ドンマイ・ロックス・米田(69) | 2016年11月19日
CS優勝二連覇を果たしたドンマイ・ロックス
草野球チャンピオンシリーズ IKI決勝、K.B.F.Cイーグルスvsドンマイ・ロックスは手に汗握る好ゲームとなった。決勝戦の内容について振り返る。
最後の打者を打ち取り、ガッツポーズをするドンマイ・ロックスの米田投手
決勝の戦評の前に、両チームの決勝までの軌跡を振り返ってみよう。
K.B.F.Cイーグルスは、
1回戦 5-4 不動前ECE
2回戦 2-1 raVens
3回戦 5-0 Brains (※規約違反)
準決勝 4-3 BBJ
という形で勝ち上がってきた。3回戦の特例を除けば、全て接戦を勝ち抜いてきた。
対するドンマイ・ロックスも、
1回戦 シード枠
2回戦 4-3 LFD
3回戦 1-0 プレアデス (※敗者復活)
準決勝 2-0 ヤングメン
と競った試合を勝利に結び付けてきた。
リーグ戦は両軍共に所属グループ1位だったが、シーズン全勝で圧倒的な力を見せたドンマイ・ロックスに対し、K.B.F.Cイーグルスはシーズン中に3敗。
イーグルスの北沢監督も「ドンマイ・ロックスは絶対王者」と公言し、挑戦者と王者の対決との評価も試合前には多く見られる中の対戦となった。
逆転負けにも涙は見せなかったK.B.F.Cイーグルスの北沢監督
試合開始と共に、CSでも好調を維持するイーグルス打線がロックスの先発米田に襲い掛かる。大和田がヒットで出塁すると、エラーと犠打で塁を進め、CS打率が5割を越える4番大久保へ。ここは四球を与えてしまうが、続く打者二人を何とか抑える。
一回裏、ロックスはピンチを凌いだ米田にヒットが出るも、前後が凡退。
続くニ回はイーグルスはランナーを出すが後続が続かず、ロックスも三者凡退。好バッターを揃えた両チームからは想像しがたい、慎重な出足となった。
投打に大活躍だったドンマイ・ロックスの米田投手
勝負が動いたのは三回の攻防だった。
先行のイーグルス1番大和田が二打席連続となるヒットで出塁すると、エラーの間に進塁してホームを強襲。貴重な一点をもぎ取る。
イーグルス圷の前に沈黙していたロックスだったが、相手のエラーで出塁した8番櫛引が果敢な走塁を見せる。四球で出塁した9番裕太と共に、ノーヒットながらも盗塁で二塁・三塁を陥れ、二番石山の逆転の内野安打を引き出すことに成功する。
山岡オーナーの「焦らず、慌てず、隙間の一発の勝負に掛けた」という言葉通り、隙をついた攻撃で、泥臭く逆転に成功する。
追いすがるイーグルスだったが、四回・五回とチャンスを作るも、米田とロックス守備陣を打ち崩せない。ロックスも四回裏にチャンスを作るも決定打が出ず、勢いはイーグルスのままで試合は進んだ。
そして迎えた最終回、七回表に4番大久保が意地のヒットで出塁するも、反撃もここまで。
虎の子の一点を守りきったロックスが優勝の栄冠を手にしたのだった。
ここ一番での采配が冴えたドンマイ・ロックスの吉田監督
一言で言うなら「決勝戦にふさわしい、手に汗握る好ゲーム」であった。
下馬評通りの結果といえばそれまでだが、試合内容はイーグルスがずっと良かった。それでも勝ったのはロックスなのだ。勝負というのは本当に不思議である。
強チームには、スコアにない強さがあるものだ。
勝負を決めた三回裏の仕掛けの裏には、「韋駄天トリオ」と呼ぶメンバー(野上、櫛引、裕太)への「信頼」があり、それがロックスの勝負強さの源泉だ。
「ロックスの野球は、どこのどんな場面でも、今日集まれたこのメンバーで、今を一緒に闘っているのだと、ということを忘れないことです」
山岡オーナーの試合後コメントには、選手たちへの信頼と相手へのリスペクトがあふれている。勝者にとっても、敗者にとっても、戦い甲斐のあるチームだろう。
ロックスにはスペシャルな選手がいるのではない。スペシャルなチームがあるだけだ。
優勝の栄冠が、最高の草野球チームの頭上に輝いたのは決して偶然ではない。
CS二連覇を喜ぶドンマイ・ロックスの選手たち
CS決勝戦のMVPはドンマイ・ロックスの米田投手に決定しました。
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日付 | 対 戦 | 勝 敗 | 登 板 | イ ニ ン グ | 自 責 点 | 失 点 | 奪 三 振 | 与 四 球 | 与 死 球 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 暴 投 | ボ | ク | 詳細 | |
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2016年11月20日 | 対 不動前ECE(○2-7) | 勝 | 1番手 | 7回(0/3) | 2 | 2 | 11 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年11月13日 | 対 ヤングメン(○0-6) | 勝 | 1番手 | 7回(0/3) | 0 | 0 | 6 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年11月05日 | 対 K.B.F.Cイーグルス(○1-2) | 勝 | 1番手 | 7回(0/3) | 1 | 1 | 5 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年10月16日 | 対 ヤングメン(○0-2) | 勝 | 1番手 | 7回(0/3) | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年08月06日 | 対 ツインリバーズ(○1-12) | 勝 | 1番手 | 5回(0/3) | 1 | 1 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年07月23日 | 対 Tokyo Good Fielders(○1-5) | 勝 | 1番手 | 3回(0/3) | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年07月16日 | 対 プレアデス(○0-1) | 勝 | 1番手 | 6回(0/3) | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年06月04日 | 対 LFD(○3-4) | 勝 | 1番手 | 6回(0/3) | 2 | 3 | 4 | 3 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年04月09日 | 対 チームポアンカレ(○11-2) | 勝 | 1番手 | 6回(0/3) | 2 | 2 | 9 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年03月26日 | 対 雑魚軍(○0-9) | 勝 | 1番手 | 7回(0/3) | 0 | 0 | 9 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年03月06日 | 対 シーレックス(○4-8) | S | 2番手 | 2回(0/3) | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年02月28日 | 対 東京オモスタイルズ(○1-7) | 勝 | 1番手 | 6回(0/3) | 1 | 1 | 9 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年01月23日 | 対 不動前ECE(●3-1) | 負 | 1番手 | 7回(0/3) | 1 | 3 | 6 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
日 付 | 対 戦 | 守 備 | 打 順 | 打 撃 成 績 | 打 点 | 得 点 | 盗 塁 | 盗 失 | 失 策 | 美 技 | 詳 細 |
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年11月20日 | 対 不動前ECE(○2-7) | 投 | 3番打者 | - アゴ - 四球 - 安2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年11月13日 | 対 ヤングメン(○0-6) | 投 | 3番打者 | - アゴ - 敵失 - ア飛 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年11月05日 | 対 K.B.F.Cイーグルス(○1-2) | 投 | 3番打者 | - 安打 - ア飛 - 安打 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年10月16日 | 対 ヤングメン(○0-2) | 投 | 3番打者 | - 安2 - 敵失 - ア飛 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年08月06日 | 対 ツインリバーズ(○1-12) | 投 | 3番打者 | - 安3 - 安3 - 死球 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年07月23日 | 対 Tokyo Good Fielders(○1-5) | 投 | 3番打者 | - 安打 - アゴ - 四球 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年07月16日 | 対 プレアデス(○0-1) | 投 | 3番打者 | - ア飛 - アゴ - 安2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年06月04日 | 対 LFD(○3-4) | 投 | 3番打者 | - アゴ - 安打 - 四球 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年04月09日 | 対 チームポアンカレ(○11-2) | 投 | 3番打者 | - 四球 - 四球 - 安2 - アゴ | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年03月26日 | 対 雑魚軍(○0-9) | 投 | 3番打者 | - ア飛 - アゴ - アゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年03月06日 | 対 シーレックス(○4-8) | 右 | 3番打者 | - 四球 - アゴ | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年02月28日 | 対 東京オモスタイルズ(○1-7) | 投 | 3番打者 | - ア飛 - 安打 - 安打 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 詳細 | |
