[2019シーズン NOBIRI C 総括]歴史に残る大混戦!勝ち点1の差でMuddyWatersが優勝を掴み取る!!

 | 2019年12月27日

勝ち点1の差で優勝を掴み取ったMuddyWaters

MuddyWatersが5シーズンぶりの優勝を最もシビレル形で獲得した。
ハイクラスのNOBORIリーグらしく高い位置でMuddyWaters、オーシャンズ、東京 PERFECTSが激闘を演じた。
最終的に3チームが8勝で並び、優勝を分けたのは僅かな勝ち点の差。
優勝MuddyWaters64、2位オーシャンズ63、3位東京 PERFECTS62と、勝ち点1の違いで上位の順位が決まった。
4位以下は勝敗だけ見ると開きを感じるが、実力に大差はない。
来シーズンの展開次第で順位は簡単にひっくり返るであろう、戦国NOBORIリーグの激戦はこれからも続く。

[第一位]MuddyWaters「5シーズンぶりの栄冠!怒涛の8連勝で優勝を引き寄せた!」

NOBIRIリーグ Cグループ1位
◎8勝2敗0分 勝率80.0%
◎WSベスト8
◎CS IKI ベスト32

スカイツリーグ古参のMuddyWatersは常に上位を走り続けてきたが、リーグ戦優勝は2014年大会より遠ざかっていた。
5年ぶりの優勝はメンバー一同感無量であろう、心から拍手を贈りたい。

2017年加入のみねたん(0)がシーズンごとに調子を上げ、遂に2019年大爆発。
本塁打5本、打率.394、打点17と全て過去最高の成績を残した。
5月後半からは中軸の3番を任され、7月のCools戦ではグランドスラムを放つなど見事に期待に応えた。

MuddyWatersは5割打者まっち~(24)を先頭に打率3割越えが7人も所属するチームで、その中に未経験者である草の星、シゲ(16)が入っている事は素晴らしい。
これで3年連続3割越え達成で、草のスーパースターに成長したと言える。

一方の投手陣、規定投球回数を超えたのはミタニー(20)、タヌー(18)の2投手だが、他に10イニング以上投げた投手が3人もいる。
たけP(23)3勝、がありー(19)2勝、制限投手のくぼんぬ(22)1勝と、まんべんなく勝ち星を挙げており層の厚さを披露した。
エース格の一人、ミタニー(20)は1勝のみであるが、6試合に登板し防御率2.72と安定感抜群の投球でチームの優勝に大きく貢献した。

来シーズンはまず連続優勝が目標になろうか。
ただハイクラスNOBORIリーグでは8勝という好成績でも安心は出来ない。
このCリーグでも3位までが8勝しており、連覇を狙うなら全勝するぐらいの気持ちと取り組みが必要となる。

[第二位]オーシャンズ「レジェンドエース喜多村治郎(14)8勝挙げるも勝ち点1に泣く!」

NOBIRIリーグ Cグループ2位
◎8勝1敗1分 勝率88.9%
◎CS IKI 二回戦敗退(ベスト32)
◎レジェンドカップ 二回戦敗退(ベスト16)

伝説の右腕、大エース喜多村治郎(14)が8勝しても優勝に後1歩、いや1イニングで届かなかった。
リーグ戦最終戦、6回終わって4対3で勝っており、7回表を抑えれば勝利で最終成績は9勝1分けとなり優勝のはずであった。
結果は無念の逆転負けでリーグ順位は2位となり1球、1イニングの重さを体験するシーズンになった。

但しリーグ2位でもチームとしては納得のいく一年間であっただろう。
喜多村治郎(14)は8勝を挙げ完投回数は6と昨シーズンを上回っている。勤続疲労で若干肘に不安が出て来たようではあるが、エース安泰であった。

チーム打率は.291と上昇し来シーズンは3割さえ狙える状況になっている。
そんな中でも、監督を兼ねる山口俊之(6)の個人成績上昇は見事であった。
打率は2割前半から.360に、打点は6から14に、盗塁、四死球の数も伸ばし一流選手の仲間入りだ。
エース喜多村治郎(14)の恋女房、清水政史(77)捕手のチーム首位打者獲得も嬉しいニュースである。
又、未経験者組である草の星、西山大輔(27)関戸暁(25)の2選手が規定打席に到達しており、チーム打率.291には更に重みと価値を感じさせる。

