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2016シーズン、リーグ最多安打とゴールデン・アマチュアのダブル受賞を達成したCools・マッスル小澤

どうした昨年のタイトルホルダー？今シーズン目立つ不調の原因は？

打線は水ものという言葉が野球界ではよく言われるが、昨年のス・リーグ打者部門のタイトルホルダーの今シーズン成績を振り返ると、改めてその言葉の意味を考えたくなる成績になっている。

つまり、昨年の成績と同様の成績をおさめられている選手がいないのである。なぜこうなってしまったのか？まさか昨年の成績に満足して練習を怠ったというわけでもないのだろうが・・・

▼2016年 年間MVP受賞選手一覧
2016年 年間MVP受賞選手

[ 最多安打 ]※15安打
Cools　マッスル小澤の個人成績
BBジャンキーズ　丹澤シュンスケの個人成績
東京アクアホークス　黒木裕太の個人成績

[ 最多盗塁 ]※25盗塁
LFD　堀越の個人成績

[ 最優秀選手 (MVP) ]
K.B.F.Cイーグルス　大久保 亮の個人成績

[ ゴールデン・アマチュア ]※草野球経験のみの選手
Cools　マッスル小澤の個人成績

最多安打賞受賞者はいずれも昨年を大きく下回る安打数になっっている

２０１６年は１５安打を打って最多安打賞のタイトルを獲得した選手が３人いた。Coolsのマッスル小澤選手、BBジャンキーズの丹澤シュンスケ選手、東京アクアホークスの黒木選手の３人だ。

この３人は今シーズン、リーグ戦では１１／２８終了時点でそれぞれ５，７，８本の安打にとどまっており、昨年から安打数が半減以下になっている。Coolsのマッスル小澤選手は昨年度のゴールデン・アマチュア賞も受賞した選手だが、今シーズンは打撃不振に苦しむ１年になった。打率も大きく下がり、昨年．５１７だった打率は今シーズンは．１８５という信じられない成績になってしまっている。

ただし、彼の成績は振るわないながらチームはMIYABIのＤグループで首位をキープしていることで、彼も救われた気持ちになっているだろう。来期は彼の打撃復活をチームとしても大いに期待するところである。

Cools　マッスル小澤の打者成績

BBジャンキーズ　丹澤シュンスケの打者成績

東京アクアホークス　黒木裕太の打者成績

また、昨年最多盗塁のタイトルを獲得したLFDの堀越選手も、今シーズンの盗塁数が昨年から２５→１３と半減している。「足にはスランプはない」と言われるがなぜここまで減ってしまったのだろうか？

LFD　堀越の打者成績

ただし、彼は今シーズン、打撃は開眼したようで、安打数が昨年の７→１４に倍増、打率も昨年の３割６分台から２割以上アップさせていることから、足でかき回すタイプから打率を稼ぐタイプに自ら変貌させようとしているのかもしれない。

昨季の最優秀選手も今シーズンの成績はいまいちだ

昨年の最優秀選手の選ばれたK.B.F.Cイーグルスの大久保選手も今シーズンは成績を落としている。昨年は彼の躍進もあってチームは草野球チャンピオンシリーズで準優勝したが、今シーズンは打点も昨年の半分となり、リーグ戦で２位に甘んじている。

K.B.F.Cイーグルス　大久保 亮の打者成績

世の中には数多くの打撃理論があるが、どれも正解はない。自分に適したバッティングフォームにたどり着き、日々努力を重ねていくことでイチロー選手のような神の領域に達することが出来るといえるだろう。

今シーズン軒並み前期から成績を落とした昨年のタイトルホルダーの選手には、このオフにもう１度自分の打撃について研究し、来期の復活を目指して欲しいものである。

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