[公式戦レビュー]15人でも攻守の歯車がっちり!”大漁”鮪打線を寄せ付けず、新宿EVERが嬉しい今シーズン初勝利!(新宿EVER 9 対 2 鮪)

新宿EVER・松田(2) | 2019年3月4日

9

2019年2月11日(月)
13: 00~
西戸山公園野球場
[試合終了][詳細]

2

新宿EVER 0 3 1 2 1 0 2 9
0 0 0 0 0 0 2 2
勝
南園(22)
250 view 1試合 1勝0敗0S
負
雄三(42)
0 view 1試合 0勝1敗0S

今シーズン、お互いに初戦となった新宿EVER 対 鮪。
雪予報もあったがなんとか試合は行われた。

試合は、メンバーが揃い攻守にガッチリとスクラムを組み、試合を有利に進めた新宿EVER。
対して、鮪はブランクの影響かいつものような"大漁"打線が見られず。

2019年の初戦は、新宿EVERが9対2で勝利した。

メンバーが揃い攻守にガッチリとスクラムを組んだ新宿EVER

新宿EVERは2017年からスカイツリーグに参加してきたチーム。
昨シーズンはリーグ戦で3位に入り、今シーズンはサテライトカップへの参戦が決まっている。

この日、新宿EVERはメンバーが15人揃った。
いつもは10~12人くらいだが、今シーズンの初戦ということもあってかラグビー並みに集まりが良い。

初回裏、いきなり山場を迎える。
安打、四球などで満塁のピンチを許しイヤな流れとなったが、先発の南園(22)がなんとかしのぐ。
すると投球テンポが良くなり、中堅手・山崎(8)、遊撃手・中静(9)の美技を引き出す。

攻撃面では、5番・安田(5)、9番・佐竹(24)に長打が飛び出すなど攻撃にもリズムが出てくる。
攻守にスクラムをガッチリ組んだ新宿EVERは、試合を有利に進めていく。

-- 二回表2アウトランナー無しからの4連続安打で3得点はお見事でしたね

新宿EVER

松田(2)

こんなこと貧打の我がチームにとって滅多にあるものではありません!
好投手相手に、日頃はじっくり選球していくのですが、監督松尾の指示もあり好球必打の意識を持って各選手が打席に立てた。これに尽きます。
元々足を活かせる中静選手、そしてワタクシこと松田が先に塁に出てクリーンナップを打つこともある佐竹選手をこの打順に置いた監督代理代行の南園のオーダーも良かったと思います。
何より、最近当たりのなかった4選手にヒットが出たことは今後のリーグ戦で勝ち抜いていくための良いきっかけになったのではないでしょうか。佐竹選手はバットを新調しないとヒットが打てないのですが、この打席はしっかり狙って右方向に打てたこと、野球センスは高いものの最近全く打率が上がってこなかった吉田選手も狙って右打ちできたことはチーム力が総じて上がっていることの表れだと思います。

鮪はブランクがあだになり

鮪は2013年からスカイツリーグに参加している古豪チーム。
毎年リーグ戦では上位に顔を出し、2016年にはチャレンジカップで優勝している強豪だ。

売りは"大漁"得点を奪う攻撃力。
相手が少しでも隙を見せると、一本釣りのごとくビッグイニングを作る。

チャンスは初回から訪れる。
1番・松村(4)が安打で出塁すると、四球などで満塁のチャンス。
しかし、主軸を打つことが多い北条(2)がフライアウトに倒れ波に乗れず。
その後もチャンスはいくつも作るものの、後続が続かず得点を奪えない。

投手陣もピリッとせず。
先発・雄三(42)、2番手・富塚(20)の両本格派投手も、後述するがブランクの影響もあり球威が出ない。
痛打を浴びる場面も目立ち、新宿EVERに引き離されていく。

鮪は、昨シーズンはチーム事情でスカイツリーグでは1試合しかできず。
この日もそのブランクが影響し、投打共に全盛期の活躍が見られなかった。

-- 大漁・鮪打線を相手に上手く抑えましたね。リード面で意識していたことは?