2020年に向けて大きな不安は無いが、敢えて探すなら投手の枚数であろうか。
2018年シーズンのように盤石の形を作るのは簡単ではないが、大エース喜多村治郎(14)の勤続疲労を考慮すると「投げられる」投手が2,3人は出てきて欲しいところだ。
スター投手である必要はない、マウンドで投げられる事に重要な意味がある。

[第三位]東京 PERFECTS「ツの頂を目指し、2020年もチームは強くなる!」

NOBIRIリーグ Cグループ3位
◎8勝2敗0分 勝率80.0%
◎CS IKI ベスト4
◎レジェンドカップ 決勝戦

「ツ」の頂って何だ?
東京PERFECTS はパーフェクトを目指している、それがチーム名の由来でそこにSを加え「パーフェクツ」と読む。
一人や二人のパーフェクト選手がいても勝ちきれない、全員でパーフェクトを目指そう!それが最後の複数形S「ツ」である。

その志の通り、今シーズンもパーフェクツを目指し躍動した。
リーグ成績は8勝2敗、草の星である東寛太郎(8)は通算5本目となる2本塁打を放ち、ハイレベル経験者から未経験者まで見事に融合している。
チーム打率は驚きの.375、4割打者の下地翔也(7)を筆頭に3割越え打者が9人ずらりと並ぶ。

投手陣は登板した3投手の全員が防御率1点台とトリプルエースと言える活躍を見せた。
しかも、下地翔也(7)村田峻平(10)六本木友樹(66)の3人が3人とも完投勝利まで挙げている。

投打ともに死角無しの強豪チームで、2020年シーズンも大きく崩れる事はないであろう。
それでも「ツの」頂のみを目指すなら、負けた2試合の分析と対策が必要になる。
どちらも1点差ゲームでの敗戦で惜しいとも言えるが、本質はそこではあるまい。
両試合とも一旦はリードしている、そのまま勝ち切れなかったところに課題があるのではなかろうか。
強豪チームなだけに敢えて提言させて頂いた。
「ツ」の頂を達成する為にWS(ワールドシリーズ)優勝目指して奮闘して欲しい。

[第四位]Brains「前半の貯金生かせず急降下!初の4位を味わう」

前半の貯金生かせなかったBrains

前半の貯金生かせなかったBrains

NOBIRIリーグ Cグループ4位
◎5勝5敗0分 勝率50.0%
◎CS IKI 初戦敗退
◎レジェンドカップ 二回戦敗退(ベスト16)

2015年のスカイツ加盟以来、初の4位となってしまった。
スカイツリーグ戦は優勝を目指すのは当然としても、まずは3位以内が目標となる。
翌シーズン出場するカップ戦やトーナメント戦に大きく関わるからだ。
Brainsの今シーズン成績は5勝5敗、5割キープは達成したが可もなく不可もなくという結果に思われるかもしれない。

実はそうではない。
6試合を消化したシーズン中盤時点で5勝1敗と優勝候補の位置に付けていた。
しかも、開幕戦ではこのNOBORI Cリーグで優勝したMuddyWatersに同組対決で快勝している。
つまり優勝できる可能性のあるチームが後半、急失速してしまい4位で終わったと言う事だ。

2017年シーズン、極度の不振に喘いだ河野(4)は完全復活で去年、今年と2年連続4割越えを達成。
未経験者で草の星である槻木(25)は5年連続規定打席到達、四球は羽田野(22)と並び7個を奪い、チャンスメイクにも大きく貢献した。

明るい材料も多かっただけに、後半の4連敗が悔やまれる。
戦力面に大きな問題は無いと感じるが、打者&投手のどちらも調子の波が激しいタイプが多いと言うのが課題かもしれない。
個人的には昨シーズンのチーム首位打者である大沼(30)が試合に出れていなかったのは残念である。ここ一番での大沼(30)の一撃はチームをなんども勝利に導いてきたはずだからだ。
ただやはり、年間10試合あるリーグ戦で常に調子を保つ事は難しいのは間違いなくあるだろう。
万全ではなくてもゲームを作り、最高の場面で大沼(30)に回れば今シーズン以上の結果が出るであろう。

