざと投手で何とかしのぎたいところである。

個人的にはアスミス山形も投げたい気持ちは分かるが、心を鬼にして、二番手の育成とひじの怪我の完治を第一に考えてほしい。

終盤に一矢報いるも打線の奮起も必要

規格外のパワーを魅せたあっと古木(2)

打線に関しても初戦は課題の残る内容であった。２回までの７失点でチームとして流れに乗れず、相手のピッチャーに楽に投げさせてしまった展開で５回終了までで０－８とまったくいいところなし。

６回にようやくチーム期待の長距離砲あっと古木のツーベースをきっかけに２点を返したものの、焼け石に水といった雰囲気での得点であっただけに、次戦では早い回から果敢に仕掛ける攻撃が見たいものである。

果敢に盗塁を仕掛けたガト(4)

また、この日はチームとしてヒットは４本放ったものの、四球は０で、「何が何でも塁に出る！」という気迫にかけていたようにも見える。

従って打線全体がもっと粘りを見せ、時にはデッドボールで当たってでも塁に出る、といった形も見せてもらいたいものだ。この日のような内容で次戦以降も戦ってしまうと、せっかく進出したチャンピオンシリーズでもいい結果は出ないと予想されるので奮起に期待したい。

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