新宿EVER

松田(2)

ここ1~2年南園投手のコントロールは元々良好なのですが、今回も制球が冴えていたと思います。
初回こそどうなることやらと思いましたが無失点で切り抜けられ、その後はリズムよく投げてくれたと思います。
リード面での意識としては、相手チームが経験者が多いように見受けられましたので、三振を取りにいかず外角中心に打たせて捕ることを大事にしました。
当日は普段はそこまで数を投げないスライダーが良かったので多めに投げました。彼の伝家の宝刀パワーカープと違い、ストレートと同じ腕の振りでストレート軌道からボール3個分くらいスライドするスライダーが右打者の外角低めに良く決まったと思います。
試合後コメントにも書きましたが、中沢審判員のストライクゾーンは何となく頭に入っていましたのでジャッジにストレスを感じることもなく、投球を組み立てることができました。やっぱり草野球の試合は自分・相手だけでなく、審判も含めた三者で創り上げていくものなんだな、と。

新宿EVERの今シーズンの活躍はメンバーが揃うかがカギ

試合を優位に進めた新宿EVERは投打共に手を緩めない。
2回表は4連打で3得点、4回表は4安打で2得点、毎回のように得点を奪い試合の主導権は渡さない。

投手は、セットアッパー・渡辺(18)が肩の違和感があるとのことから、監督の松尾(30)は南園(22)に完投を指示。
それに応えるように、捕手・松田(2)の好リードと味方の好守もありスイスイ投げ込む。

試合は、新宿EVERが9対2で2019年初勝利を飾った。

今シーズン、チーム創設10周年を迎える新宿EVERは試合数が増える予定だ。
リーグ戦、サテライトカップ、他にも外部の試合があり、チーム史上もっとも多忙なシーズンになる可能性がある。

ただ、心配な面がある。
それは、メンバーが揃うかだ。
セットアッパー・渡辺(18)の肩の違和感を筆頭に、腰、そして家庭にも爆弾を抱えているメンバーが多い。

新宿EVERの今シーズンの活躍は、怪我、仕事、そして家庭の問題をしっかりケアし、メンバーがしっかり揃うかがカギになりそうだ。

-- セットアッパー・渡辺(18)の肩の調子は?

新宿EVER

松田(2)

冬の寒さが和らげば状態は上がってくると思います。直近2試合の登板では抜ける球も少なく、経験者では到底理解できない出所のフォームでエース南園投手より三振が捕れていたのですが、年齢との戦いもあり無理はしてほしくないと思います。むしろ肩よりも白内障と飛蚊症が心配です。
渡辺投手以外にもM球の申し子・谷投手と、貴重なサウスポー・設楽投手とカードはまだありますので、両選手ともいつでもマウンドに上がれる意識を持ってもらいたいです。
渡辺投手の意外性のある打撃にチームは何度も救われているので、暖かくなるまではしっかりバットを振ってチームに貢献してもらいたいです。

記事:koyabu33(Koya)
撮影:森崎 明寿

新宿EVER 松田(2)のプロフィール

所属:新宿EVER / 投打:右投両打 / 役職:
膝に爆弾を抱えつつ、多摩地区から何とか練習・試合に参加するチーム立上げ時(2009年)からの古参メンバー。40歳を迎えたのは数年前。送球イップスに掛かったのは20数年前。歳を重ねて丸くなったせいか、自身の身の程を知ったせいかは不明だが、最近チームメンバーへの野次も控えめ。

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リーグ専属カメラマンの熱戦フォト(全260枚)

2019年の新宿EVER・南園(22)の成績詳細

投手成績

日付





















|
詳細
2019年09月28日CHUTORO(●7-2)1番手6回(0/3)101021112000詳細
2019年07月28日SHO-GUN(●11-4)1番手4回(1/3)262205000詳細
2019年07月06日二子玉スパークス(●6-7)1番手5回(2/3)5716112000詳細
2019年06月02日C.C.スパローズ(○4-5)2番手7回(0/3)143207000詳細
2019年04月20日パワーオブザゴリラーズ(●9-4)1番手2回(0/3)450106100詳細
2019年04月13日Bye-Bye MASUTANI(●3-10)-2番手2回(0/3)340303000詳細
2019年03月23日パワーオブザゴリラーズ(●8-14)-2番手2回(1/3)350114000詳細
2019年03月02日Rangers(●4-1)-3番手1回(0/3)000000000詳細
2019年02月11日鮪(○9-2)1番手7回(0/3)120207000詳細