[第五位]スレイヤーズ「NOBORIの壁は高かった!2勝8敗5位でフィニッシュ」

NOBIRIリーグ Cグループ5位
◎5勝8敗0分 勝率20.0%
◎CS IKI 二回戦敗退(ベスト32)
◎レジェンドカップ 三回戦敗退(ベスト8)

シーズン開幕戦を大差で勝利し順調にスタートした2019年シーズンであったが、後が続かなかった。
2戦目以降、同組対決を含め5連敗、7戦目で2勝目を挙げ意地を見せたがその後3連敗と、最後まで調子を上げられなかった。

リードオフマンの川崎(1)が復調し.333と3割台に戻したが、首位打者の小川(44)を含め3割越えが二人と言うのは寂しい状況だ。
残念ながらチーム打率は2割を切ってしまった。
エースのベテラン山田(34)は勝ち星こそリーグ戦1勝、カップ戦2勝と成績を落としているが、被安打、与四球、失点など各項目では昨シーズンと大差ない数字を残している。
ただ投手陣全体を見渡すと制限投手の小川(44)まで含め6人が登板、チーム防御率は7.12と厳しい結果が残ってしまった。

チーム打率や防御率など総合的な数字だけ見ると悲観してしまいそうだが、カップ戦トーナメント戦では3勝しておりこちらの成績は悪くない。
又、絶望的な状況でもリーグ最終戦まで勝ちを求め続けた姿勢には大きな価値を感じる、必ず来シーズンに繋がるはず。
課題を挙げるなら打撃陣全体の底上げと復調が必要だ。
2018年シーズンはチーム打率.339、3割越えが8人と強力打線であった。
既に実績はあるわけで、ちょっとしたキッカケさえ掴めれば豪打復活は十分に可能であろう。

[第六位]Pe Angels「残念!5試合消化でリーグ戦線に加われずにシーズン終了」

リーグ戦線に加われずにシーズンが終了してしまったPe Angels

リーグ戦線に加われずにシーズンが終了してしまったPe Angels

NOBIRIリーグ Cグループ5位
◎2勝3敗0分 勝率40.0%
◎WS グループ戦敗退
◎CS IKI 三回戦敗退(ベスト16)

リーグ戦成績は2勝3敗と5試合の消化で終わってしまった。
5月から8月にかけてトーナメントとWS(ワールドシリーズ)で5試合行っており、日程調整含めて厳しかった部分もあったであろう。
しかし残念ながら5試合では、仮に全勝していてもどうにもならないのがNOBORIリーグの厳しさだ。

エースYOSHIMASA(29)はリーグ戦トーナメント戦合わせ10試合に登板し防御率2.47と抜群の成績を残した。
打撃陣では3割打者であるSOU(60)が今シーズン絶不調で1割を切ってしまったが、ASHIKAWA(16)のように好調で数字を伸ばした選手もいた。

10試合消化出来れば更に違った成績を出した選手達もいたであろう。
3月で2試合を消化出来ていただけに残念であった。
日程調整は自チームの責任ばかりではないが、試合をすれば結果は出るチームだからこそ、来シーズンはまずはリーグ戦全試合消化を目指して欲しい。

[第七位]ギャルソンジャイアンツ「人材育成が急務か?!ベテランと若手の融合に期待」

NOBIRIリーグ Cグループ7位
◎1勝4敗0分 勝率20.0%
◎WS グループ戦敗退
◎CS IKI 四回戦敗退(ベスト8)

6位のPe Angelsと似たパターンで、5月から8月にかけてトーナメント戦とWS(ワールドシリーズ)で計6試合を行い、雨天中止も4回あった。
リーグ戦は5試合のみ消化で1勝4敗と振るわずに終わってしまった。

4年連続で5割越えを達成、更に自己最高の本塁打2本を放ったスーパースター斎藤(18)、GGの安打製造機こと森口(1)は4割越えと明るいニュースもある。
又、チームのマウンドを守り続けるベテラン宇津木(25)も健在である。

来シーズン、まずはリーグ戦を全試合消化するのが目標で課題である事に間違いない。
但し、ベテラン陣頼みでチーム運営をし、試合を行っていくのは年々厳しくなっていくのがどんなチームであれ避けられない現実である。
ギャルソンジャイアンツには20人以上の選手が登録しており、若手の姿も見受けられる。
ベテランの経験と若手のパワーを結集して2020年シーズンに向かえば、今シーズンとは全く違う結果が出るのではなかろうか。

記事:草野球の鬼

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