2016年01月23日 | 対 不動前ECE(●3-1) | 投 | 3番打者 | - ア飛 - ア飛 - アゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 詳細 |
対戦形式 | 日付/球場 | 先攻 | スコア/ 開始時間 | 後攻 | 先攻 先発投手 | 責任投手 | 後攻 先発投手 | 詳細 |
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LG | 2018年03月03日 東松山市営 | ドンマイ・ロックス | 4 対 2 15:00~ | K.B.F.Cイーグルス | 飯田(22) 0 view | 【勝】 飯田(22) 0 view 【負】 大野 修也(11) 412 view 【S】 野上(18) 0 view | 大野 修也(11) 412 view | 詳細 |
CS | 2016年11月05日 国府台 | K.B.F.Cイーグルス | 1 対 2 15:00~ | ドンマイ・ロックス | 圷(26) 231 view | 【勝】 米田(69) 0 view 【負】 圷(26) 231 view | 米田(69) 0 view | 詳細 |
1位
K.B.F.Cイーグルス
16和泉 恭平
華麗な投球フォームから繰り出される多彩な変化球と切れの良いストレートを武器にイーグルス投手陣のリーダー的存在に。今シーズンも先発に中継ぎに抑えに大車輪の活躍でチーム躍進を誓う。
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2位
K.B.F.Cイーグルス
19達野 真丞
投打に年齢を感じさせないアグレッシブなプレーが持ち味。2022シーズンは右肩痛や怪我の影響もあり6イ二ングスのみの登板にとどまったが、2023シーズンは貴重な制限外投手として投手陣の兄貴分存在としても
692 view
3位
K.B.F.Cイーグルス
00佐藤 晶寛
好打の左打者。主力級の活躍で2022シーズンのリーグ優勝とサテライトカップ優勝に大きく貢献。打撃陣の得点力アップに貢献しチーム躍進の一役を担っていたが昨秋より土日勤務の部署に異動。さらに海外勤務となり
684 view
4位
K.B.F.Cイーグルス
38堂嶋
2022シーズンはチーム2位の参加率。攻守にチームの顔となりつつある。投手としては中継ぎ・抑えエースリリーバー中心に、野手としてもクリーンアップの一角または上位打線を担うチームの中心選手として今シーズ
659 view
6位
K.B.F.Cイーグルス
22伊藤 将臣
捕手として、投手として、クリーンアップを担う主軸打者として三刀流のフル回転。2022シーズンは大車輪の活躍。グループリーグ優勝とサテライトカップ優勝に大きく貢献した。今シーズンも更なる躍動でチームを引
635 view
7位
K.B.F.Cイーグルス
10大久保 亮
2018年シーズン途中~2020年シーズンは監督兼任に。現在も山田監督不在時は代行を務めるなど選手以外の雑務も重責で本来の輝きが失われつつあったが、2022〜23年シーズンは早朝ソフト特訓の成果もあり
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8位
K.B.F.Cイーグルス
99松村 直樹
長打力が魅力のパワーヒッター。今や参加率No.1ですっかりイーグルスの顔に。守備面でも秀逸な左翼守備に加え捕手や制限外投手など人材不足に悩むポジションを積極的に埋めるべくチームに貢献。今季もフルスイン
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9位
K.B.F.Cイーグルス
51横田
弱冠19歳の時にイーグルスのクリーンアップの一角を射止めたK.B.F.Cイーグルスの村上宗隆。その後やや伸び悩みを見せるも2021年度SCでは三冠王に輝く!ブレイクのきっかけを掴んだ!さらなる伸びしろ
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1位
C.C.Nationals
66大森
ツボにはまれば長打を打てる捕手で第2代C.C.Nationals新人王受賞(近藤と同時受賞)
2018の大半をカナダへ留学(もとい、MLB観戦旅行)していた。
一時期から体
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2位
Brains
30大沼
■スカイツカントクJAPANメンバー(#BRAINS 0)
■三鷹市軟式野球連盟「ブルーパーズ」(2003~2005)、杉並区軟式野球連盟「オールマックス」(2005~2007)、豊島区
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3位
ギャルソンジャイアンツ
4ズッシー
年に1度、芯で打った時の飛距離はチームNo.1のスラッガー。オレンジ色の木製バットにこだわりを持ち、毎年買い替えて愛用しているが、チームメイトからはビヨンドを使えばすぐに4番を打てるのに…と陰口を叩か
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8位
大田ブルーウェーブ
1森本遥斗
色気のあるプレーで多くの女性を魅了する走攻守三拍子揃った天才イケメンエース!昨年は投手三冠に輝き、打撃では不動の3番として君臨し華麗な遊撃守備を披露。すっかりクズ男キャラになってしまう。
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