打撃成績















2019年09月28日CHUTORO(●7-2)10番打者 - 三振 - 死球000000詳細
2019年07月28日SHO-GUN(●11-4)9番打者 - 投ゴ - 三振000000詳細
2019年07月06日二子玉スパークス(●6-7)7番打者 - 四球 - 三失 - 一ゴ(1) - 三ゴ100000詳細
2019年06月02日C.C.スパローズ(○4-5)DH8番打者 - 投ゴ - 捕飛 - 投ゴ000000詳細
2019年04月20日パワーオブザゴリラーズ(●9-4)10番打者 - ニ飛 - 三振000000詳細
2019年04月13日Bye-Bye MASUTANI(●3-10)7番打者 - 捕飛 - ニ飛 - 三ゴ000000詳細
2019年03月23日パワーオブザゴリラーズ(●8-14)DH8番打者 - 三ゴ - 三飛000000詳細
2019年03月16日PACKERS(○1-16)DH9番打者 - 四球 - 遊ゴ - 中安(1)121000詳細
2019年03月02日Rangers(●4-1)DH9番打者 - 三振000000詳細
2019年02月11日鮪(○9-2)15番打者 - 左安(1) - 遊直101000詳細

打撃成績・打撃結果の見方について

試合結果

対戦形式日付/球場先攻スコア/
開始時間
後攻先攻
先発投手
責任投手後攻
先発投手
詳細
LG2019年02月11日
西戸山公園

新宿EVER
9 対 2
13:00~

南園(22)
250 view
【勝】 南園(22)
250 view
【負】 雄三(42)
0 view
雄三(42)
0 view
詳細

注目されている選手

1

新宿EVER
89丸山

貴重な高校野球経験者。もちろん、どこを守らせても誰よりもうまく、何番を打っても誰よりも打つのは当たり前。期待値が高いそのプレッシャーをモノともせず、今日も白球を追う。
得点圏で回ってきた

354 view

2

新宿EVER
22南園

フォームの研究に余念がない、チーム創設以来の不動のエース。
七色の変化球を操り、キャッチャーのミットにちゃんと収まるストレート、バッターを仰け反らせるカーブ、その他諸々ここには書けない器

250 view

3

新宿EVER
2松田

膝に爆弾を抱えつつ、多摩地区から何とか練習・試合に参加するチーム立上げ時(2009年)からの古参メンバー。40歳を迎えたのは数年前。送球イップスに掛かったのは20数年前。歳を重ねて丸くなったせいか、自

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新宿EVER
51山崎将

2019年加入の新人。東京出身なのにソフトバンクファン。なのに打撃フォームは楽天ブラッシュ似。

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5

新宿EVER
9中静

抜群の運動神経で走攻守に活躍するアスリート。華麗なグラブ捌きでヒットを阻止し、ため息が出るほど美しいスライディングでホームを陥れる。
4●才とは思えない軽やかな身のこなしはチーム一同見習

192 view

6

新宿EVER
18渡辺

いぶし銀のピッチングでチームを勝利に導くセットアッパー。その体格から、EVERのランディ・ジョンソンと崇められる。ピッチャーとしてばかり注目が集まるが、意外性のあるバッティングにも注目したい。一見経験

184 view

7

新宿EVER
30松尾

今季メジャーから凱旋帰国。
年は重ねてもまだまだ一流。チームの精神的な柱でもある。
硬式用グローブとは思えない鮮やかなクラブ裁き、どのような球であっても打ち返すバットコント

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8

新宿EVER
5安田

新宿EVERの最強バッター。
本職はキャッチャーだが、チーム創設メンバーの松田が決して譲らない上、本人もあまりキャッチャーをやる気はない。そして、サイズに合う防具もチームにはない。

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9

新宿EVER
10設楽

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10

新宿EVER
13岩佐

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10ノブ

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■2016年11月入団
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