【IKI B 総括】 ギャルソンジャイアンツをグループ首位に押し上げた「ジャイアントキリング」

 | 2016年12月13日

攻守にわたりチームの快進撃を支えたギャルソンジャイアンツの怪物ルーキー・斎藤(18)

2016年シーズンのIKIグループBは、ギャルソンジャイアンツが首位でシーズンを終了した。ス・リーグで上位に進出するカギとなるジャイアントキリングの重要性と共にシーズンを振り返る。

運命を分けた最終戦

早々にシーズンが終了した首位BBジャンキーズを追うギャルソンジャイアンツ、最終戦の相手は強豪ボードベースボールクラブ。グループ制覇のためには勝利しかない状況だったが、相手は格上と言われるチーム。簡単な試合ではなかった。

しかし、結果を見れば4-1での逆転勝利。宇津木、斎藤の投手リレーは1点こそ許したものの、強打を誇る相手を前に、ノーヒットで7回を守り抜き、珠玉の逆転劇を導く原動力となった。

ギャルソンジャイアンツ 斎藤(18)
2016年:打率 .516 / 長打率 0.774 / 出塁率 0.545
2015年:-

リーグ二年目のチームが見せた「ジャイアントキリング」。
これこそがリーグ上位進出、そしてチームの成長のカギと言えそうだ。

運も実力のうちか否か

グループBを見れば、いわゆる強豪と目されているチームに対しての負けが目立つ。リーグの試合決定方式上、経験あるチーム、上位にあるチームほど、強豪チームとの対戦が回避できなくなるが、それをいかに乗り切るかが浮上のポイントとなりそうだ。

星勘定で言えば、同レベル以下のチームとの試合が多くなれば勝率は上がるが、それで強者の風格は身につかない。「運も実力のうち」とは言うものの、実力なき栄冠もまた空しいのはスポーツマンたちの正直な気持ちだろう。

BBジャンキーズとBrainsの試合が中止となったのは正直に言って惜しかった。BBジャンキーズの次のステップのために、格好の材料となったはずだからだ。堅守を武器に安定した成績を見せたが、シーズン中は依然貧打が目立つ。強豪マディーウォーターズ戦では同点に追いつきながらも、もう一本が出ずに競り負けている。

グループの他チームは、中堅から下位チームとの対戦がほとんどで、それが成績に出ているように感じる。もう一歩前に進むためにも、是非上位に積極的に挑んでほしい。

そういう点では、チームフミハナはいい経験ができたシーズンだっただろう。

ジャイアントたちと戦うための武器を

自身最高の出塁率(0.615)を記録したチーム・バビグリンの韋駄天・成田(2)

自身最高の出塁率(0.615)を記録したチーム・バビグリンの韋駄天・成田(2)

パピグリン、Z団、StingRaysといった古参チームにおいて、新戦力のプラスもあったが、全体的にややチーム力の衰えが見られたような気がした今シーズン。また、公式戦の試合数に届かなかった下位のチームも、チーム力の維持が課題となりそうだ。

チーム・バビグリン 成田(2)
2016年:打率 .375 / 長打率 0.417 / 出塁率 0.615
2015年:打率 .364 / 長打率 0.364 / 出塁率 0.576

チームも歳をとる。

「現状維持は後退」の認識でチームを運営する必要があるかもしれない。

現状維持は後退

ス・リーグはリーグ戦である以上、CSレベルの強豪や格上との戦いは避けて通れない。そしてそれはシーズンの結果を左右する。勝敗も得失点も、この試合をどう越えるかによって大きく影響を受ける。

だからこそ、ジャイアントキリングのための準備が必要だ。

巨人退治のための武器をもって、訪れる大一番に臨んでほしい。
練習で身につくものもあれば、補強で得られるものもあるだろうし、知略も必要だ。

「まさか」を成した時、勝利の美酒は英雄たちに格別のものとなる。

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リーグ全体ではこの選手がよく見られています。

1

C.C.Nationals
66大森

ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体

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2

Brains
30大沼

■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区

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3

ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー

年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か

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4

Aspens
29ゆめか

Aspensを支える美人マネージャー(笑)。
趣味は休日にカフェを巡ることと読書(多分)。

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Aspens
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調子に乗るとすぐに怪我する足爆弾持ち。三冠王を取ったら引退するという目標を立てている。

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2022年エース剥奪。仕方ないのでバットとグラウンド取得と出欠管理で貢献する。

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色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は投手三冠に輝き、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。すっかりクズ男キャラになってしまう。

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PALYBALLS
10ノブ

★チーム創設メンバー
■2016年11月入団
■可能性の獣
*オタク×野球の象徴!
■推しメン:
・篠塚つぐみ/プレイボールズ

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10

アオイハル
11松島 大進

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「スカイツリーグ月間ベストナイン賞」受賞選手