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WS準決勝は、ドンマイ・ロックスvsBBジャンキーズ。予選を圧勝劇で通過したドンマイ・ロックスに、BBジャンキーズが挑む形となりそうだ。注目の準決勝の試合展開を占ってみよう。

戦績からは文句なしにドンマイ・ロックス有利

【ドンマイ・ロックスのWS予選】
1試合目　ドンマイ・ロックス ６－０ ヤングメン
2試合目　ドンマイ・ロックス ７－２ 不動前ECE
3試合目　ドンマイ・ロックス １４－１ 雑魚軍

【BBジャンキーズのWS予選】
1試合目　BBジャンキーズ ０－５ raVens（不戦敗）
2試合目　BBジャンキーズ ６－１ プレアデス
3試合目　BBジャンキーズ ６－９ ボードベースボールクラブ

今年のドンマイ・ロックスは文句なしに強い。

強豪ひしめくＷＳ予選ですら、3戦全勝、27得点3失点。目が点になる数字である。

対するBBジャンキーズは自慢の投手陣がWSでは崩れ、1試合平均5失点という荒れ模様だ。ギリギリ準決勝進出を決めたものの、強打のチームとは言えないだけに不安が残る。

予選の数字やシーズンの戦績から言えば、文句なしにドンマイ・ロックス有利と言えよう。

しかし、一発勝負のトーナメント戦だからこそ、波乱もまだあると言わせてほしい。

「神ってる」田中ヨシタローに期待

自慢の投手陣を軸に豪快な野球をするBBジャンキーズ

今年の流行語にもなった「神ってる」だが、そんなオーラを出している男がBBジャンキーズにはいる。それが今年加入の田中ヨシタローである。

シーズンの好調を買われて、WSでは1番打者として、8打数5安打5打点2盗塁という驚きのパフォーマンスを見せている。

広島カープが強打者ぞろいという人はおそらくいないだろう。
しかし、「神ってる」男がムードを作れば、波乱が起こる可能性があるのではないか。

打力に難があるBBジャンキーズだが、そんな一人がムードを作る。

BBジャンキーズの打のキーマンは、間違いなくこの男だ。

必見の「スモールベースボール」vs「ミスターKコンビ」

規律と戦術を軸に緻密な野球をするドンマイ・ロックス

破壊力抜群のドンマイ・ロックス打線だが、その最強の武器は機動力だ。

かつての横浜マシンガン打線を思わせる短中距離砲の集中砲火に、足を交えたその攻撃は相手の集中力を根こそぎ奪っていく。

そんな打線を封じ込めることができるとしたら、それはスカイツ内でもBBジャンキーズだけなのかもしれない。

その根拠は「三振が奪えるピッチャーが複数いるから」である。
主戦投手である左の大磯タケアキ、そして右の尾本コースケは、共に奪三振でリズムを作れるリーグを代表する「ミスターKコンビ」だ。

どんなに足が速くとも、出塁させなければ使えない。

最強のスモールベースボールを相手に、それを可能にできるのはこの二人しかいない。

逆に、ドンマイ・ロックスから言えば、出塁することで勝機は広がる。
奪三振が多い投手は、球数も四球も多いものだ。

あらゆる手段を用いて、いかに塁に出ることができるか。
それが打線爆発のカギになるだろう。

冒頭で書いた通り、WSのBBジャンキーズの失点は多くなっているため、投手陣の奮起がゲームの行方を左右することになりそうだ。

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