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2018年8月25日、激しい暑さのなか行われたパディーズ対東京リボーンの一戦は、9対2で、パディーズが勝利を得た。これで、パディーズは2連勝、リボーンは自慢の打線が低迷して連敗から抜け出せないという両者の明暗が分かれる試合結果となった。

勝因は、四球からチャンスを掴んだパディースの粘りにあり！

パディーズは、二回に連続四死球で、塁を埋めた後、4番、橘(11)の2点タイムリーなどで、4点を挙げた。その後も、リボーンにリードを許さず、終盤にも効果的に点を積み重ねて、結果は9対2。試合結果だけみると、パディーズの快勝だが、勝因は、パディーズの粘り強さにあった。

先発の八馬(8)は、ピンチの場面でも、きっちりギアを上げ最少失点で抑えた。ここまで、八馬(8)は、防御率1.08の3勝目で安定した成績を残しており、チームも守備で高い集中力を保ち、エラーらしいエラーは皆無であった。

攻撃では2回の得点も2アウトになった後からの攻撃で追加点を奪うなどパディーズの粘りが光った試合だった。

連敗中のリボーン。だが去年のグループリーグ一位突破チームがこのまま終わるわけがない！

連敗中のリボーンだが、去年は、7勝3負とリーグで優勝した実力のあるチームだ。
去年のリーグ戦では、平均試合8得点を記録し、リーグを大いに盛り上げてくれたのは記憶に新しい。

しかし、ここ最近の試合では持ち前の攻撃力が発揮されず、現在リーグで泥沼の3連敗を喫している。

自慢の打線もわずか散発4安打に終わってしまった東京リボーン打線

失点数も去年より上回り、１勝4敗と去年の戦いぶりからは、想像できない結果となっている。去年あれだけの打棒を魅せつけたチームであるわけだからここからの巻き返しに期待していきたい。

【関連URL】
東京リボーン 藤城(10) 「前回ナイターで涼しい環境だっただけに今回の暑さが大きなポイントとな・・・」（パディーズ 9 対 2 東京リボーン）

試合後の藤城(10)監督のコメントには「体幹トレーニングで復調して持ち前の打撃力が復活を魅せ、またリーグを盛り上げてくれるはず」と打線の今後の調子に期待をしているようだ。

粘りと守備のチーム。前回に続いて、堅実試合運びを見せるパディーズ

パディーズは、前回グループリーグ3位。

リボーンは打撃のチームだが、パディーズは、投手力と粘りと守備のバランスがあるチームだと言える。

今シーズン、パディーズは、投手防御率は18位、防御率は52位と安定した成績をみせている。

パディーズの先発を任された八馬(8)投手

投手陣は立ちあがりが悪かったら立ち直したり、ピンチでの要所のピッチングをきっちりとしめるなど、堅実な試合作りをしている印象だ。守備陣で見るとまだエラーがちらほら見られるが、着実にチーム全体の守備力は向上している印象である。

【関連URL】
パディーズ 西岡(53)「打撃だけでなく守備でも高い集中力で対応できていま・・・」（パディーズ 9 対 2 東京リボーン）

前回と今回の勝利を監督も、守備が良かったからだと評していることからも、チーム全体で守備に対する比重を高めてきているようだ。

今後の試合も、こういった堅実な試合運びを積み重ねていけば、順位もさらに上がっていく可能性があり、今後の成長が楽しみなチームであるだろう。

ただ、現時点で両チーム共にそれぞれの出場しているトーナメントは全て敗退となっており、勝ち上がるためにはもう一踏ん張りがほしいところだろう。来シーズンに向けてＣＳ出場権の確保を目指しつつ、トーナメント上位進出を果たすためにそれぞれの武器をさらに研ぎ澄まし、チームの新たな歴史を作っていってほしいところだ。

【試合後インタビュー】東京リボーン 藤城監督の一問一答

-- 今、一番期待している選手は？

右刹那の矢野のバッティングに期待しています。

-- 連敗が続いていますが、今チームが勝つために必要だと思っていることは？

丁寧な守備を心掛けることと日頃の個人でのトレーニングによる打撃力および体力アップだと思います。

-- 持ち前の打力が奮起するために、必要だと思っていることは？

個人の力に頼ることになってしまいますが、日頃の素振りが必要だと思います。

【試合後インタビュー】パディーズ 村上選手の一問一答

-- 八馬投手が4イニング1失点と好投しましたが、要因は？

酷暑の中での投球でしたので難しい試合でしたが、ピンチの場面できっちりギアを上げ最小失点で乗り切れたところが結果、好投につながったと思います。

-- 2連勝と好調が続いていますが、これからさらに勝ち進んでいくために必要だと考えていることは？

粘り強さです。今後も接戦が多くなると思いますので、この試合の２回にあったようなツーアウトからの追加点がとれるとよいですね。

-- 今、一番期待している選手は？

梶原選手です。今年８月に加入したばかりでまだユニフォームが届いていないため、助っ人扱いでの試合出場になってしまっていますが、ユニフォーム姿のお披露目も含め今後期待です！