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突出する数字に現れる両軍の驚異的な特徴

2015年ワールドシリーズ準決勝では、1試合平均得点10点台という破壊的な攻撃力が魅力のプレアデスに、1試合平均の防御率が1.19という絶対的な投手力が光る不動前ECEが激突する。

この突出しているデータ上の数字を見るだけでもはっきりとこの試合の見所が分かってしまう。そこで、もう少しだけ詳しく両チームの戦力を分析していきたい。

攻撃の要素は打撃だけでは決してない

プレアデスの打撃成績をチェックするとOPS1.000を越える打者が4人となかなかの成績を誇っている。

しかし、対戦相手の不動前ECEにもOPS1.000を越える打者は4人在籍している。それにも関わらず1試合の平均得点の差は大きく開いているのだ。プレアデスは打撃だけでなく要所での盗塁が光る。盗塁数は4.2と参加チーム中では平均以上。

時にはダブルスチールなどの大胆な采配でチャンスを広げていく。

粘り強いピッチングで最少失点に切り抜けろ

不動前ECEの投手力を分析する。チーム全体での防御率は1.19。この成績は全チーム中2位という驚異的な数字をマークしている。

先発のひろき投手から中継ぎのタケ投手、しんのすけ投手への盤石な継投体制が確立されているのも不動前ECEの投手力を高める要素なのは間違いない。しかし、野球は投手だけでは成り立たない。

抜群の防御率の割に失点は4点台に近く、守備の粗さがどうしても目立ってしまう。味方のエラーでランナーを背負ってしまっても粘り強いピッチングでピンチを凌ぐ事により不動前ECEの投手陣は更に上を目指せるだろう。

準決勝においてのキーマンをチェック

準決勝で鍵となる両軍の選手をチェックしよう。プレアデスで注目したいのはけん選手。プレアデスの大黒柱と言っても差し支えない選手だ。

バッティングに関しては昨年度より率を落としてしまうものの、ピッチングは今年も18登板13勝2敗という大車輪の活躍。余計なフォアボールでランナーを出さないことに注意を払いたい。一方、不動前ECEで注目したいのはれいじ選手。OPSは2.000に迫る豪快な打撃が魅力。

ホームランも4本放っているので不動前ECEとしてはれいじ選手の前に大量にランナーを溜めて大量得点を狙いたい。破壊力抜群のプレアデスと安定した投手力の不動前ECE。準決勝のカードにふさわしい組み合わせの対決から目が離せない。